心筋梗塞の前兆:胸の強烈な痛み、手足が氷みたいに冷たいのを、漢方薬1週間で治した例

胸をえぐるような激痛、手足は氷のように冷え、呼吸まで苦しくなる。

それでも病院の検査は「異常なし」。
そんな50歳女性が、漢方薬でわずか1週間で回復した症例があります。

目次

症例紹介|漢方薬1週間で胸の激痛と冷えが改善

女性、50歳、細型。突然胸の強烈な痛みにおそわれ、手足が氷みたいに冷たくなりました。手のひらはしびれて、胸から足の方までしびれ、顔面蒼白、たまに呼吸困難。

黄色い服のシニア女性が胸を押さえて息苦しそうにし、冷や汗をかきながら心臓の痛みを訴えているイラスト
胸の痛みや息苦しさ、冷や汗など、心臓の異常を示す症状を表したイラストです。

脈診では数・有力。左寸脈が少し弱い、舌診では舌苔がない。

西洋医学の心電図とほかの検査の結果、患者さんの心臓は問題なし。「たくさん休んでください」と言っただけでした。

漢方薬の処方は以下の通り。

  • 桂枝
  • 枳実
  • 炙甘草
  • 生のトリカブト(アメリカでトリカブトは合法です)
  • 乾姜
  • 生姜
  • 括蔞実
  • 厚朴
  • 半夏
  • 薤白

1週間後、患者さんは手先が冷える以外、すべての症状が消えました。

中医学から見た心臓の痛みと前兆(李哲の解釈)

心電図では捉えられない“危険なサイン”

若い有名人が心筋梗塞でなくなるニュースを見ますが、かわいそうだと嘆くしかない。

心電図検査で問題がなければ、心臓病ではないと診断。そして、数カ月後患者さんは心筋梗塞で急死。このような例は少なくありません。いかが一つの症例。

心筋梗塞の前兆は症状に現れる

心電図検査で正常だと言っても、患者さんには必ず著しい自覚症状があります。胸・背中・心臓の強烈な痛み、不眠症、手足が氷みたい冷たい…

心筋梗塞に前兆がないという理論はおかしい!
患者さんが抱えているつらい症状が、その前兆なのです。

患者さんはつらい症状があるから、治療に来たでしょう?医学は患者さんの辛さを解決するものじゃないですか?病気があるかないかは診断できるけど、つらい症状は治せない。これは役に立つ医学ですか?

心臓病に関して、西洋医学の診断を信じてはいけません!

自覚症状がある時、あなたの体内にはすでにトラブルが起きています。それを異常だと判断するのは中医学です。だから、なにか不調があったら、すぐ中医学の先生に治してもらってください。

以下のニハイシャ先生の論文、勉強になると思います。

処方の要点|トリカブトの役割と誤解

上記の処方箋は、『傷寒雑病論』にある「枳実薤白桂枝湯きじつがいはくけいしとう」+「枳実薤白半夏湯」をもとにした処方箋です。

生のトリカブトは、氷みたいに冷たい手足を治す時の大事な生薬。これがないと、氷みたいに冷たい手足が1週間で治せると言えません。

残念ながら、日本ではトリカブトだと「殺人事件」のイメージしかないような…急病人を救える生薬が、殺人事件を連想させるレッテルを貼られ。 正しい知識が流行らない、悲しい情報社会です。 

トリカブトに関して、過去記事で説明をしました。参考になると幸いです。

心臓疾患に対する中医学の実力

ニハイシャ先生は心臓病の治癒率100%だと話しました(心臓肥大だけ除外)。地元の西洋医学の先生すら、心臓病の患者さんはニハイシャ先生の紹介しています。なぜなら、西洋医学の先生たちが治せなかった心臓病患者、漢方薬で治っているのを見たからです。認めざるを得ない。

以下は一つの重篤患者の治療例、どうぞご参考に 。

李哲の臨床経験(心房細動など)

私はまだ、ここまでひどい心臓病患者を見たことがありません。今いる患者さんたちは、心臓の痛み・動悸・不整脈はあるけど、死ぬ寸前の患者はいません。

一人印象深い患者は、3年前の心房細動(動悸、息切れが激しい)の方。しばらく治療して諸症状が改善したけど、最後までは続けなかったです。以下の記事には、その詳細記録があります。長文ですが、参考になると幸いです。

まとめ|症状があるなら検査より先に中医学へ

胸の激痛、息切れ、動悸、手足の氷のような冷え――。

これらは決して“気のせい”ではなく、体が必死に出しているSOSです。

病院の検査で「異常なし」と言われても、患者さんが苦しんでいる事実は消えません。 心電図や血液検査は、異常が数値として現れた“後”にようやく反応します。

しかし、中医学は 症状そのものを身体の異常として捉え、即座に治療を開始できる医学 です。

回の症例のように、

  • 胸の強烈な痛み
  • 手足の氷のような冷え
  • しびれ、息苦しさ
  • 顔面蒼白

こうした深刻な症状があっても、適切な漢方薬と鍼灸が合わされば、1週間で劇的に改善することも珍しくありません。

実際、ニハイシャ先生や李宗恩中医師の症例、そして私自身の臨床経験でも、心臓の痛み・不整脈・息切れ・動悸などは、時間さえあれば確実に改善していきます。強力な漢方薬を併用すれば、回復のスピードはさらに加速します。

検査結果がどうであれ、「つらい症状がある」=「身体の内部で問題が起きている」ということ。

だからこそ、症状が出た時点で中医学に相談することが、最も早く・最も安全な道です。

あなたの身体が発しているサインを、どうか無視しないでください。 中医学は、そのサインを正しく読み取り、治す力を持っています。

※ニハイシャ先生1の有能な弟子、スタンフォード大学の博士、李宗恩中医師2の症例、胸口嚴重絞痛,手腳極度冰冷 – 當張仲景遇上史丹佛(01/20/2011 発表)を李哲が完全翻訳しました。

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

    ↩︎
  2. 李宗恩博士はアメリカ・カリフォルニアの著名な中医師。数々の難病・がん治療で高い臨床効果を出して、中医学の普及のために記事を書か続けて、研修医たちも育てている素晴らしい先生です。李宗恩博士の診療所情報は、以下の記事で説明しているので、どうぞご参考にして下さい。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

    ↩︎
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