【※本記事は2019-05-30更新しました】
こんにちは。李哲です。
今日は、ニハイシャ先生の治療記事。
食中毒で肝硬変の腹水が再発した患者を、鍼灸と漢方薬で救ってきた例です。
本文の中国語記事リンク先は、こちら
- 肝硬変症で吐血、余命2ヶ月だった患者は元気に過ごしている
- 食中毒で一気に悪化し、また肝硬変の腹水が現れた
- 重篤な状態でも、漢方薬しか信じない患者
- 鍼治療と漢方薬とお灸、あらゆる手段でやっと救ってきた
- 重篤患者の治療で得た2つの教訓
- 「漢方薬は飲まないで!とすすめる、悪質な西洋医学の先生
- 胆のう切除した人は、長期的に漢方薬を飲む必要がある
- 後書き:注意事項
肝硬変症で吐血、余命2ヶ月だった患者は元気に過ごしている
患者さんの名前はT.R君。
1939年アメリカ生まれのドイツ人。
40年前に車事故で胆嚢破裂、当時は手術で胆嚢を切除しました。
今年の2月8日、肝硬変症で吐血、そして腹水症になり、西洋医学の先生が言うのは「肝臓移植手術しかない。そうじゃなかったら余命2ヶ月。」
彼は過去の治療記事にも書きました。
その時、私は彼を1回救いました。
治療にかかった時間は約2ヶ月。
今年の6月、彼は奥さんと一緒にラスベガスに2週間旅行してきて、すべて調子が良かったです。
食中毒で一気に悪化し、また肝硬変の腹水が現れた
今年の8月、人紀クラスの講義を終えた後、台湾からアメリカに戻った次の日、彼はまた診察に来ました。
昨日、腐ったサンドイッチを食べたら、心臓がバクバクする。嘔吐。眠れない。便秘。小便の色が濃い黄色。右脇腹の所が痛い。全身に脂汗が出ている。
これは完全に食中毒の症状です。
私はすぐ大黄甘草湯を出しました。
この処方箋は食中毒の時、胃袋の中の食べ物を素早く体外に出すもの。
しかし、もう遅かったです。
彼は当日の夜から吐血し始め、翌日にはすでに腹水症になり、体重が1週間で一気に13kgも増えました。悪化する速度は私の予想外。
ニハイシャ先生の腹水に関する治療例は、ほかにもあります。
以下は一つの治療日記、どうぞご参考に。
重篤な状態でも、漢方薬しか信じない患者
09/01/2006。
再診の時、
- お腹は太鼓みたいに腫れている
- 睡眠はまだ良い
- 小便は濃い黄色で尿が出ない
- 両足はとても浮腫んでいる
彼の食中毒は大黄甘草湯で消えたけど、毒素が広がって肝硬変症がまた再発したのです。
彼の症状は
- 食欲はまだ良い
- 味覚も良い
- 便秘、出る時は黒い便
- 脈診はゆっくりで無力
- 両足は氷みたいに冷たい
顔色から分かりますが、彼はドス黒で顔には艶もない。
中医学の診断から見ると、彼はすぐ死んでもおかしくないところでした。
彼も自分が死ぬかも知れないことを分かっていて、私に一語だけ言いました。
「ニハイシャ先生、できることでいいです。すべて先生の言うとおりにします。」
今度の肝硬変症は前回と違う。
私は詳しく調べました。
彼は肝硬変症以外に、心臓と腎臓も衰弱し始めてる。だから、両足の浮腫んでいます。
無気力で私を見てる彼に、正直な話をしました。
「状況はとても楽観的ではないので、鍼と漢方薬を同時に使います。
もし何回も治療した後に変化がなかったら、他の治療院を探してください。お金と時間を無駄にしないで。」
彼は笑いながら言ってました。
「先生しか信じません。」
当時、私のプレッシャーは本当に強かったです。
鍼治療と漢方薬とお灸、あらゆる手段でやっと救ってきた
鍼したツボは陰陵泉。地機。三陰交。奇穴の肝1,肝2,肝3。章門。期門。足の三里。関元。巨闕。背部は腎兪。京門。肝兪。脾兪。心兪。
鍼は兪幕治療法と奇穴治療法を組み合わせて、胃腸の調子を良くするツボを選びました。
処方箋は保留します。
製薬会社に取られて特許にならないように。
針は2日に1回しました。
下半身のむくみが余りにもひどいので、麝香XX散をへそに貼ってむくみを取るようにしました。
そして、家族にはお灸のやり方を教えて、帰ってから毎日やるように指示しました。
9月1日から今日まで、20日経っています。
顔色から分かりますが、彼は回復し始めている。
