こんにちは、 李哲です。
アメリカの漢方医、鄭智城先生1の記事、女人阴道干涩缺乏润滑用什么中药?_郑智城(2012-10-26発表)を翻訳しました。
現代女性に多い性欲低下・膣が乾く症状に対して、温経湯は素晴らしい効果があるので、ぜひ漢方薬を試してください。
現代女性に多い性欲低下・疲労感・膣が乾く症状
現在、たくさんの女性は老若を問わず、共通の問題点があります。それは性欲が下がり、普段は極度の疲労感がある。特に言いづらいのは、デリケート ゾーン(膣)が乾いて辛い。
もしかして、現代社会の競争が激しすぎでしょうか。一人ひとりを搾取して体がボロボロです。現代の女性は仕事をして、家庭の面倒も見ないといけない。だから、体は弱い時が多いです。体が弱まると、いろんなトラブルが起きます。
膣が乾くのを治した「温経湯」の症例
少し前に、30代の女性が閉経トラブルで来ました。私はある処方箋に鹿茸を入れたら、乾燥した膣が潤ってきて、彼女はとても喜んでました。これをきっかけで、私は鹿茸を注意しはじめました。
もう一人、40代女性が性欲低下で治療に来た時、同じ処方箋にして鹿茸を入れたら、この女性も膣が潤ってきたとの報告。あとで気づきましたが、その処方箋は鹿茸がなくても効果があります。
一人の30代女性が不妊症治療に来た時、前の処方だけにして鹿茸は入れてない。彼女はまだ若いから、必要がないと判断したのです。あとで確認できたけど、同じ効果がありました。
これで分かりますが、鹿茸は鬼に金棒という役割ですね。あったら更に良いけど、なくても大丈夫。若い患者さんには入れなくても大丈夫です。
自慰で体を痛めた男性にも温経湯を処方
一人の20代の男性患者、長期的な自慰(マスターベーション)で内臓を痛め、お腹がポッコリ出て、両手のひらは発熱する症状がありました。
彼にもこの処方箋を使いました。
彼が言うのは、「この漢方薬は人を少し興奮させますね。」
以上、みんなに使った処方箋は、温経湯です。
温経湯は子宮に作用する以外、ほかの作用もある
温経湯は現代医学の言葉で言うと、子宮機能を回復する作用がある。実際に、子宮回復は一つの作用に過ぎない、ほかにもたくさんの作用があります。
中医学は治療するとき、1つの症状が良くなるのではなくて、全部一緒に良くなります。
西洋医学は自分の領域しか知らない。
化学物質の単一な作用しか知らない。
だから、西洋医学は漢方薬の成分が分かりません。
一つの生薬の成分すら分かってない。
分からないから、中医学に『非科学的』のレッテル貼りますね。本当は「現在のテクノロジーでは分からない」と言うべき。
これこそ誠実な態度です。
(おわり)
鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。
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