こんにちは、李哲です。
アメリカの著名な中医師、倪海夏(ニハイシャ)先生1の治療例、肝硬化與紅斑性狼瘡(03/22/2006)を翻訳しました。肝硬変と全身性エリテマトーデス患者の物語、参考になると幸いです。
肝硬変と腹水は1ヶ月半でほぼ治り、睡眠・食欲・便通など全て良い
03/22/2006。
皆さん、一人の患者さんを覚えてますか?
40年前に胆嚢摘出術を受けてから、最近肝硬変と腹水症になって、以下の記事にも書いた人です。
彼の初診は02/09/2006でした。
漢方薬を今日まで飲んで41日間。今日再診に来た時、ほぼ治りました。
彼が言うのは、
- 体力は回復して
- 睡眠の質はとても良い
- 食欲はある
- 小便も薄い黄色になっている
- 手足は暖かくて
- 毎日便通がある
彼のオフィスの同僚たちは、漢方薬の効果にみんなびっくりしてるそうです。
サイエンスの中医学が、テクノロジーの西洋医学より優れている事が証明されました。
先週ニュースで見ましたが、台湾大学医学部の胸腔内科の名医:廖XXは肝臓がんで亡くなりました。
46歳。
台湾大学医学部の博士クラスで、No1の成績で卒業した人でした。
しかし、結果はどうですか?
人生最高峰の時に、病気で亡くなる。
テクノロジー医学のために、命を捧げる必要があるでしょうか?
皆さん、彼は肝臓がんで死ななくても良かったです。台湾にはたくさんの中医学先生がいて、みんな実力がある。中医学の先生に診てもらうのは、そんなにメンツがないことですか?
私はずっと思っています。
医学は東洋医学であろうと、西洋医学であろうと、関係ない。みんな病気を治すために、がんばっているから。しかし、台湾の西洋医学は毎日中医学のボロクソを言っている。だから、私は彼らと戦っています。
中医学を反対してない先生は、尊敬すべきです。
患者さんの事しか考えない医師こそ、良医である。
肝硬変患者の特別な症状は大昔から記載されてある
こちらで漢方薬の奥深さを皆さんに説明します。
私が肝硬変からくる腹水症を治すとき、最後に使った処方箋は「金匱要略」中のものです。
「大気一轉,…….名曰気分」
引用元:「金匱要略」234条
「気分、心下堅大如盤、辺如旋盤、桂甘姜棗麻辛附子湯主之。」
引用元:「金匱要略」235条
以上の条文、今まで理解してる先生は少ない。
この処方箋を使っている先生も少ないです。
腹水症を治す時、彼は不思議な事を言いました。
「お腹の周りがとてもおかしい。おへそを中心に、周りに大きな円盤形のものが詰まっている感じ。もし誰か手術しないで、この円盤形を取ってくれるなら、自分はすぐ治るだろう…」
患者さんの話を聞いて、私はすぐこの処方箋を出しました。今日彼は来てみたら、円盤形は9割くらいなくなり少しだけ残っている。これが伝統的な漢方薬の治療効果。
人紀クラスの生徒に教える時に、また詳しく説明したいと思います。
薬の副作用で全身性エリテマトーデスになった女性
今日来た26歳の女の子。
まだ学生さんです。
彼女は病院で全身性エリテマトーデスだと診断されました。
その前に彼女は胆嚢摘出術をして、目の手術も受けて、また大量の鎮痛剤と抗生物質を飲んできました。
彼女が西洋医学を信じた結果、心臓が弱くなって母乳が逆流し心臓に入り(第五番胸椎に圧痛点がある)、突然に全身性エリテマトーデスになったのです。
治療のために、彼女は抗がん剤を始め、その後ずっとステロイド剤・鎮痛剤・甲状腺治療薬を飲んでいました。
私「寒がりですか?」
彼女「体は寒くて両足も冷たいです。」
私「便通はどうですか?」
彼女「鎮痛剤のせいで、3日に1回です。」
私「どこが痛いですか?」
彼女「全身のあらゆる関節が痛いです」
私「睡眠はどうですか?」
彼女「睡眠はまだ良いです。」
読者の皆さん。
以前書いた自己診断法則を覚えてますか?
手足が暖かくなる治療法は、すべて良い治療法
一つの法則さえ覚えていれば、西洋薬の罠には落ちません。
法則は自分の体の感覚を信じること。
体調不良で診てもらう時、西洋医学か中医学か構わない。
治療後に手足が暖かくなれば、その治療法は有効!続けて受ければ良いです。しかし、治療を受ければ受けるほど、手足が冷たくなる療法は治療の無効を証明します。すぐほかの医師に見たほうが良いです。
皆さんはこの原則さえ覚えておけば、あなたを治してくれる先生を見つかるはず。
26歳の女の子、抗がん剤とステロイド剤治療で、どんどん寒くなったのは、治療の無効を証明します。これはすぐ止めるべきである。続けて抗がん剤治療を受けたら死ぬしかない!
まだ26歳しかないのに、すでに西洋医学治療で胆嚢を取られ。そして、抗がん剤まで登場、これは火に油を注ぐやり方です。
皆さん。
患者は中医学治療を受けたほうが良いですか?
戻って抗がん剤を飲んだほうが良いですか?
絶えない悪夢に私が終止符を打つ
26歳は人生の黄金期です。
しかし、彼女には連連の悪夢しかない。
誰が悪夢を作り出したでしょうか?
金儲けのために、彼女をここまで「治療」するなら、私は医師になりません。とても悪質な儲け方で気持ち悪い!
今は私が彼女の担当医師になっています。
私はもちろん悪夢を続けさせません。
彼女が帰るとき、私は彼女と彼女の彼氏に話しました。
「勉強頑張って、病気の事は心配しないでください。ずっと楽しく過ごさないとダメです。私の指示通りにしてください。何か問題があったら私に話して。世の中には、あなたを脅かせる病気はない。すべての西洋薬を止めて、元の主治医のところに戻らなくて良い。私がOKを出す時まで!」
彼女はちょうどこの時に私に出会え、運が良いんだか悪いんだか…次回の再診には結果が分かるはず。
ほかにも治療例があります。全身性エリテマトーデスの関節痛が5日で治って、患者さんが「早く来れば良かった!」と嘆いた例。どうぞご参考にしてください。
中医学はトータルケア、治るときはすべて一緒によくなる
我々中医学の経方家は、彼女の全身性エリテマトーデスを治すとき、同時に彼女が将来的に乳がん.白血病.リンパ癌.肺がん.悪性脳腫瘍.肝臓がんなどの予防もできます。
以上の病気、名前は違うけど、源は同じです。
彼女が漢方薬治療を受ければ、全身性エリテマトーデスが治るだけではなく、ほかの病気も治ります。西洋医学は、異病同治の理論がない。だから、がんの予防ができません。
彼女はすでに手術で胆嚢がなくなっています。
上に書いた肝硬変の例から分かりますが、大体40年後に彼女も肝硬変になります。
しかし、彼女は運が良い。
ちょうど私が解決したばかりだから。
私は上の肝硬変患者さんのカルテをコピーして彼女に渡しました。彼女が40年後まで保存しとけば、将来的に私がいなくても、彼女は自分を救うことができます。
中医学は40年後の病気が予測できて、治療法まで完備してます。
西洋医学は?
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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