こんばんは、李哲です。
アメリカの著名な中医師、倪海厦(ニハイシャ)先生1の症例、2-9-2006治療日記を翻訳しました。肝硬変の腹水症、吐血。高血圧症。不整脈。糖尿病などの中医学治療。参考になると幸いです。
吐血して肝硬変だと診断され、病院では「もう治せません」と言われた患者
02/08/2006。
晴れ、寒い。
患者さんは60歳男性。主訴は10日前に家で急に吐血し、救急車で運ばれて病院に行ったら、肝硬変だと診断されました。
当時、救急治療と検査をしてる時に使った西洋薬の副作用で、その日に腹水症になり、入院1週間で腹水症はだいぶ減りました。
西洋医学の先生は検査をして、肝臓がんではないと確認。患者さんは肝硬変で肝臓がすでに退化し、もう治らないと認めたそうです。
唯一の方法は、肝臓移植手術。
手術しないと余命2ヶ月。
アメリカの西洋医学の先生は、真面目に「肝硬変の原因が分からない」と言ったそうです。
本当の話をしないで、患者さんを屠殺している台湾の医療現場
アメリカの先生は、少なくとも台湾の先生より正直。西洋医学の先生が正直な話をすると、患者さんに有利だけではなく、中医学の治療にも有利です。患者さんは一心不乱で中医学の治療を受けるから。
しかし、台湾の西洋医学の先生は正直な話をしない。患者さんが中医学治療後に死んだら、中医学の過失だと言います。病気で死んだとは言いません。西洋医学の治療で死んだらそれは正常。病気だから、本人の運命だから仕方ないと言います。
台湾西洋医学の先生の悪質な態度で、どれだけ無辜な患者さんが死んだかわかりません。「中医学の治療を受けなさい!」と紹介した先生すら、後ろで悪口言われます。
台湾は本当に「屠殺場」です。
西洋医学の先生は、自分の名誉と利益しか考えない。患者さんとその家族を騙して、患者さんが死ぬかどうかは考えていません。アメリカの西洋医学の先生と比べたら、本当に月とスッポン。
皆さん、知り合いの西洋医学の先生に聞いてみてください。
「肝硬変は治せますか?」
もしその先生が、「肝硬変は治る!」と答えたら、明らかな嘘! アメリカの先生すら治せないと言ってます。台湾の西洋医学が治せる根拠は、どこから来たでしょうか?
台湾の西洋医学の先生は治せないのを知っているけど、患者さんに生きる道を与えようとしない。彼らはいつでも中医学の悪口を言って、いじめています。
中医学の治療で肝硬変が良くなっても、彼らは認めない。
肝硬変の原因は、40年前の胆のう全摘出術
私はこの男性と話して、最初はなぜ肝硬変になったか把握できなかったです。
患者さんがあるのは、長期的の不整脈、最近両足が少しむくむだけ。西洋薬もビタミン剤も飲まないそうです。
私が検査をしてる時に、隣の奥さんが「因果関係があるかも知れないけど…」と昔の事を話しました。
奥さんが話したのが、ちょうど彼の肝硬変の原因のキモになりました。
40年前、彼は車事故で胆嚢が破裂し、胆嚢の全摘手術をしたそうです。私の臨床経験から見ると、胆嚢の全摘手術をしてだいたい40年後、肝臓結石になります。肝臓結石の痛みは、胆石症より遥かに強烈。
この患者さんは肝臓結石にはなってない。しかし40年後の今日、胆液がずっと胆管に溜まり、肝臓の負担が過酷になって、ある日急性の肝硬変になったのです。
だから、西洋医学の先生は肝臓のがん細胞を見つけてない。肝硬変の原因も分かってないのです。
病院の治療さえなければ、漢方薬で肝硬変は治せる
この患者さんの症状は、
- 不眠症
- 食欲はない
- 便通は不規則
- 脈診では無気力
- 両手と両足は氷みたいに冷たい
- 両手と顔色が真っ白、これは貧血症からくるもの
