子供が高熱・けいれん・意識障害後に半身麻痺、大小便失禁、話す能力が退化したのを1週間で改善した例

高熱とけいれん、意識障害のあと、3歳の男の子が右手足の失調症、言葉が出にくくなり、大小便の失禁まで起こしました。西洋医学の検査では原因不明。

リハビリと漢方薬を併用したところ、わずか1週間で驚くべき回復を見せました。「パパ」とハッキリ言えるようになり、右手も左手と一緒に動かせるように。漢方治療の可能性を感じさせる実例です。

目次

高熱、けいれん、意識障害後に、右手足の失調症、言語運用能力が退化、大小便失禁になった子供

この1ヶ月、昼間は診療所の仕事、夜は新型コロナ治療の指導を掛け持ちしたので、非常に疲れました。症例を書く暇なんてなかったです。

現在、河南省通許県人民医院の新型コロナ患者はすべて退院。私も暇ができて症例を書けるようになりました。

李哲の説明:
李宗恩博士が新型コロナの漢方薬治療を指導したのは、以下の症例に書いてあります。
🔗新型コロナ肺炎4人を完治した中国病院の報道(漢方薬処方箋も説明)

今回の患者さんは3歳の男の子。今年の始まるとき、高熱と意識障害で右半身がけいれんし、大小便失禁、目は右側につり上がり、右手足は運動不能、言葉が話せなくなりました。

西洋医学の検査では原因不明

けいれんが終わって意識が回復したら、1時間後にまた再発して30分位けいれんし続け、急いで救急車で病院に行ってCT・EEG(脳波測定)・MRI・腰椎穿刺・血液検査をしました。

●EEG検査で、左右の脳波が少し違う。
●MRIでは、左右の脳が少し違うだけ。
●CT、血液検査、腰椎穿刺はすべて正常。
脳炎とウィルス感染の可能性は排除され、病気は原因がわからないままです。

李哲の説明:
以前、1日8000回のくしゃみか出るのに、原因不明だと言われた病気に関して話しました。原因不明だと言われたとき、ほかの治療方法を探すのが正しいです。
🔗くしゃみが多い原因は、肺に痰・水が溜まっているからです(漢方薬・鍼灸症例も多数添付)

リハビリと漢方薬を併用しているけど、効果は薄い

子供は20日間入院してから退院し自宅療養中。子供の親は黄耆桂枝五物湯おうぎけいしごもつとうを飲ませました。そして、おもちゃでリハビリテーションをして、右足は進歩したけど、左足と比べるとまだ差が大きいです。

右手の進歩は僅か。持ち上げるのはOKだけど、握ることができない。細かい作業ができないし、空間認識能力も悪いです。

言語能力は停滞したまま。何か話そうとしているけど、発音がはっきりしない。たとえば、「パパ」の発音が「DaDa」になる。子供の話す内容は、大人がほとんど推測で理解しています。

子供のほかの症状は、尿漏れがある。「トイレに行きたい」自己意思の表現ができません。

李哲の説明:
子供の単純な尿もれ、夜尿症は以下の記事に書いてる漢方薬で治せます。どうぞご参考にしてください。
🔗夜尿症の原因と夜尿症が1週間の桂枝湯+トリカブトで治った例

オンライン診察が嫌な理由

初診は2月19日、インタネット経由のテレビ電話でした。

正直に言って、私はテレビ電話の診察が嫌いです。中医学の「望聞問切」の診察法で「問」しかできない。そして、当地の生薬の品質が悪い。必要な生薬が買えないときもあります。

インタネット経由の診察は、得られた情報が少なく治療効果が悪いやり方。しかし、患者さんは中国深センにいて、新型コロナの影響で病院に行くことすらできません。また、子供の親は、このままだと子供の言語能力がダメになると非常に心配していました。

関連記事:脳梗塞後遺症の言語障害を漢方薬で治った例。

中医学の診察と処方

どうしたら良いですか?
テレビ電話で質問するしかないです。
得られた情報は、上記の僅かなもの。ほかには舌診ができたことです。舌苔は白で分厚い、ベロは広くて大きい、厚くはなかった。

半分は自分の治療経験、半分は直感で処方しました。

葛根、桂枝、芍薬、生姜、炙甘草、なつめ、白朮、茯苓、豬苓、澤瀉、炮附子(加工したトリカブト)、麦芽糖。

基本は小建中湯しょうけんちゅうとう五苓散ごれいさんをアレンジしたもの。

李哲の説明:
小建中湯しょうけんちゅうとうが治せる分野は非常に広いです。皆さんが信じないかも知れませんが、腸閉塞にも有効なときがある。以下はニハイシャ先生1のニュース評論、参考にしてください。🔗子供の腹痛は、腸閉塞が原因だった。子供の腸閉塞は「小建中湯」で簡単に治るのに、手術なんかいる?

