50代女性の腰痛・膝痛・ひどいむくみ&1~2週間に1回の頑固な便秘が改善した鍼治療例(1/4)

1〜2週間に1度しか出ない便秘、くるぶしが消えるほどのむくみ、階段で激痛が走る膝痛…。

重症の50代女性が、鍼灸でどのように回復していったのか。全6話の第1話として、初回〜12回目までの変化を記録します。

目次

腰痛、膝痛、ひどいむくみと便秘の女性

こんにちは、李哲です。
今日は私の鍼灸治療例、全部の施術記録が長いので7回に分けて書きました。

患者さんは一人の女性、50代。 彼女は昔足つぼ.整体に来たことがある人です。その時は、足つぼ.整体が余りにも痛くて我慢できなくて、通うのを止めたのです。

彼女が言うのは、「鍼なら我慢できそうだから来た」

彼女の主な自覚症状は、

  • 坐骨神経痛
  • 膝痛
  • 頑固な便秘症
  • むくみ
  • 肩こりと首こり
  • 食欲が強すぎる

 

坐骨神経痛は腰からお尻、大腿部の外側に沿って痛い。
膝痛は左側。階段の昇降ときに、特に痛い。

50代女性が右膝の痛みを両手で抑えている様子
階段の昇降時に特に痛む左膝痛と、腰からお尻にかけての坐骨神経痛を抱えた患者さんの症状イメージ

便秘症はひどくて、1~2週間に1回の便通。(私が今まで診た一番ひどい便秘です)

慢性的な肩こりと腰痛。
足のむくみはひどくて、くるぶしが見えない。彼女のむくみは、本当にすごいです。これは腎臓など内臓の機能がとても弱っていること。膝痛も腎虚証から来るし、むくみも腎虚証から来る。 

施術した時、彼女が乳製品をまだ食べていると聞いたので、「極力止めてください!」と話しました。

牛乳で作られたもの、すべての乳製品。飲めば飲むほど腎機能が弱くなり、老廃物が下半身にたまって足が太くなり、下半身がむくみます

関連記事:生理前のひどいお腹のむくみ、鍼を刺した瞬間から減り始めた面白い症例

1~3回目:ほとんど変化無し

以下は鍼治療の記録です。

2016年4月23日。
1回目。

刺したツボは割と多い。
陰陵泉、地機、三陰交、巨闕、関元、中脘、水道、腎兪、志室、委中、陰谷、下委中(圧痛点を探して刺す)、後渓、申脈、太谿、風池穴、腎関(董氏奇穴。腎機能の強化のため)。

膝裏のツボ 委中(いちゅう)と陰谷(いんこく)に赤丸を付けた図
施術でよく使う膝裏のツボ「委中」と「陰谷」。腎虚による膝痛やむくみ、腰痛の改善に効果的なポイントです。

2016年4月28日。
2回目。

あまり変化なし。
彼女が言うのは、「コーヒーは止めたけど、乳製品はまだ食べている」

2016年4月30日。
3回目。
特に変化なし。

4回目:初めて便意が出て来た

2016年5月6日。
4回目。

彼女が言うのは、主に左の膝痛なのに今日は右膝痛。なので、両膝とも施術しました。いつものツボを少しアレンジ。

施術後に彼女が言うのは、「以前は便意もなかったけど、今は便意がある。ただし、自宅じゃないと落ち着かないので出しにくい。便を出す時、お腹に力が入らないせいか、便が硬いせいか、出してもすっきり感がない」

関連記事:便秘ぎみ.肌の調子が良くなった同時に、目が良く見えるようになって、体力が増えて家事をテキパキこなせた鍼治療例

5回目:坐骨神経痛が消え、膝痛も大幅改善

2016年5月12日。
5回目。

彼女が言うのは、お尻の痛み(坐骨神経痛)は消えた。両膝の痛みもたまにしか出ない。

便通は2週間に3回ある。前は1週間に1回の便通だったので、彼女は前より良いと言ってました。

関連記事:生理痛・便秘が20分で激変!鍼灸の即効性体験談とツボ解説

6~8回目:首こり、肩こりが著しく改善

2016年5月19日。
6回目。

彼女が言うのは、階段の昇降時の膝痛はまだある。お尻の痛み(坐骨神経痛)はない。それより腰痛が気になる。肩こりと首こりは、あまり気にならなくなった。

便通は今週2回あった。
最近はたまに2日連続で便が出る時がある。

ステンレス容器に入れた綿花に刺した8本の鍼と鍼箱
今回使用した鍼の様子。腰痛・膝痛・便秘・むくみに対して、腎兪、関元、三陰交、委中などのツボを中心に施術を行いました。

