先生は合縁奇縁がある患者しか治せない

助けたいのに、助けられない──。

街で困っている人を見るたびに胸が痛む。
でも、善意はときに相手を傷つけ、誤解を生むことを知りました。

目次

街で見かける「助けたい人たち」への葛藤

街を歩けば、杖をつく人、車いすの人、叫びながら走り回る子…。以前なら「中医学で良くなるのに!」と善意で声をかけていた私。でも、ニハイシャ先生1の言葉で大きく変わりました。

「お医者さんは合縁奇縁がある人しか治せない」

善意が誤解を生み、逆効果になることもある。本当の慈悲とは何か?中医学を20年以上学び続けた鍼灸師が、胸に刺さる経験と教訓をお伝えします。

暗い森の中で提灯の灯りを頼りにしゃがみ込み、何かを探す絹のスカーフを被った女性の神秘的な姿
暗闇の中で光を頼りに道を探す女性──縁ある人だけがたどり着ける“導き”を象徴する一枚。

以前の私は“善意で声をかける医者”だった

こんにちは、李哲です。
職業病なのか、毎日出勤途中でいろんな患者さんを見かけます。

  • 片足を骨折したのか、白い包帯を巻いて杖で歩いてるサラリーマン。
  • 脳梗塞後遺症の半身不随で、杖で歩いてる40代の女性。
  • 知的障害児。コントロールが効かなくて叫んだり走り回ったりしている。
  • 看護する人に手伝いされ、車いすに座っている脳性麻痺の人。

… …

以前だったらかわいそうで、善意でわざわざ教えに行ったかも知れません。「中医学治療で良くなるので、試して見たらどうですか?」

📗関連記事:自閉症・脳性麻痺・転移がんが改善した実例

善意は誤解されると逆効果になる

ニハイシャ先生の講義を勉強してから、このような善意は止めました。善意は誤解されると逆効果を起こすから。

「こいつ、なにか不純な目的があるのではないか?」
だいたいの方は、警戒するに間違いない。

本当の慈悲とは何か?

中医学でよく言うのは、
「医者父母心」
「慈悲為懐」

同情心と慈悲は、医療従事者の欠かせない人格だと思います。 ただし、本当の慈悲は何なのか?

無料で生活用品を配れば慈悲?
あるいは貧しい人にお金を寄付すれば慈悲だと言えるのか?

本当の慈悲とは…中医学を勉強する目的、改めて考えました。

鍼灸医になってからも、本当の慈悲の意味を考えたことがあります。

医学.風水など中医学の知識を勉強して、新しい世界を発見した時は楽しいです。でも、辛くなる時も増えてきました。

知識を知らなかったら何も考えないのに、残念ながら知っているのです。他の人を見て、「あ~~~こうすれば良いのに…」と思うけど、それはあくまでも自分の思いでその人の思いではない。

患者は本当に助けを求めているのか?

ニハイシャ先生から教わったのは、「あなたの慈悲から生まれた行動が、良い結果にならなかった場合、本当の慈悲ではない。」

余計なお世話は、怠け者を生み出すかも知れない。
過剰な同情心は、悪質な犯罪者を生み出すかも知れません。

慈悲で治療したのに、逆に恨みを買う。おそらくニハイシャ先生は、辛い経験をたくさんしてきたと思います。ニハイシャ先生の弟子の一人が言った言葉があります。
「あなたは一所懸命、患者さんを助けようとしている。しかし、患者さんはあなたの助けを求めているのか?

医治有縁人──治せるのは“縁”がある人だけ

アメリカの漢方医、李宗恩博士2の治療例を見ればわかります。漢方医が一所懸命治療しても、患者が治療効果を破壊しているのです。

中医学には有名な言葉があります。
「医治有縁人」

その意味は、

お医者さんは合縁奇縁がある人しか治せない。

以下の翻訳文には漢方薬の効果があるのにもかかわらず、漢方薬を信じなくて治療を止めた患者がいます。惜しいとしか言えません。

アレルギー性紫斑病の漢方治療例(疑い深くてやめた親)

縁がない人には治療は届かない

合縁奇縁があれば自然に治療に来るし、縁がない人にはわざわざ声をかけても治療がうまくいきません。いくら説得しても、必ずいろんな理由で断ります。

だから、私も善意なアドバイスは止めました。一人ひとりの運命は「神さま」が決めているので、運命に任せようと思いました。

身近な親族の鍼治療のとき、聞く耳を持たないとは知っていたけど、説得をし続け最後は結果なしで終了。同時の虚しい気持ちは以下の記事でも述べました。

先生との縁は別物:親族たちの鍼治療(13/13)

偉そうにいろいろ書きましたが、医療現場では確かに存在する事です。いくら腕が良くても、治療に来ないかぎり何もできない。信じてくれないと治療効果も出ません。

ブログを書く目的──縁ある人に届くために

私がブログを書き続ける目的は、合縁奇縁がある方の目に止まり、ほかの治療法があることを教えるためです。

自分一人の力では大したパワーにはならないけど、一人でも考え方が変わるキッカケになると、ブログを書いたが甲斐があります。

合縁奇縁で救われた患者さんたちの実例

夢で先生を知っていた患者──乳がんのしこりが2週間で消失

夢の中で先生を見たという不思議な縁から始まり、乳がんのしこりが短期間で消えた症例です。

「夢で先生を見た」患者の乳がんが2週間で消失した症例

患者の回復を邪魔する“見えない存在”

治療が進まない理由が、医学では説明できない“見えない者”だったという実例。縁の深さを感じる話です。

治療を妨げる“見えない者”がいた患者の不思議な体験

縁に導かれた猫ひっかき傷──お灸3日で完治した例(写真あり)

腫れと痛みが強かった猫ひっかき傷の女性、病院に行かないで最初に鍼灸院に駆け込み、お灸で劇的に改善した例。写真つきで変化がわかります。

猫ひっかき傷が赤く腫れて痛い→お灸3日で完治した実例写真あり

ニハイシャ先生を固く信じた息子がお父さんを救った

余命2日と宣告された父親を、息子の強い信念と漢方治療が救った奇跡の症例です。

余命2日の膀胱がん患者は生き返って、ギャンブル遊びに出かけるまで回復した症例

家族全員と縁が深かった妊婦さん──つわりも腹張りも即改善

長女の生理痛、次女の便秘、ご主人の腰痛と花粉症、お父さんの糖尿病、妊娠中の奥さんの様々な不調を治し、フサフサ髪の赤ちゃんが生まれる…全員の病気が素早く治る家族。これは縁があるとしか言えない家族です。

つわりが真武湯1回で改善し、赤ちゃんの髪がフサフサで生まれた症例

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

    ↩︎
  2. 李宗恩博士はアメリカ・カリフォルニアの著名な中医師。数々の難病・がん治療で高い臨床効果を出して、中医学の普及のために記事を書か続けて、研修医たちも育てている素晴らしい先生です。李宗恩博士の診療所情報は、以下の記事で説明しているので、どうぞご参考にして下さい。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

    ↩︎
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