言語能力、尿もれ、運動能力など予測以上に進歩

2月27日、テレビ電話での再診察。
予測以上に進歩しました。

  • ハッキリ「パパ」が言えるようになった
  • 以前習った歌が、再び歌えるようになった
  • 右足で跳ねることができて、右手の活動能力が増えて左手と共同作業ができる
  • 尿漏れする前、「トイレに行きたい」と言えるようになった

言わなくても分かりますが、白い舌苔はだいぶなくなり、舌根部に少し白いだけ。太ったベロも収縮して、以前みたいに大きくなってない。

関連記事:小児の先天性脳障害・発達障害を漢方薬で改善:てんかん完治と笑顔が増えた症例

中医学の治療効果は皆さんの想像以上

今度の新型コロナの漢方薬治療で、たくさんの人は中医学の凄さに驚き、中医学が現代社会での価値を見直せるようになりました。

本当の事を言うと、中医学が治療できるのは、皆さんの想像以上です。西洋医学は謙虚に中医学を見習うべき。

新型コロナが収束したら、また中医学をどこかに捨てて、中医学を踏み倒していじめたら、次の伝染病のとき甚大な被害は新型コロナ以上になります。 

関連記事:コロナのひどい咳・息切れを鍼灸1回で改善!漢方薬併用で完治した症例と治療法

※スタンフォード大学の博士、李宗恩中医師2の漢方薬治療例、三歲小孩高燒驚厥後,右手腳失調,語言能力退化 – 當張仲景遇上史丹佛(2020-2-28 発表)を李哲が完全翻訳しました。

李哲の解釈と説明

以下の記事で説明しましたが、風邪を引いて高熱が出る人は免疫力・体力が強い人です。(ほかの病気の場合、体力がない人でも高熱で意識不明になるので、一概に高熱=免疫力強いと間違わないでください。)

子供は基礎体温が高い=免疫力が強いので、39度~40度の高熱になる確率は大人より遥かに高いです。高熱を出しても平気にご飯を食べる、おもちゃで遊ぶ子供も少なくありません。

それでは、なぜ高熱のあとにけいれんを惹き起こし、意識障害になったのか?上記の子供は、きっと何かの西洋薬を飲んだと思います。たとえば解熱剤。以下の記事で詳しく説明しているので、参考になると幸いです。

李宗恩博士の治療例を見ると、子供に小建中湯しょうけんちゅうとうを使う比例が非常に多いです。

小建中湯しょうけんちゅうとうはどんな症状・病気を治せるのか?
簡単に説明すると、食欲不振の症状があれば使えます。

白血病で体がだるい・食が細い?
OK、小建中湯しょうけんちゅうとうが使える!

B型肝炎、C型肝炎で食欲不振?
OK、小建中湯しょうけんちゅうとうが使える!

関連記事:C型肝炎の便秘、睡眠、吐き気、食欲不振は1週間で改善され、余命2日の膀胱がん患者は生き返って、ギャンブル遊びに出かけた。

漢方薬は病名で処方するのではなくて、自覚症状を根拠にして処方する医学です。もちろん、小建中湯しょうけんちゅうとうだけで上記の病気が治る意味ではありません。小建中湯しょうけんちゅうとうをベースにして、ほかの処方を加えてアレンジする必要があります。詳しいのは信頼できる漢方医に尋ねてみて下さい。

以下はニハイシャ先生の治療例。小児麻痺の子供が、漢方薬を飲んでから麻痺した足に力が戻って、英語が上達してニハイシャ先生よりうまくなったと自慢話した内容です。余談話ですが、小児麻痺はワクチンの副作用。西洋医学では、小児麻痺を治す薬もありません。

関連記事:ワクチンの副作用で小児麻痺になった子供、足が動けるようになり顔色もよくなった例。

李宗恩博士の治療例を含み、ほかの漢方医・鍼灸医の症例を翻訳するのは、皆さんに知ってもらいたい事があるからです。

中医学が治せる病気は、あなたの想像以上に多い!

新型コロナはもちろん、様々な重病・難病で治療効果が優れています。

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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  2. 李宗恩博士はアメリカ・カリフォルニアの著名な中医師。数々の難病・がん治療で高い臨床効果を出して、中医学の普及のために記事を書か続けて、研修医たちも育てている素晴らしい先生です。李宗恩博士の診療所情報は、以下の記事で説明しているので、どうぞご参考にして下さい。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

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