腹水症と下半身のむくみも減り始めました。
今日、彼が言うのは「体重が89kgまで下がって、あと4kg下がれば最適の体重になります」。
彼の回復は時間の問題でしょう。
以下は、肝臓移植も要らなくなるくらい回復した、ニハイシャ先生のもう一つの治療例。どうぞご参考に。
重篤患者の治療で得た2つの教訓
私たちは彼の治療例から、以下の教訓を得るべきです。
①腐った食べ物は、一気に病状を悪化させる。
まだ療養中の患者さんは、腐った食べ物はとても気を使うべき。そうじゃなかったら、一気に死亡する可能性がある。
新鮮な食べ物は、患者さんの回復にとても大事なものです。
②過度な検査は要らない。
内臓は生検を一番嫌がっています。
過度の放射線検査も避けるべき。
このような検査は治療できるところか、病状を悪化させてその後の治療が難しくする。
だから、私はよく言ってます。
「西洋医学は治せないくせに、いろんな検査で更に病状を悪化させて、中医学の先生が診る時はとても難しい。治せないなら、最初から中医学の治療に任せとけば?」
今日まで私は彼を2回連続で救いました。
救えた原因は、彼が西洋医学の治療を受けてない。
血液検査くらいはしたけど、それ以外の治療は受けてないです。
最後に私は彼に話しました。
「食べ物が新鮮でなかったら、食べないでください。
今度使った生薬は1回目より多いです。そして、量がとても多い。
貴方がもし3回目に再発して私がアメリカにいなかったら、貴方が生きるチャンスはほとんどないです。だから、貴方には生きるチャンスが2回しかないと言うのです」
「漢方薬は飲まないで!とすすめる、悪質な西洋医学の先生
台湾大学医学院(日本でいう東大医学部と同じ偉いところ)は、全世界で一番悪質な病院である。ほぼ全員の先生が患者さんに教えるのは、「漢方薬は飲まないで!」
現状を見てみてください。
何人もの肝臓病の権威が、肝臓病で死んでいます。
彼らの中医学を攻撃するのが止まない限り、私の闘争は終わらない。
私は彼らが肝臓病で苦しみながら死ぬのを見ても、救援の手は出さない。彼らが反省しない限り。
胆のう切除した人は、長期的に漢方薬を飲む必要がある
皆さん、もし胆嚢摘出手術を受けたら、貴方は長期的に漢方薬を飲む必要があります。西洋薬は飲まないで!
中医学の理論で、胆嚢は【清静之府】。
【十一臓腑は胆嚢が決める】。
【胆主浸】。
つまり、胆嚢がなくなったら、体内の毒素は出にくくなります。
西洋薬とビタミン剤まで飲んだら、体内は毒素まみれになり、将来的にひどい病気になります。
彼はずっと漢方薬(粉薬)を飲んでました。
彼の感想は、「とても調子が良い。」
あの腐ったサンドイッチじゃなかったら、彼はもっと調子がよくなるはずだと言ってました。
そして、普段から粉の漢方薬を飲まなかったら、きっと今度は死んでいたはずだと言ってました。
皆さん、もし私が自分の為に広告文を作ったと思ったら、ぜひ漢方薬を飲まないでください。
私がこの文章を書いたのは、皆さんに一つだけ知ってほしいのがあります。
我々は肝臓病で死ぬことは避けられます。
肝臓病は予防ができる病気。
ニハイシャ先生の肝臓病に関する論文があります。
肝臓病の予防なども触れているので、どうぞご参考に。
後書き:注意事項
①体内に水がたまったとき、西洋薬で外に出しても、その水はまた戻ります。
なぜなら、溜まった水は水蒸気みたいにならないと、体は治らないからです。
利尿剤だけでは治りません。
②我々は常に体を鍛えて、強くしないといけない。
万が一の食中毒にも負けないように。
最近、アメリカのほうれん草中毒事件。
ある人は食べて死亡。
ある人は吐いて下痢して治った。
ある人は気持ち悪いだけで済んだ。
皆同じ物を食べたけど、反応はバラバラです。
普段から西洋薬.ビタミン剤をたくさん飲まない人は、免疫力はとても強いので、突然の事故に対応できる。
しかし、普段からワクチン接種する。西洋薬..ビタミン剤を飲む。病院に行って健診するのが好きな人は、対抗する力はありません。
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