目から血が出る・胃痛・気持ち悪いのが治り睡眠の質もよくなった「大柴胡湯」の症例

こんにちは、李哲です。

目から血が出る――
誰でも恐怖を感じる症状ですが、中医学では原因が明確です。

肝の実熱と便秘による毒素の上昇が、結膜の血管を破裂させる。
西洋医学で「原因不明」とされ、手術や抗生物質でも治らなかった症状が、大柴胡湯で1週間で改善した症例を紹介します。

🟩 この記事で分かること

1.結膜出血(目から血が出る)の中医学的な原因
2.肝と目の関係(肝開竅于目)
3.大柴胡湯が効く理由(少陽・陽明の実熱、便秘)
4.1週間で改善した症例の詳細
5.鍼灸で便秘・胃痛・気持ち悪さを治す方法
6.目のトラブルと肝の関係の症例まとめ

※アメリカの中医師:鄭智城先生1の記事:【增补】一个星期就好:花了一万多美元都看不好的病_郑智城を李哲が完全翻訳しました。

目次

目から血が出る女性、1万ドルの手術代を払っても治ってない – 結膜出血の原因を探る

たくさんの病気は、西洋医学の診断で原因不明です。
目 出血 原因が分からないけど、とりあえず投薬して治療する。もっとひどいやり方は手術しちゃう。

こんな先生の手に落ちたら、患者さんは本当に運命的に一回殺られる事だったかも知れません。

ミシガン州から来た一人の中年婦人。
症状は目から血が出る・目が真っ赤になる結膜出血です。

彼女は治療のために、アチコチに行きました。 西洋医学の治療を先に受けて、手術費用を1万ドルも払ったけど効果がない。目から血が出る症状は続いています。その後彼女は、ほかの所で漢方薬も飲んだけど効き目がなかったです。

西洋医学で原因不明でも、中医学では原因が明確

この前、テレビ番組ではアメリカのある少年が、目から出血するのを報道しました。世界で一番神秘な病だと言ったでしょう?

当時、私はテレビを見て治療法が分かってました。 西洋医学だけバカみたいに、こんな症状で大げさになる。

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肝の毒素と便秘が結膜出血を引き起こす理由

ミシガン州から来た中年婦人は、
目の検査をしたら虹彩に著しい環状の影が見えました。

肝臓にたくさんの毒素が溜まっているのが、結膜出血の原因です。

中医学問診と処方内容

関連の質問をしたら、全部当たり。

私「気持ち悪いですか?」
彼女「常に気持ち悪いです」

私「胃は辛くないですか?」
彼女「胃の所は押すと辛いです」

中年婦人のお腹、天枢穴あたりを押してみたら、婦人はすごく痛くて顔の表情が変わっていました。これは大柴胡湯だいさいことうじゃなくて何ですか?

他にある症状は、寝付けられない。首肩と背中がつりそうに痛い。

診察が終わり、6日間の漢方薬を処方。

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大柴胡湯で1週間で諸症状が改善した

1週間後、ミシガン州から電話が入りました。
彼女が言うのは、「著しい変化があります。目からの出血は治り、睡眠が良くなって、胃痛と気持ち悪いのも治りました。また同じ処方が欲しいです」

目から出血ではないけど、ひどい炎症で目から黄色い膿が垂れる患者さんも、漢方薬で治りました。以下の記事、どうぞご参考に。

大柴胡湯の作用と少陽・陽明の実熱

大柴胡湯だいさいことうは、私が臨床で良く使うものです。 患者さんが飲めば、1週間以内で著しい変化があるはず。西洋医学の浣腸、洗腸より何倍も優れています。

大柴胡湯だいさいことうは病気を治すもので、養生の処方ではありません。
大柴胡湯だいさいことうの作用は、少陽陽明(胃腸の意味)の実熱を瀉すること。
キモになる生薬は「大黄」!

