右半身麻痺、体が寒い、高血圧症の頭痛、めまいは3日の漢方薬で全部治った

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こんにちは。李哲です。
アメリカの中医師:鄭智城先生*1の記事、受寒中风三剂而解:人不可貌相_郑智城_新浪博客(2014.6.14 発表)を翻訳しました。

諸症状を抱えている患者さんが、どんな処方箋で治ったかも説明しているので、参考になると幸いです。

右半身麻痺、体が寒い、頭痛、めまいがして、いつも疲労困憊の男性患者

2月のとき、60代の黒人男性が友人の紹介で来ました。見た目は普通の格好。

彼の主訴:
雪かき作業で冷えたのか、現在は右半身麻痺があり、たまに体が寒くなる

脈診したら、弦硬数。
舌診は薄くて乾、裂けている。

ほかにある症状は、

  • 頭痛(高血圧症)
  • めまいがする
  • 歩くとき、平衡感覚が崩れたようにフラフラ
  • いつも疲労困憊
頭痛、疲労困憊、半身麻痺、めまいは漢方薬3日で治った

頭痛、疲労困憊、半身麻痺、めまいは漢方薬3日で治った

処方箋の根拠

患者さんの陳述は聞いた限り、複雑な症状です。
風邪もあるし、内臓の問題もある。

いろいろ考えてから、処方箋を組み立てました。処方内容は钩藤、天麻、杜仲、首烏、牛膝、当帰、桑寄生、防風、川芎、桂枝。

高血圧症と脈が弦硬があるので、最後に芍薬を追加して3日分を出しました。

「七宝美髪丹」+風寒を除去する生薬+肝臓を治す生薬。もしくは、「独活寄生湯どっかつきせいとう」をアレンジしたものに近い。とにかく、処方を組み立てるのに苦労しました。

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杜仲:肝臓と腎臓を補って、足腰を強化する生薬

諸症状が3日の漢方薬で治った

3ヶ月後、彼は奥さんと一緒に来ました。
2月に来たときと比べて分からないくらい変貌。ピシッっとスーツを着ていたからです。奥さんは非常に太って、髪はアフリカ式の編み。庶民的でよく笑う親しい女性でした。

私「最初の3日分を飲んでどんな感じでした?」
彼「とても良いです(Fantastics)!すべての症状が治りました!すぐ再診察に来ようと思ったけど、大雪で来れなかったです。今回はしっかり治療するために来ました」

西洋医学の先生は、薬の販売店員になっている

彼「西洋医学の治療法は、もうウンザリです。病院に行くと、先生は逆に質問するのです。何がほしいですか?抗生物質?消炎鎮痛剤?ステロイド?何でも良いですよ!

彼の話を聞いて、私は笑いました。中国の病院の先生とアメリカは変わらないですね。飲食店でメニューを決めるのと同じ。患者さんが何がほしかったら、病院は何を出す。だから、西洋薬のCMはよく言いますね。「ask your doctor about XXX」

病院の先生は、薬品売り場の店員さんになっています。

先生は薬の販売員

ボロクソ言われた西洋医学

彼が抱える問題は多かったです。

  • 高血圧症
  • コレステロールが高い
  • 胃酸逆流
  • 節々が痛い
  • 左手がこわばって痛い
  • 首と腰が痛い

症状が多すぎて、病院の先生は治療法がサッパリ分からない。だから、最終的に「注文式」の治療になったのです。

彼が西洋医学のボロクソを言うとき、奥さんに対しても話しました。
「こんなゴミ薬、あなたたちが製造したよ!」

怒る

なんと、彼の奥さんは有名な製薬会社、メルク・アンド・カンパニーの科学者(Scientist)。本当に人は顔で判断してはいけないですね。

彼の診察が終わったら、今度は科学者の奥さん。二人とも2週間の漢方薬を処方し、郵送しました。ニュージャージー州から来るので遠いからです。

李哲の解釈と説明

鄭先生の処方箋を解釈

鄭先生の処方箋を分析してみます。

●钩藤:鎮静、降圧作用があるので、高血圧症の頭痛を治せる

●天麻:ふうじゃ(風邪)を追い出し、経絡のつまりをなくす→半身麻痺と頭痛に有効

●杜仲:補肝腎、足腰を強化

●首烏:補肝腎

●牛膝:瘀血を溶かし、足腰の筋と骨を強化

●当帰:補血

●桑寄生:補肝腎、筋と骨を強化する、ふうじゃ(風邪)と湿気を追い出す

●防風:ふうじゃ(風邪)を追い出し、皮膚の麻痺と筋肉痛にも有効

●川芎:瘀血を溶かし、血の巡りを良くする

●桂枝:血の流れを早くする

要点をまとめると、

  • 補肝腎、足腰の筋・骨を強化。
  • ふうじゃ(風邪)を追い出す。

3日で全部の症状が治るなんて、ちょっとビックリ。いい勉強になりました。印象に残るのは、乳癌のしこりを3日で治した例。皆さんも勉強になると思うので、ぜひ目を通してください。

西洋医学に詳しい人は、西洋医学の治療を受けない

製薬会社で働く息子と喧嘩したお母さんを思い出します。西洋薬でどんどん体調不良になったけど、漢方薬ですべて改善し、西洋薬のボロクソを言い出した母。詳しい内容は、以下の記事をご覧ください。

なぜ、西洋薬のプロたちが逆に漢方薬を求めているのか?簡単です。彼らは西洋医学の限界を分かって、西洋薬の副作用を誰よりも知っているからです。

鄭先生の記事には、科学者は西洋薬を飲まないで漢方薬・鍼灸治療を受ける。西洋医学に詳しくない人は、西洋薬を妄信して死ぬまで飲む。ブラックユーモアですね。

以下は薬剤師が腰痛を治すために、漢方薬治療に来た例。参考にしてください。

半身麻痺、頭痛、めまいなどは鍼でも治せるもの

上記の患者さんのつらい症状は、鍼灸もしくは足ツボ整体でも治せるものです。以下、数々の症例で説明します。

▼手足のしびれを治したついでに、ガングリオンも治しました。

▼高血圧症の頭痛、肩こり・首こりなどを整体で治した例。鍼灸の場合、もっと早く治ります。

▼ひどいめまいで、目が360度回るのを百会を刺して治しました。それ以外に、めまいで食欲がまったくないのも治り、鍼治療後にすぐご飯が食べられるようになりました。

鍼灸は漢方薬みたいに、3日ですべての症状を治せないかも知れませんが、少し時間をいただければ諸症状の改善は充分可能性があります。

漢方薬で効果を感じてない方は、ぜひ鍼治療を試してください。

*1:鄭智城先生の紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外) をご覧ください。

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