こんにちは。李哲です。
重症の肩首が痛い、冷え症、便秘、生理痛、過多月経(生理の量が多すぎる)などを緩和した治療例です。
首肩が痛い、冷え性.生理痛…様々な不調を抱えている患者さん
女性、30代。足ツボ.整体に長く通った人です。2年前に始めてきた時、彼女の主な症状は以下の通り。
- 長年の肩、首が痛い
- 疲れが抜けない
- 生理痛
- 冷え症
- 便秘
- 生理の出血量が多くて、ナプキンで対応できないくらい
バファリンを何ヶ月飲んだけど、生理痛は治らない。生理痛で部屋の片付けもできない、視野がぼっとして、日常生活に支障が出ています。
冷え症は生まれてからずっとある。その寒さは、体内から出ている感じ。どのくらいひどいのか、彼女の話では「どこにいても寒い。真夏でも寒かったです。」
胃の中、お尻、お腹、みんな冷たい。
冷え症がひどいので、坐骨神経痛で腰、お尻が痛くなる。
コーヒーで便秘が治るなら、なぜコーヒーを止めたあと便秘になるのか?
彼女の便秘はコーヒーを飲むと出るので、ずっとコーヒーで「治した」そうです。
私は彼女に説明しました。「コーヒーは胃腸にとって毒です。だから、胃腸は頑張って出そうとして、便通が良くなったように見えます。」
コーヒーでは便秘が治りません。
治ったらなんでコーヒーを止めると、また便秘になりますか?
鍼灸、漢方薬、マッサージなどの場合、施術を受けなくても便通が良いです。これを「治癒」だと定義します。
首肩のつらさが減り、生理痛・冷え性・便秘が治ってきた
肩こりと首こりは長年続いて、彼女はもう麻痺している感じでした。足ツボ.整体の時のことを覚えていますが、あまりにも硬くて肩を押しても痛い感覚すらない。痩せているのに、めちゃくちゃ硬い。
彼女は本治療院で、3本指に入る硬さの人です。
40回の足ツボ.整体で、生理痛.冷え症、坐骨神経痛は治りました。胃も冷たくないし、手足の冷えもそんなに感じなくなった。そして、やっと肩を強くおした時、痛みが分かるようになり、徐々に首肩のつらさが減りました。
足つぼ整体40回の間に、肩こりと首こりは良くなったり悪くなったり。でも、明らかに前よりは良くなっています。その後は鍼灸院になったので、鍼を受けたのです。1週間に1回の鍼を、合計14回受けました。
彼女が言うのは、「足ツボ.整体も効き目はあるけど、やはり鍼を受けてからの変化が速い気がする。」
首肩の痛みは大分楽になり、生理痛・腰痛・坐骨神経痛・頭痛などは治った
- 今は肩と首がだいぶ楽
- 仕事で疲れていても、ちゃんとストレッチすればすぐ戻るようになった
- 以前は辛くて、どんなに動きをしても改善しなかったのが、今は軽く運動するだけで自力で戻せる
- 生理痛、腰痛、坐骨神経痛は消えた
- 肩こりと首こりで頭痛がするのも消え
- 体が暖かいせいか、仕事するのも気持ちいい
「人生が変わりました!体調が良い人生が、こんなに素晴らしいんだ!」と彼女は笑って喜んでました。
腕、手のひらに浮き出た青い血管が消えた
肩こり首こり.冷え症以外に、彼女はもう一つ改善点がありました。腕の内側と両手のひら。特に親指のひらに浮いていた青い血管が、だいぶ消えている。
これは循環器が強化されて、静脈の流れが良くなったことです。
一般的には、静脈瘤は下半身に多いです。
血液は重いから下半身に集まるわけ。
彼女の足の静脈瘤は著しくないです。逆に腕内側と手のひらの方が目立つ。
彼女みたいに血管が膨張している女性、現在もう一人います。ただ、治療に来る回数が少なすぎて、効果はいまいちよく分からない。
中医学でよく言うのは、結核の患者さんの血管が浮いて見えます。(今は肺の結核がなくなったというけど、似てる症状を持っている人はいます)
痩せているのに、青い血管が著しく見える。このような患者さんは、とても体力がないです。いくら食べても太らない。モデルになりたい人は喜ぶかも知れないけど、これは病的な痩せ型。
体力が全然ない。手足に青い血管がたくさん見える時は、近くの鍼灸院.漢方薬局などに治療に行ってみて下さい。治療のタイミングを逃すと、後々になった時、戻すのがとても大変です。
体調不良で病院に行ったのに、正常だと言われる
治療例に書いた彼女はいろんな不調があるのに、会社の健診では特に問題なかったそうです。
検査結果では特に病気ない。
「あちこち痛い.辛いのはおそらく自立神経失調症でしょう…」と西洋医学はよく言います。
問題がなかったら、なんで患者さんはつらいでしょうか?
患者さんのキチガイでしょうか?
ニハイシャ先生1の助言を覚えて下さい。
「すべての機械での検査は、信用できない。
唯一信用できるのは、あなた自分の体の感覚!」
まとめ
彼女は今冷え症が良くなったし、運動も続けているので、残りの問題は自分で解決できると思います。
まだ100%完全回復ではないけど、いちおう卒業することにしました。自力で解決できる時は、頻繁に来なくてもいいから。
2年間、根気強く通った彼女に感服です。長い間のお付き合い、お疲れ様でした。今度もし何か体調不良になったら、長い施術にならないことを祈ります。
西洋医学は死ぬまで来て欲しがるけど、私はすぐ治ってこないでほしい。
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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