大黄は胃腸に詰まっている老廃物を排出するだけではなくて、止血作用もあって、まさに釜底抽薪(ふていちゅうしん)のやり方です。

漢方薬大黄の塊状原料、黄色い未加工の塊画像
大黄の未加工塊。胃腸の老廃物を排出・止血作用で目出血を治す重要な生薬

結膜出血の中医学的病理解析と臨床的考察|李哲の解釈

肝開竅于目 ― 目の病気は肝臓と深く関係

目から血が出るのは、聞いただけでは恐ろしい症状ですね。だから、西洋医学はテレビで世界で珍しい病気だと言うでしょう。

『黄帝内経』2で言うのは、『肝開竅于目』。
その意味は、肝臓の気(エネルギー)が目を透して外部と繋がっている。

中医学の判断だと、目の病気はほとんど肝臓のトラブルです。(もちろん、他の臓器から来るのもある)目が真っ赤になる結膜出血もその一つ。

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大柴胡湯と小柴胡湯の違い

気持ち悪い、胃がムカムカする、わき腹に違和感ある、便秘などは全部肝臓のトラブルの範囲。『傷寒雑病論しょうかんざつびょうろん』3で言う『少陽症(病)』に属します。大柴胡湯だいさいことう、小柴胡湯しょうさいことうなどがメインの処方箋になる症です。

大柴胡湯だいさいことうと小柴胡湯しょうさいことうの主な違いは、便秘があるかないか。便秘がひどい時は、必ず大黄(だいおう)・芒硝(ぼうしょう)が入った大柴胡湯を使います。

大柴胡湯だいさいことうは不思議な治療例もあります。永久の肝不全、死ぬはずなのに漢方薬で生きた人もいますから。以下の記事、参考になると幸いです。

便秘が引き起こす全身のトラブル

西洋医学では便秘を、大した事ない症状。 2~3日便秘でも「あ!そうですか~~」で終わり。

中医学の健康に対する定義では、1日に最低1回は便通がないとダメです。3日も出ないなんて有りえない!中医学の先生が聞いたらビックリします。

🔎合わせて読みたい:セルフ健康チェック6項目|中医学の毎日できる健康診断法

便秘を治さないと胃腸の毒が溢れ、後々になっていろんな問題を起こすから。

便秘症がある方は、必ず早めに鍼灸医・漢方医に治してもらってください。何十年の便秘でなければ、数回もしくは1回の鍼治療だけでも著しく変わります。以下は一人の症例、参考にしてください。

釜底抽薪とは?根本原因を断つ中医学の考え方

鄭智城先生の治療例を解釈すると、便秘が原因で腸の毒素が上がって炎症を起こす→目の血管が破裂→目から血が出る・結膜出血。

便秘を治せば源が治るので、目の出血もなくなるのです。これを中国語で釜底抽薪(ふていちゅうしん)だと言います。

鍼灸で改善できる症状(便秘・胃痛・気持ち悪さ)

鍼治療で便秘、わき腹の違和感(痛み)、気持ち悪いなど治すのは難しくない。前腕の支溝、足の照海、お腹の中脘、天枢で便秘を解消。また、支溝はわき腹の違和感(痛み)にも有効なので、同時に処理できる。

気持ち悪いのは中脘1つで良いです。足りなかったら上脘、内関、公孫などを追加。気持ち悪いのはすぐ解決できるので、大げさに胃カメラで検査する必要もありません。以下は一つの鍼治療例、参考になると幸いです。

目のトラブルを改善した症例まとめ

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  1. 鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。

    ↩︎
  2. 黄帝内経の解説は、黄帝内経:古代の叡智が教えてくれる、体の「宇宙リズム」をご覧ください。 ↩︎
  3. 傷寒雑病論の解説は、傷寒雑病論の詳細:歴史的偉大さと衝撃的な影響をご覧ください。 ↩︎
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • id:MT6538
    M(エム)
    目からの出血は、確かに恐怖な絵です。
    しかし、根本的な原因が分かれば、すぐ治せます。
    治療例の患者さんは、本当に運がよくいい先生に出会いましたね。

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