「西洋の新薬より、ただの片栗粉(プラセボ)の方が効果が高い」
これはブラックジョークではなく、実際の研究で繰り返し示されている事実です。しかし、中国人は2000年以上前から知っていました。
「心誠則霊(しんせいそくれい)」――信じる者は救われる。
これは迷信ではなく、思考というエネルギーが物質(体)を変える、極めて科学的な現象なのです。

ブラックジョーク:西洋薬のプラセボ効果
西洋医学には著名なプラセボ(偽薬)効果現象があります。
患者さんは片栗粉で作られた『薬』を飲んでも、病状は良くなる。その治療効果の高さは、精神薬の効果よりも高いです。
これはブラックユーモアですよね?
製薬会社がすごい力を入れて研究した薬は、ただの片栗粉の「薬」よりも効き目が悪い。

「心誠則霊」は科学だった
中国人は昔々からこの道理を知っていました。中国語では「心誠則霊」と言います。(日本語では、「信じる者は救われる」と言うでしょう)
「心誠則霊」は迷信ではないか?
私も昔は迷信だと思いました。あとで仏教の理論を知ってから、これは徹底的な科学であることに気づいたのです。
アインシュタインの最大の貢献は、エネルギーは物質である。エネルギーと物質は、お互いに変化できると言う理論です。

人間の思考は、一つのエネルギーです。
しかも、大量のエネルギーを消耗する。だから、中医学の理論には『思傷脾』という名言があります。その意味は、考え過ぎると脾胃が弱くなる。
現実でよく見れば分かりますが、脳力仕事が多い人はわりと痩せている人が多い。
すごく一つのものを信じるのは、エネルギーの高密度の集まりです。高密度のエネルギーは物質の変化を引き起こす。つまり、体の化学的な反応を引き起こす。この化学的な反応は、薬に比べても弱くないです。
関連記事:急に左耳が聞こえなくなった難聴の女性、1週間の漢方薬で半分治ってきた。「信じる者は救われる」言葉は正しい。
引き寄せの法則
中国人にはもう一つ言葉があります。
「心想事成」(日本語でいうと、引き寄せの法則)
貴方がほしいものを思い続ければ、それが得られる。
毎日良いことばかり考えると、良いことが起きます。
悪いことばかり考えると、悪いことが起きます。
例えば、世の中は危険で詐欺師ばかりだと思うと、貴方はあちこちでこのような人に出会う。これを引き寄せだと言います。
逆に、この世の中は明るくてみんな仏様みたいにいい人だと思えば、貴方はあちこちでこんな人に出会えます。
関連記事:病院の癌治療で寝たきり、早死した患者VS何も治療してないけど12年生きた患者。心は仏様に任せ、病気は中医学の先生に任せるべき。
半信半疑が治療を邪魔する理由
ある人たちは、すぐ反対の手を上げるかも知れません。
「嘘でしょう。こんなに良いことありますか?」
「私も皆さんが仏様みたいだと思いますが、なんで違うでしょうか?」
そんな貴方に質問です。
「貴方は本当に確実に自分が出会う人は、皆仏様だと思っていますか?半信半疑の気持ちではないですか?」
事実上、明るい心で世の中を見る人は、あくまでも少人数です。
※アメリカの中医師:鄭智城先生*1の記事、为什么会有“心诚则灵”的现象_郑智城 (2014-02-20発表)を李哲が完全翻訳しました。
漢方・鍼灸臨床で見えた「信じる力」の現実
以下からは李哲の説明です。
偽薬(プラセボ)効果の使いみちは、もともと新薬開発のために使うもの。すでにある治療法をチェックするものではありません。偽薬(プラセボ)効果に関して、過去記事にでも触れているのでご覧ください。

鍼灸は漢方薬よりも歴史が長くいです。
それなのに、いまだに鍼灸のプラセボ効果の論文がありますね。
私は鍼を刺す前に、このツボでどんな症状が良くなると言いません。患者さんがうつ伏せで受けるときは、どんな針をどのツボに刺したかも分かってない。
しかし、腰痛の患者さんであれば、同じツボを刺してみんな効果があります。短い期間で治る人も少なくない。
見せかけるのはなくて、暗示もかけません。
ただ刺して寝かせるだけですが、ツボの効果はたくさんの患者さんから検証できます。
(鍼灸)理論に従って、重複して検証できる。
これが科学的でなかったら、なんですか?
「鍼はプラセボ効果で病気を治す」と言われたら、私はもう笑うしかありません。
鄭先生が話した、「信じる者は救われる」。
これは鍼の臨床効果にも影響が出ます。
2千年前の『黄帝内経』には、ハッキリ書いてました。
拘于鬼神者,不可与言至德;恶于针石者,不可与言至巧;病不許治
者,病必不治, 治之无功矣。『黄帝内経・素问・五藏別論』より引用
赤文字のところを簡単に翻訳すると、「自分が治らないと思いこむ人は、必ず治らない」
私が尊敬している倪海厦(ニハイシャ)先生1は、長年の臨床経験から治せない人の特徴をまとめました。言葉は過激ですが、思い当たる節があるのではないでしょうか?

半信半疑が強い人は、鍼の効果が出るのが遅い。これは針が効かないのではなくて、患者さん自分自身が治療の邪魔をするからです。
先入観があって疑うときは、マイナス的な感情が強いので、ツボを刺しても効果がないと感じる。ただし、数回か10回くらい刺すと、患者さんは自らの変化に気づくはず。
残念なことは、1~2回だけで「鍼は効かない!」とすぐ判定して、鍼治療を止めちゃう人もいます。もったいないとしか言えない。このような方は、素晴らしい漢方薬を飲んでも同じ効果でしょう。
自分の先入観を捨てるのは、なかなか難しいことです。
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倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

コメント
コメント一覧 (3件)
id:namya
なにゃ さん
ブコメありがとうございます。
すべての治療には、プラセボ効果というか、患者さんの心理的効果が影響します。
面白いと言われて、書いたかいがありました。ありがとうございます。
id:MT6538
M(エム)さん
ブコメありがとうございます。
想いの力は、場合によっては薬よりも強力です。強い思いがあると、治るのは早いですね。
id:sunaowamuteki
sunaowamutekiさん
ブコメありがとうございます。
すごいですね。一言でまとめましたね!