乳がんの寝汗・不眠症と胸の灼熱感は治り、体力が回復し気持ちまで晴れてきた。西洋薬とサプリで、骨粗しょう症と膀胱炎になった更年期女性。

西洋医学で「原因不明・治療法なし」の全身性強皮症。
余命2年と宣告された患者を、倪海厦先生は1年前に透析から救ったばかりでした。父の死をきっかけに急激に悪化したその患者を、今度こそ絶対に助けたい――

2010年8月23日、倪海厦先生が命がけで挑んだ奇跡の診療記録を完全翻訳でお届けします。同日、更年期障害と乳がん術後の重い副作用に苦しむ2人も劇的に回復していきました。

目次

余命2年宣告の全身性強皮症(硬皮症)患者を救おうと徹夜で処方を考える倪海厦先生

先週土日、私はずっと硬皮症患者さんの治療法を考えていました。

彼女の家庭環境を私はよく知っています。彼女は一人娘。親はお姫様みたいに、彼女を育てて来ました。彼女ももちろん、親をとても愛しています。

1年前、私は彼女の人工透析の生活を終止させました。

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半年後、彼女のお父さんがなくなり。もともと彼女の体内に蓄積された寒気と湿気は、あまりの悲しさで硬皮症を引き起こしたのです。現在、彼女の体調は急速に悪化しています。すぐ治してあげないと、せいぜい2年の余命でしょう。

私が思うのは、彼女のお母さんは現在80歳でまだ元気にいます。この前は旦那さんをなくし、今度また愛する娘をなくす。娘さんを治してなかったら、お母さんも危なくなります。

全身性強皮症(SSc)は西洋医学にとって、原因不明。もちろん、治す薬もありません。

西洋医学では難病とされる病気をメモする医師の手元
「西洋医学では原因不明・治療法なし」――それが倪海厦先生にとっての挑戦だった

今、私は彼女の最後の希望です。しかし、来週私は仕事でフロリダ州から離れないといけない。処方せん出せるのは2回のみ。本当にプレッシャー強いです。彼女の病気を解決しないと、私は心が不安でしかたない。

病気の原因、私は彼女に話していません。話したって何の役にも立たないし、余計に彼女のお父さんへの思いが強くなり、逆に病状を悪化させる。なので、病気の原因に対して、「中医学もよく分かりません」と答えました。

前回の治療内容は、以下をご覧ください。

西洋薬とカルシウムサプリで骨粗鬆症+膀胱炎になった更年期女性を即改善

一人の華僑、中年女性。

主訴は

  • 骨粗しょう症。
  • 小便の時、やけどしたように熱い。
  • ぼうこう炎。
  • 不眠症がひどい。
  • 半年くらい生理が来てない。先週、久しぶりに生理が来たら、大量出血で倦怠感が強い。彼女は更年期で、生理不順になっています。

このような病気、私はぱっと見ただけで分かります。
すべて西洋薬の”傑作”!

彼女は不眠症で睡眠導入薬を飲んでました。

睡眠導入薬の副作用は、夢遊病とうつ病。もし、うつ病で抗うつ剤を飲んだら、将来的に自殺願望が増える。

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アメリカの西洋医学の先生は、よくプレマリン(pramarian) を更年期女性に処方します。女性患者に長期的に飲んでもらうために、プレマリンを長年飲めば「骨粗しょう症の予防になる」と言います。この詐欺は今でも続けている。

彼女は骨粗しょう症になってから、サプリメントと牛乳でカルシウムを補給しました。

牛乳と大量の乳製品
牛乳とカルシウムサプリで補えば骨が強くなる? 実は逆効果だった…

カルシウムのサプリメントは、骨の補給になるところか、逆に腎臓.膀胱.尿道に結石を作り、ぼうこう炎になるのです。

西洋医学はこれも知らないで、続けて彼女に抗生物質を飲ませている。だから、彼女はずっと治ってないままです。

このような治療例、私はたくさん見てきました。聞いただけで分かります。私はもう一つ処方を出して、不眠症を治す同時に結石も治せる。

彼女の両手の裏は赤色が強い。これは肝臓に毒素が溜まっているのを証明するので、同時に解毒作用がある生薬も入れました。

ほかの症状は、お尻の外側が痛い。
お尻の痛みは、その場で針してすぐ治しました。

こんな簡単なもの、西洋医学の治療でどんどん難しくなる。
西洋医学は本当におかしい医学です。
なのに、今でも大勢の信者がいる。

西洋医学を盲信する大勢の人々、白衣の信者たちが跪く様子
これが現代医学の現実。
原因も分からないまま薬を出し続け、それでも大勢の人が拝んでいる。

乳がん術後・タモキシフェン副作用で苦しんだ患者が漢方3回目で8割回復!寝汗・灼熱感・不眠が消え笑顔に

8月9日、ペンシルベニア州から来た乳がん患者さん。アメリカ人。前回の治療内容は以下をご覧ください。

今日で3回目の診察です。
2週間の煎じ薬を飲んで今の状況は、

  • 体力がかなり回復
  • 夜中に寝れるようになった
  • 右乳房の灼熱感は全部消え
  • 気持ちまで晴れ
  • ひどい寝汗をかくのも消えた

彼女の初期症状と今を比べると、8割は回復していると判断できます。

初診時を振り返ると、彼女は先に乳房摘出術をして、近くのリンパ節も切除。その後は12クールの放射線療法。その後はタモキシフェン(Tamoxfen) の投薬治療。

彼女は強烈な副作用で薬が飲めなくて、友人の紹介でこちらに来たのです。現在、彼女は自分が良くなったのを知って、とても喜んでいます。

タモキシフェン関連の治療例は、以下の記事でも書いているのでどうぞご参考に。

私は彼女に、もうペンシルベニア州に戻って良いと話したけど、彼女が言うのは「戻らない。ここに残って私が診療所を離れる日まで、地元に戻りません。」

アイ…患者さんが医師に対する依存は理解できます。しかし、10日後私は一時的に離さないといけない。これもしかたない事です。

次の4回目の治療内容は、以下をご覧ください。

今は年に2ヶ月の診察しかしてないけど、なるべく一人ひとりの患者さんの治療で最善を尽くします。同時に研修に来ている生徒さんも勉強ができるようにしています。

生徒さんたちは頑張って下さい。
乳がんを死亡リストから削除するのは、功徳無量です。

上で話した患者さん、回復のスピードが速いので、処方箋は変えない。続けて同じ処方でいいです。患者さんが飲んで効き目があるのに、勝手に先生の有効な処方箋を変えるのは、患者さんの命を大事にしない医師です。

今度、皆さんは各段階の乳がんに対する治療が分かったでしょう。

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皆さんは自分の診療所に帰ったあと、もっとたくさんの乳がん患者さんのためになって下さい。私が苦労して訓練したのを裏切らないで。

すべての中国人女性患者は、よく聞いて下さい。

あなたが本治療院に来る前、乳房の生検した。もしくは手術・抗がん剤をした場合、私は治療しません。私の弟子たちに診てもらって下さい。私個人は絶対にこのような中国人は診ません。ただし、アメリカ人は診ます。

(本文以上)

※アメリカの著名な中医師、倪海厦(ニハイシャ)先生1の症例、2010年08月23日診療日誌を李哲が完全翻訳しました。

あわせて読みたい|倪海厦先生と弟子たちの実症例
  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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