手術できない肝臓癌は、1週間の漢方薬でむくみが減り始め、不眠症が治り、食欲・体力も戻ってきた。脳腫瘍の女性、頭痛・左顔の麻痺は徐々に治り、気持ちまで晴れてきた。

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こんにちは、李哲です。 アメリカの著名な中医学先生:倪海厦(ニハイシャ)先生*1の治療例を翻訳しました。中国語本文のリンク先は、肝癌與腦瘤還有淋巴癌

漢方薬治療を希望する方は、ニハイシャ先生の弟子たちが集まっている台湾の診療所に問い合わせしてください。私が研修にも行ったところで、信頼できる診療所です。病院の治療よりも副作用なくて、根本的な治療になります。台湾診療所の住所・電話番号などの詳細は、以下をご覧んください。

手術できない肝臓癌、1週間の治療でむくみが減り始め、不眠症が治り、食欲・体力も戻ってきた

08/18/2008。
今日で2人の肝臓がんの人が来ました。一人はアメリカ白人、62歳。

地元病院の診断では、肝臓の中に腫瘍だらけで、手術もできない。グリベックという薬を処方しただけでした。患者さんはグリベックを飲んでから、諸症状が悪化しました。具体的にいうと以下の通り。

  • 両足がむくみ始め
  • 尿が出ない
  • 歩行困難
  • 体重増加
  • 食欲減退
  • うつ
  • 貧血
  • 不眠症

一連の副作用で、患者さんは地獄に落ちたように苦しみ。先週から漢方薬治療を探して来ました。

3回の鍼灸と1週間の漢方薬で体重は3kg下がり、浮腫は消えつつあります。食欲と体力は良くなって、尿も出るようになりました。

▼李哲の説明:肝臓がんに関する症状、ニハイシャ先生はほかにも書きました。私が翻訳したのがあるので、どうぞご覧ください。

皆さん、患者さんの病院での治療経過をみて下さい。患者さんに処方したグリベックは、臨床治験もしてない薬です。これは、もともと白血病のために開発されたモノ。しかし、動物実験で何匹かの犬が死んで、新薬開発が中止になりました。

ある先生が腹腔腫瘍を治療する時、偶然にグリベックを使って腫瘍が小さくなったケースがあり、その後は腫瘍がどこにあるか関係なしで、全部グリベックを使うようになりました。

副作用で浮腫が出始めたら、西洋医学はまた利尿剤を出す。ところで、利尿剤の副作用は肝不全。こんな極端に矛盾な治療方法に、患者さんは絶望したのです。

私は彼に話しました。
「あなたが西洋薬を飲んだあとの副作用は、全部致命的なものです。つまり、飲み続けると貴方は心肺停止で死ぬ。肝臓がんで死んだわけではない。利尿剤を飲んだ結果は肝不全。

あなたは、すでに肝臓がんになっています。なのに、また副作用で肝不全。飲み続けたら、あなたには生きるチャンスが1%もない!

私は西洋薬を止めることを要求しました。

1週間の治療で病状はやっと逆転して、患者さんは今食べられるし寝られる。尿が出て体力が回復し、肝臓のあたりも痛くない。もちろん、気持ちまで晴れています。

腹水で肝臓が痛い女性、横になって寝られるようになった

もう一人の肝臓がん患者は、カナダから来た中国人。彼女は最初腹膜癌になって、手術・抗がん剤を受けた後、腹膜から肝臓に転移し、腹水症で肝臓が圧迫され非常に痛いそうです。腹水を抜いたあと、肝臓の痛みは少し緩和しています。

彼女に処方したのは、甘い生薬がメイン。
そして、針治療で腹水を出すようにしました。

今はまだお腹が張っています。しかし、彼女の脈は一息6回。正常人より1回多いだけ。そして、横になって寝られます。

胃はまだ回復してないので、多めに食べると吐いちゃう。大便は水様便だけど、まだ午後の発熱がない。夜のほてり・熱さもありません。これはまだ、陰陽が別れていない良い症状です。

このような患者さんを治療の時、すごく気をつけないといけません。

食欲を維持しながら、腹水を徐々に出す。
病状を緩和させながら内臓も治さないと、患者さんは死にます。

私のプレッシャーがどれだけ強いか、皆さんは分かったでしょうか。集中力を保つのが、彼女の為にできる唯一のこと。陰陽のバランスさえコントロールすれば、彼女は生き残ります。

▼李哲の説明:食欲維持、簡単な言葉ですが、臨床治療では難しいもの。特に末期乳がん患者さんを治療するとき、容易なものではありません。以下の記事では、複雑な心境も述べました。

脳腫瘍の女性、頭痛・左顔の麻痺は徐々に治り、気持ちまで晴れてきた

香港から来た脳腫瘍の患者。
去年から私の診療所に来てます。

初診時、彼女はすでに2回手術を受けました。
1回目の手術後、まもなく脳腫瘍が再発。しかも、手術する前よりも大きくなりました。香港の癌治療医に、2回目の手術で90%取ったのにもかかわらず、また再発。再発した原因は、西洋医学が「脳腫瘍の原因」を分かってないからです。

私は彼女に教えました。
「根本は心臓です。心臓が弱くなり、母乳が下の子宮に出きってなくて、逆流して脳に入ったから脳腫瘍になっています。」

脳腫瘍だから、西洋医学は脳しか見ていません。生理を治すことも知らないから、病気の根本を治すことができない。

半年以上の治療で、今日彼女が再診察に来ました。
彼女が言うのは、「生理は毎月来ています。生理前の2日から左の脳が痛くなるけど、生理が始まると頭痛は著しく軽減します。」

▼李哲の説明:ほかの漢方医の症例もあるので、どうぞご覧ください。

彼女のご主人が言うのは、彼女は北京オリンピックに参加する香港チームの選手みたいに、興奮して踊っているそうです。左顔の麻痺も徐々に治って、彼女は病気が良くなっていることに気づき、気持ちまで晴れています。

漢方薬の治療効果が良くて、気持ちまで晴れてきた

頭痛と左顔の麻痺が徐々に消えているのは、脳腫瘍が良くなっていることを証明します。

現在、彼女はよく食べられるし寝られる。排便も良い。このまま生理が正常になって、母乳が脳に逆流しなければ、脳腫瘍は萎縮しはじめ最後は消えます。

皆さん、この治療例を見て分かるでしょう。 本物の中医学は、病気の原因・治療・完治後はどうなるかも分かります。これが経方家の実力。

1ヶ月の治療で、リンパがんの転移・がん細胞活性化が減ってきた

リンパ癌の患者さん、30代のアメリカ白人。こちらに来る前に、西洋医学の診断で癌は肺.脾臓.肋骨下にも転移。

1ヶ月位の漢方薬を飲んでから、今日西洋医学の検査結果を持ってたけど、結果は

  • 転移は緩和してる。
  • 癌の活性化も減っている。

男性がリンパ癌になる主な原因は、心臓が先にやられて、上昇すべきの精子の残留物がリンパ節に入ったからです。

▼李哲の説明:ニハイシャ先生には、リンパ癌+脳腫瘍の男性患者さんを完治した例もあります。詳しい説明は以下の記事をご覧ください。

我々は陰陽の診断方法で、病状が良くなっているか、悪くなっているかが判断できます。陰陽の診断方法は、どの中医学先生でも知っているものではない。私は研修医たちに全部伝授するつもりです。

中医学の八綱弁証診断、最初の項目が陰陽です。その後、表裏.虚実.寒熱。陰実が現れた時、陽の生薬を使って追い出す。実を下す生薬で攻堅して、やっと陰実を排除するこができます。

陰実が排除されたあとは、また病気の原因を取り除いて、再発しないように予防する。そうすると患者さんは完全に救われるのです。

(人紀クラスの学生さんに託する言葉は省略)

*1:倪海厦(ニハイシャ)先生の紹介文は、リンク先記事をご覧ください。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介します

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