こんにちは、李哲です。
尿が正常であるかどうかは、セルフチェックができます。たとえば尿の色、健康な人であれば、尿の色は必ず薄い黄色です。
病院ばかり妄信し、常識を忘れている人が多いので、本記事を書きました。みんな自分の体調が分かるように、一つの常識として普及されると幸いです。
尿の色が透明から薄い黄色になった女性
2020年6月、一人の女性患者から偶然に聞いた報告。
「鍼治療を続けることで、透明だった尿の色が薄い黄色になりました。」
治療のツボは、主に腎兪、関元、中極、三陰交。場合に1つもしくは2つを選んで刺しています。
彼女の話を聞いたら、笑っちゃう内容もありました。
「出産時も尿の色が透明(白)で、それが普通だと思いました。しかし、こちらに来て言われたのは異常!鍼を受けることで、徐々に薄い黄色になったのです。」
以前、私のおばさんも「鍼治療を受けたあと、尿の色が透明から薄い黄色になって、3日後にはまた透明に戻る」と言ってました。当時の治療記事は、以下をご覧ください。
尿の色が透明なのは異常、下焦の冷えが原因である
尿の色が透明なのが正常だと認識。
これは患者のせいではないです。
尿検査をする病院側が異常だと説明しないから、たくさんの患者さんは間違った常識を持つようになっています。
以下の記事に書いた女性も、「生理痛があるのは当たり前」だと認識したそうですが、世の中には間違った常識が溢れています。
尿の色がすごい黄色だったら、病院は炎症反応だと診断するかも知れません。しかし、透明の場合は特に言わない。なぜなら、西洋医学には「寒熱」の概念がないからです。
中医学の理論で言うと、尿の色が透明の場合、下焦(子宮・膀胱・前立腺・卵巣など)の冷えを示します。冷えると臓器の活動能力が低くて、老廃物の処理が遅れるので、老廃物(毒素)がたまる。
そして、将来的に大きな老廃物:癌が出来上がる可能性が高まるので、尿の色が透明の時に、さっさと治さないといけません。
これがいわゆる「未病を治す」意味です。
健康な尿の色が「薄い黄色」である原因
なぜ尿の色は薄い黄色が正常だと言うのか?
中医学の生理学で説明します。
膀胱は宙に浮いている袋で、主に腎臓から代謝されて水分を貯める。腎臓の陽気は下からガス火みたいに、上の袋(膀胱)を加熱します。そうすると、有害物質は沈殿物となり尿から出て、有用な水は蒸発されて再吸収されます。(体がいかにエコなのか、お分かりでしょうか。)
- 腎臓の陽気が充分で、加熱するパワーが足りる時、尿は加熱されて少し黄色くなります。これは正常な尿の色。
- 加熱するパワーが足りない時、透明な水のまま。中医学では「下焦の冷え」と称します。
- 炎症反応で加熱が強すぎた場合、尿の色は濃い黄色になる。中医学では「下焦の熱」だと称します。
中医学はこのように、患者さんから尿の色を聞くだけで体内の判断ができます。患者さんもこれを基準にして、自分の体内がどうなっているのか判断できる。
病院に行くのはムダ。
西洋医学には、臓器が冷えたとか熱すぎの理論がないからです。もっとひどいのは、検査自体が病気を作り出すこと。
たとえば、前立腺に問題が出ると、尿の色が透明になり頻尿になります。しかし、前立腺のPSA検査で運が悪い人はED・尿失禁にもなるのです。これは鄭先生の翻訳文で説明しました。
あなたの自覚症状は、病院の検査機械よりも正確無比
人々は体調不良になると、病院に行って検査したがるけど完全無用。体がすでに教えてくれているのに、なぜ自分の体を信じないで、外部の機械に頼るでしょう?
あなたの体は絶対に嘘を言いません。
体に問題が起きたときは、必ず辛い症状としてお知らせします。こんな正確無比の情報を無視して、頭脳がない機械に頼るなんて、危険ではないでしょうか?
世の中の健康に対する常識が変わると、ムダな検査が減り、検査で後遺障害になる人も減ります。もっとも大事なのは、本当にあなたを助ける先生が見つかること。皆さんの幸運を祈ります。
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