2017年5月21日。
7回目。 

首肩を触ってみたら柔らかい。彼女も辛くないと言うので、後渓.申脈などは削除。

彼女が言うのは、「右膝が少しきになります。」

2017年5月24日。
8回目。

前回とあまり変わらない。
ツボの処方も変化なし。

関連記事:80歳膝痛が鍼5回でほぼ消失!薬・サプリやめて劇的改善した体験談

9~11回目:膝痛はほぼ消失、腰痛と便秘が残る

2016年5月26日。
9回目。

彼女が言うのは、「膝痛はないです。今日は左側の腰痛が気になる。便通は前ほど良くないです」

2016年6月8日。
10回目。

彼女が言うのは、膝が少し重い。腰痛がある。便通は1週間に1回。

2016年6月16日。
11回目。

彼女が言うのは、膝はもう大丈夫。
他に気になるのは、腰痛と便秘症。腰痛は左側がメイン。
便通は1周間に1回。

今日は鍼が終わったあと、ベットから起き上がる時、「いつもより腰が軽い。効いた!」と言ってました。そしてお茶を飲む時、「以前よりむくみが減っています!」と喜んでました。

12回目:腰痛消失、膝痛もほぼ完治(便秘はまだ課題)

2016年6月23日。
12回目。

彼女の報告:
腰痛は消失。
膝痛は右膝の外側下のみ痛い。階段の昇降の時に痛いです。
便通はまだ悪い。出にくい。出てもコロコロ便。

関連記事:コロコロうんち・ウサギ便の便秘に麻子仁丸が効く!小腸詰まりの仕組みと漢方治療

まとめ

彼女は最初の10回は、ほぼ毎週2回来ました。たまには1週間に1回。最初は効果が出なかったけど、徐々に積み重ねることで、便通.痛みなど改善されました。

表面の経絡のつまりが原因での痛みは、治りが早いです。例えば腰痛.坐骨神経痛など。3回続けてみれば、効果が現れる。

しかし、深い内臓が原因での場合は、治りが比較的に遅い。人によってはかなり違うので、最低5回は続けてみて方が良いです。

1年後に再発した原因

1年後に彼女はまた来たけど、話を聞いたら去年終わってから、調子が良かったそうです。ただし、半年後にまた徐々に痛くなり始め。坐骨神経痛はないけど、腰痛と膝痛.ひどいむくみ.ひどい便秘がまた来ました。

なぜ再発したのか?
食事と運動不足が原因です。

連日のラーメンとか。
ラーメンは「最強」ですね… …人が太るだけではなくて、むくみも作り出す。

味噌ラーメンと半ライス
連日のラーメン(特に味噌ラーメン)はむくみや下半身の冷え、便秘を悪化させる大きな要因となります。治療後の再発原因にもなりました。

去年の鍼治療で1年は持ったけど、今年は体重の増加で、また腰痛と膝痛が再発

2017年6月17日。
1年後の施術になります。

今日の主訴は、

  • 両膝が痛い。特に膝のお皿から外側が痛くて、腰痛(左が特に痛い)もある。
  • 手足のしびれ。手はたまに第一指から第三指までしびれる。もしくは第四指と小指がしびれる。5本指が全部しびれる時はないそうです。
  • 足がすごくむくむ。
  • 耳鳴りがひどい。
  • 大便は3日に1回。
  • 尿は透明色。

尿の色が透明なのは、下焦の冷えを示します。詳しい説明はこちら→健康な尿の色は薄い黄色!尿 透明は下焦の冷え?

彼女が言うのは、「去年最後の鍼が終わってから、腰と膝の調子は良かったです。でも、今年に入ってから徐々に悪くなり、体重も増えてきて、痛みがかなりあるでしょう。

今日刺したツボは後渓、束骨、内関、中脘、巨闕、関元、天枢、大巨、中極、鶴頂、内膝眼、外膝眼、陽陵泉から陰陵泉につなげる、太衝、復溜。

鶴頂、内膝眼、外膝眼、陽陵泉から陰陵泉につなげるやり方は、以前自分の膝痛を治すときにも使ったセットです。当時の治療記事は以下をご覧ください。

↓次回へ続く↓

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