妊娠後期の坐骨神経痛を鍼1回で治した例

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こんにちは、李哲です。
簡単な鍼治療記録を紹介します。

一人の妊婦、30代、坐骨神経痛。
私の今までの経験だと、みんな片方の坐骨神経痛なのに、彼女は不思議と両側のお尻が痛いそうです。

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当時、刺したのは環跳一つのみ、両側。3回鍼を回してすぐ抜きました。終わった後、彼女が言うのは「だいぶ良いです。お尻に力が入るようになりました。さっきまでは痛くて、お尻に力も入らなかったです」

翌日、彼女は自分で足裏マッサージをしてみたら、坐骨神経痛が完全に消えたそうです。続けて針をする必要もなくなりました。

妊娠中は胎児が左右前後の臓器を圧迫するので、臓器の働きが弱い方は問題が生じやすいです。特に膀胱、大腸は子宮とすごい近いので、頻尿・便秘などの症状が出やすいですね。

彼女の例を例えると、膀胱の経絡に影響が出たので、坐骨神経痛が生じたと考えられます。坐骨神経痛はほとんど膀胱経の問題。

以前、ニハイシャ先生1の中医学を勉強する時、ニハイシャ先生が言うのは、「坐骨神経痛は鍼をすれば、その場ですぐ治るもしくは緩和する」

当時の私は半信半疑だったけど、臨床で使ってみたら本当にニハイシャ先生が言ったとおりでした。どんなにひどい坐骨神経痛でも、鍼をした直後はすぐ緩和します。2~3回で治った例も少なくない。以下は一つの症例、参考になると幸いです。

坐骨神経痛をマッサージで治す場合は、時間がかかります。そして、押された時に苦痛も多い。以下は昔の足つぼ整体の事例です。読んだことがない方は、どうぞご覧ください。

鍼は3回動かしてすぐ抜くので、苦痛が少なくて効果も高いです。ニハイシャ先生みたいに1回で治せないけど、少なくとも坐骨神経痛はだいぶ軽くなる。もう少し腕を磨けば、1回で治せるかも知れません。

20年前の大学時代にこんな鍼を習得すれば、どんなに良かったんだろう!と悔しい気持ちもあります。

仕方がないですね…
その時は、まだニハイシャ先生の中医学に出会ってないから。

坐骨神経痛は鍼灸にとって難しい病気ではありません。すぐ効果が見えて、数回で治ります。肝臓に悪い鎮痛剤成分が入った湿布も要らない。

(おわり)

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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コメント

  1. yakuroutan より:

    この記事・・何気に見てないで、覚えておいた方がいいと思いますね !! 突然、これになったその時にはもう、動けなくなった !! 何とか、救急車を頼んだけど ブロック注射なんて名のかなり、大げさな注射なんかもをやられたのです
    この注射の為に、麻酔注射なんかを先にやられたりで かなりに大変でした とにかく突然で、体の自由がきかなくなる程で、想い出しても辛い出来事・・

  2. li-hari より:

    id:yakuroutan
    yakurouさん
    麻酔とブロック注射は大変でしたね。病院は本当に大げさに治療してるんだな…と感じました。
    今後は急の痛みがあったら、信頼てきる鍼灸院に行ってみて下さい。きっと病院より効果的です。

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