これは肝臓の陰実の症状です。昔の医聖、張仲景が話したのは、「陰実者死」。その意味は、癌は死ぬしかない。私は臨床で、このような患者さんをたくさん見てきました。西洋医学の治療さえ受けなければ、治す余裕があります。
私のベーシストも同じ病気になりました。もう5年も経っているけど、彼は生きている。今でも彼は熱心にBASSを引いてます。
5年前、私が彼を治して現在も楽しく生活しています。
彼はプエルトリコの人。この国は、昔から中医学を信じている。だから、治療はとても順調でした。たくさんの時間をかけて、中医学の良い所を説明する必要もなかったです。
皆さん、一つ気を付けてください。
もしあなたの胆嚢がなくなったら、将来的に肝臓結石と肝硬変になる可能性が高いです。
でも、怖がらないでください。
良い中医学の先生だと治せるから。
漢方を飲みながら西洋薬も飲む。
暇さえあれば、病気の検査に行く行為は絶対ダメです。
西洋医学の検査では、造影剤(ぞうげいざい)DIEだけでも、あなたは命を落とします。
全世界で一番汚い所が病院!
あなたは検査をしたいだけ。しかし、病院のスーパー細菌に感染され、更に造影剤(ぞうげいざい)が体内に詰まって排出できなかった場合、あなたはもう死ぬしかない。
西洋薬を20年飲んでも、血糖値が下がらない患者
02/09/2006、晴、寒風。
患者さんは64歳の女性。
血圧降下薬を40年、血糖値を下げる薬を20年飲んでました。
彼女は10/24/2004に来たことあります。漢方があまりまずくて、治療を止めたのです。最近は西洋薬でも血糖値が下がらなくなりました。
彼女は40unit(日本のネットで調べたのは、一般的の量は15unit)のインスリン注射をしてるのに、血糖値は下がらない。仕方なくてこちらに来ました。本当に愚か者だとしか言えない。
彼女が検査に来た時、ご主人が付き添いで来ました。このご主人は、私にとんでもないアホな質問をしてました。
ご主人「漢方薬は何ヶ月くらい飲めば、効き目が分かりますか?」
私「19年364日!西洋薬より1日短い!」
このような患者さんは、心の底から中医学を信じてない。どうしようもないから治療に来てます。彼らは西洋薬を一生飲むのが当たり前だと思う。疑いなし文句もなしで一つは40年、一つは20年飲み続けた。しかし、漢方薬を飲み始める前に、このような質問をするのです。
彼らは先天的に中医学に対して差別してる。彼らに対して、私も良い顔はしません。
私は受付係に話しました。
「もし漢方を飲んで、血糖値が相変わらず高い!と文句が来たら、じゃ~漢方を止めて、続けて西洋薬を飲んでください。と答えて!」
患者さんは西洋薬で死んでも文句がない。しかし、漢方薬で死んだら漢方薬のせいにしている。だから、私はこのような患者さんに遠慮しません。
治療すればするほど、病気が増える西洋医学
私は検査してから、彼女に話しました。
「あなたの腎臓は今とても弱い。原因は高血糖症ではなくて、西洋薬です。血糖値を下げる薬とインスリン注射こそ、本当の体調不良の原因。長い間西洋薬を飲んできて、体内はボロボロになっています。治すのには相当時間がかかると思います。本来の糖尿病と高血圧症を治す以外に、我々はたくさんの時間をかけて、西洋薬の毒素を治さないといけません。」
これが火に油を注ぐ西洋医学の治療です。治療すればするほど、病気が増える。
高血圧と糖尿病を西洋薬で治した例、私は今まで聞いたこともありません!
すべての病気は、原因さえ分かれば治すのは簡単です。しかし、西洋薬を長い間飲んできた患者さんは、治すのにとても時間がかかる。
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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