病気が治らない患者は13種類いる

この記事は約4分で読めます。

こんにちは、李哲です。
倪海厦(ニハイシャ)先生1の記事、我的十三不治之人を翻訳しました。

病気が治るかどうかは、もちろん先生の腕にもよりますが、先生の腕が良くても治せない時が良くあります。ニハイシャ先生はアメリカで数十年の臨床経験を得て、本記事を書いています。非常に辛口ですが、臨床医師のアドバイスでもになるので、1回読んでみてください。

13種類の治せない患者

以下の13種類の人は、私の治せない患者さんであります。

1.中医学を信じない人。
漢方薬を飲んで翌日に治ってほしい人は、中医学を信じない人である。

2.医師を信じない人。

3.わがままの人。
西洋薬を飲みながら、漢方薬も飲みたがる。

4.中途半端な生薬の知識があって、すぐ先生の処方箋にクレーム付ける人。

5.漢方薬を決まった時間に飲まない、ダラダラと忘れたゴロに漢方薬を飲み始める人。

6.処方をもらったあと、薬局に行ったら薬剤師に「この処方箋は強すぎるからダメ。この生薬を追加したほうが良い!」と言われ、すぐ迷ってまた戻ってきて「先生の処方箋は大丈夫ですか?」と聞く人。このようなバカは、自分が何をしているか分からない。

薬剤師は処方する漢方医でない。薬剤師が漢方医の邪魔をしているのに、あなたは薬剤師を信じる。愚かなものとしか言えない。

7.先生のアドバイスを聞かないで、漢方薬さえ飲めば良くなると思う人。例えば肝硬変症は、お酒飲み過ぎが原因でした。漢方薬を飲んだあと、貴方は相変わらずお酒を飲んでいる。これで治ると思いますか?

8.同じ質問を繰り返す人。
これは、もう先生を信じてないことを示す。

私は診察の時に、患者さんに詳しく説明します。しかし、再診察に来た時、患者さんがまた同じ質問、「この漢方薬はなんの為ですか?」

私が怒らないワケがない。
信じないなら来なくて良いじゃないですか?

9.重病になって、誰が〇〇が良いと言えばすぐ実行する。結局、あれこれたくさんの薬を飲んでしまう。このような慌てて、誰の話でも信じる人は治療を断ります。

10.普段からたくさんの必要がない薬.サプリメントを飲んで、病気になった時は飲んでいるのを全部持ってきて、「何を飲んでいいか?何を止めるべきか?」を聞く人。このような人は、持病以外に自分で新しい病気を作り出すので、治療を断ります。

11.毎回、西洋医学の検査で何々病だと言われて時、すぐテンパッて私の診療所にFAXして”緊急”と注釈し、私の注意を促す人は治療を断ります。あなたは西洋医学を信じているから、こんなに慌ててるでしょう。

12.中医学の治療を受ける前、生検.放射線療法.抗がん剤療法を受けた人は、もう治療しない。

あなたは漢方薬を飲んで悪化したら、漢方薬のせいにする。あなたを帰らぬ道に乗せたのは、病院の治療なのに、西洋医学のせいだと思わない。あなたは公平性がありますか?

13.私のホームページを見たことがないけど、私の治療を受けたいという人は要注意です。

貴方が私のホームページを見たことがあるかないかは、私を騙すことができません。ホームページを見たことがない人は、私を探さないで下さい。こちらに来ても、ほかの先生に回します。

以上の13種類の人。
私は診察を断ります。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/l/li-hari/20180321/20180321142354.jpg

以上の人たちは私が治しても「偶然だろう!」と思う。しかし、悪化したらすべて漢方薬のせいにする。なんで自分が病気になって、他の人は病気になってないか?を考えないで、すべて漢方医のせいにする。

しかし、彼らは西洋医学の治療だと態度が180度変わります。西洋医学の先生のいいなりで、犬猫みたいになる。飼い主が何をあげたら何を食べます。西洋医学の手に死んでも、西洋医学のせいにしない。死体を運ぶ時は、西洋医学にお礼まで言う。

貴方がもしこの13種類に人だと自覚したら、私の診療所に来ないで下さい。

私は治療した患者さんに、クレーム付けられるのは少ないです。しかし、治療を断ることで、たくさんの人を怒らせました。

これはしょうがない事です。
貴方は中医学を信じないし、私のホームページも見ないから。

李哲の感想

昔の名医、扁鵲(へんじゃく) も似ているものを残しています。『史记 ·扁鵲列传』には扁鵲の『6不治』がある。日本語で詳しく説明した記事があるので、リンクさせていただきます。扁鵲 「六不治」

治らないと言うのは、中医学の先生が治せないのではなくて、治したくても治らない。その原因は、患者さんの側にある。

歴代の中医学の先生は、以上の6箇条をみんな大事にしています。だから、中医学には『医治有縁人』の言葉があるのです。

縁があれば治せる。
縁がなかったら、いくら腕が良い先生でも治せない。

迷信だと言われるかも知れませんが、確かに存在するものなので、否定はできないですね。

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました