漢方薬を変えてから、尿の泡は完全に消えて、歩くのがとても楽ちん
こんにちは、李哲です。
お父さんの糖尿病、主に漢方薬での治療記録、続きの記事です。前回の治療内容は以下をご覧ください。
超苦くてまずい煎じ漢方を2ヶ月くらい飲んでも、お父さんの座骨神経痛はよくならなかったです。歩くのは良くなっているけど、お尻の側面(大腿骨の転子部)が痛いのは緩和してない。尿の泡は多くなったり減ったり、血糖値も下がったり上がったり不安定でした。
そこで、戦略を変えて錠剤にしました。はちみつと生薬の粉を混ぜる作り方です。変えた主な理由は、煎じ漢方が高い、錠剤のおそらく2~3倍の値段になるからです。
錠剤にして飲み始めて1週間。
尿の泡が完全に消えて、坐骨神経痛はほぼ治り、歩くのはとても楽ちんだと言ってました。
飲み始めて1ヶ月くらい経って、お母さんから話を聞きました。
昔は足を引きずりながら歩いて、いつも後ろにいた。今は自分より早くて、追いつけない。昔は徒歩1時間半くらいの散歩道を何回も休まないと完走できなかった。今は休まなくても2~3周歩ける。
お父さんがいつも気にしてた血糖値も9くらいに下がって、ほぼ正常値になっています。
坐骨神経痛の再発は、外食で味の素にやられたから
しかし、2ヶ月くらいのあと、お父さんの骨盤痛はまた出ました。私の推測ですが、外食が多くて腎臓を傷めたと思います。何故かというと、今の中国料理は味の素をたくさん使うから。(日本ではアミノ酸だと省略して書いてます)
味の素を使う主な理由は、人間の味覚を騙して、美味しく感じさせるからです。しかし、味の素は腎臓にとても悪い!
料理の中に味の素がたっぷり入っているかどうか、判断するのは簡単です。
食べ終わった後に、とても喉が渇いて水が飲みたくなる。
これは味の素が腎臓を傷めて、口の中の液体が消えるからです。中医学の理論で、口の中を潤うのは腎臓の栄養(津液)だと言います。
一般の料理は食べ終わって、そんなに何杯も水が飲みたくなりません。しかし、味の素たっぷりの料理は違う。食べ終わってからとても喉が渇くのです。
味の素.白砂糖に関しては、漢方を飲む前からよく話したのに、やっぱり気を抜いちゃったみたい。外食を控えて、味の素たっぷりの料理さえ避ければ、お父さんの座骨神経痛などは二度と出ないはずです。
お父さんが飲んだ丸薬の説明
この前、親と電話したら、お父さんが話してました。
「あの漢方は何なんなの?超良いから死ぬまで飲みたい!」
私は笑って答えました。
「あれは自然な滋養強壮薬だから、死ぬまで飲んで良いです。1~2年飲み続ければ白髪が黒髪になりますよ」
お父さんに教えたのは、「六味地黄丸」を元にしてアレンジしたもの。
「六味地黄丸」は中国で最もポピュラーな漢方薬で、日本でも完成品が売っています。自然な生薬のサプリメントだと言えるものです。しかし、一般の市販薬だと医書に書いたような著しい効果は出ない。(長い間飲めば、効き目があるかも知れません)
何故かというと、処方箋はあっているけど、組み合わせの比例が違うから。今の「六味地黄丸」 は、生薬の比例を自分勝手にして、昔の医書に書いたように比例を守ってない。だから、飲んでも著しい効果はないのです。
「六味地黄丸」をアレンジして諸症状を治した例が一つあるので、参考にして下さい。
治療途中で自分の勉強不足で悪化したけど、お父さんは最後まで飲んでくれて結果的に良くて、今はホッとしてます。
西洋医学の治療を受けてない糖尿病患者と受けた患者の比較
お父さんは漢方薬を飲みながら、私に話したことがありました。周りの二人の糖尿病患者。
一人の親戚のおじさん。
血糖値はお父さんよりも高い。
しかし、そのおじさんは西洋薬が大嫌いで飲んでない。運動と食事で治しています。
西洋薬を飲んでないのに、目もよく見えるし、体調がそんなに悪くもない。お父さんは私が説得した内容は正しいと言ってました。血糖値が高くても、白内障.脳卒中にはならない。
もう1人。
実家の近隣人。
糖尿病で治療を受けたそうです。
西洋薬の治療で今はどうなったか?
今は糖尿病性壊死で踵が腐っている。歩くことすらできなくて、どんどん衰弱している。このままだと、おそらく足の切断から始まって、最後はお腹まで切って死ぬしかないだろう。昔の亡くなった台湾大統領みたいに。
気の毒ですが、縁がない方にはどうしようもない。
血圧が200なのに、誰よりも元気なおじさん
親戚のおじさんの話で、もう一つ思い出したけど、そのおじさんは高血圧症(200近くある)です。西洋薬を飲んでないけど、誰よりも元気に活動しています。市街のおばあさんたちには、ダンスが旨い小デブちゃんだと言われてます。
ちなみに私のお父さん。
高血圧症で血圧は200。
前は血圧を下げる西洋薬を飲んだけど、今は何も飲んでいません。
通っている患者さんから聞いたのは、何十年前の日本でも標準血圧が180だったそうです。いつの間にか140まで下がったでしょう。まあ、下げれば患者さんも増えるから。
虚しい中国の中医学
家族の健康問題はまだ全部解決できてないけど、少なくともお父さんの糖尿病はほぼ完治。これからはお母さんの難病を解決…
足ツボ.整体でも長期間の施術で、坐骨神経痛とか高血圧症とか治せます。ただし、国内にいないので、漢方に頼るしかない。
中国は中医師がたくさんいるのではないか?と不思議だと思う人がいるかも知れません。
確かに。
たくさんの中医師がいます。
しかし、正しい中医学を習った先生は小人数。大多数の中医学の先生は、「手術しなさい!」「抗癌剤やりなさい!」と言います。
「中国だから、みんな漢方薬で治している」と勘違いしないでください。西洋薬の方が圧倒的に普及されて、病気になったら病院に行くのが当たり前だと思っています。
また、中医学も温病派と経方派、2つがあります。温病派の先生が9割超。温病派の中医学先生は小さな病気も治せないし、大きな病気はさらに病院へ押し込みます。そして一般人は中医学をどんどん信用しないわけ。
温病派は経方派は何が違うのか、以下の記事で詳しく説明しているので、どうぞご覧ください。
良い医療を提供したい
10何年前、大学進学の時、中医学の医学部を選択して変人扱いにされ。卒業した後は、正しい中医学知識を持ってなくて、なんの病気も治療できなかった。
とても恥ずかしかった。
しかし、今は昔と違う。
少なくとも正しい道を歩んでいる。
まだまだ拙い者だけど、これからは親の健康を私が守ってあげたいです。
元気に長生きさせたい。
病気で死ぬことはないように。
親はもちろん、ほかの患者さんにもいい治療ができれば!と常に思います。
私のお父さんの例を書いたのは、皆さんに理解してもらいたいからです。
糖尿病、高血圧症は怖い病気ではない。
死ぬまで飲む西洋薬も要りません。
体は自然に高血圧症、高血糖症に慣れるから、わざわざ下げるほうが危ない。生活習慣さえ見なおせば、他の辛い症状は中医学で治せます。
(おわり)
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