こんにちは、李哲です。
ニハイシャ先生1の治療日記、故事篇專講案例給大家聽(漢唐中醫倪海廈撰寫)(2005ー5-8発表)を翻訳しました。治らない咳と肺がんの関連性、そしてワクチンの後遺障害である小児麻痺が漢方薬で改善された内容が書かれています。参考になると幸いです。
14年も治らない咳は、初期の肺がんの症状だった
05/18/2005、晴。
白人女性、ドイツ人、62歳。
彼女の症状は、咳が14年も治らない。
この14年間、ドイツとアメリカのお医者さんに診てもらってるけど、何も変わってないです。現在の症状は、仰向けになると咳が止まらなくなる。
彼女は友人の紹介でこちらに来ました。
皆さん、私が教えた問診を利用して、彼女はどうなったかを推測してみて下さい。あなたがもし私の質問の理由が分かったら、どの先生もあなたの相手にはなりません。
以下は、私の質問です。
私「何時から生理が止まったんですか?」
彼女「49歳です」
私「女性ホルモン剤を飲んだことありますか?」
彼女「あります。閉経してから、お医者さんにすすめられました。ホルモン剤を飲まないと骨粗しょう症になると言われました」
私「睡眠はどうですか?」
彼女「不眠症です」
私「手足は温かいですか?冷たいですか?」
彼女「とても冷たいです」
私「便通はどうですか?」
彼女「便秘です」
私の質問はこれで終わり。
皆さん、彼女はなんの病気か分かりますか?
答えは、彼女は初期の肺がん。
西洋医学は肺がんの原因が分かってません。だから今でも肺がんの予防ができてない。たくさんの女性は、タバコも吸わないのに肺がんで死んでいます。
症状があるときに治療すれば、すぐ治る
中医学は原因が分かっているので、最初の症状が現れたときから治療します。
彼女みたいに咳がある場合は、『傷寒雑病論』の処方を使うと、ほとんど一発で効果が分かります。これがちょっとした病気がある時、すぐ中医学に診てもらうと良い所。あと何年か経ってから、西洋医学の診断で肺がんだと言われた時は、すでにチャンスがなくなっている。
その時は、一発で効果が分かるものではありません。
私が治療しても、2~3か月くらいで効果が分かります。
そして、患者の気持ちが大事。
マイナスの考え方だと更に時間がかかります。
彼女の主な自覚症状で、仰向けになると咳が止まらないのは、水が肺に入っているからです。痰が白色、これはそろそろ化膿する前の症状。処方は標準的な「射干麻黄湯」 。同時に、桔梗(ききょう) を入れると、膿を出すスピードが早くなります。
彼女は漢方薬を飲んで、今夜から仰向けで寝れるはず。
これが中医学で言う、未病の段階で治すこと。
小児麻痺の子供、自力で足のコントロールができて、手の力も増えてきた
1人の子供患者が、今日再診に来ました。
ワクチン接種の副作用で小児麻痺になった男の子。
子供は私を見たら、すぐ両足を出して揺らしながら見せました。自力で両足のコントロールができるようになったのです。手で足を運ぶ必要はありません。
両手の力が増えて、顔色もとても良くなりました。しかし、足の筋肉はまだ萎縮してる状態なので、まだちゃんと歩けません。
硫黄を使わなくて没落した中医学
子供は4月から診察に来て、今日まで食べた硫黄は1kgくらいです。中毒になるところから、気力がだいぶ増えました。
今日私は『傷寒雑病論』の処方箋「小建中湯」に硫黄をプラスして渡しました。処方の名前を「硫黄建中湯」と命じます。
中医学を知らない人は、きっと私が何を言っているからが分からないでしょう。しかし、中医師は私の話が分かるはず。
この硫黄は1000年以上使われてています。
それなのに、現在は使う人がほとんどいない。
たくさんの漢方薬局は、もう何代もこのような処方を見たことがないです。なぜかというと、誰も使わなくなったから。
現在使っているのは、中国の鄭文友医師だけ。
彼は癌治療に使っています。
小児麻痺を治す「硫黄建中湯」の説明
「硫黄建中湯」は、中医学業界の先生も聞いたことなりません。なぜなら、1000年以来私たちはワクチン接種がなかったから。古代はこのような病気もありませんでした。
小児マヒは西洋医学が支配する各国衛生署の無知で、創りだした新しい病気。
「硫黄建中湯」の意味を私が教えます。
脾臓を強化するのは小建中湯しかありません。しかも、脾臓は全身の筋肉をコントロールしています。子供の筋肉を増やして、両足に力が入るようにするため、小建中湯を出したのです。
病名を発明し、ボロ儲けに走る西洋医学
西洋医学は中医学と違って、病気を発見するのを光栄だと思っています。自分の名前で病名が名付けられて、ノーベル賞がもらえるから。自分が歴史的人物になると思っています。
たとえば、アルツハイマー。
19世紀、一人のお医者さんの名前がアルツハイマー。彼がこの認知症を発見して、彼の名前を病名にしたのです。
しかし、彼はアルツハイマーが西洋薬の副作用でできた病気であるこを全く知っていません。逆に興奮して全世界に新しい病気を発見したと公表しました。中医学先生が見ると、これは笑い話です。
西洋医学の製薬会社にとっては、新しい病気の発見はボロ儲けのチャンスでもある。中医学は歴史に処方箋の名前しか残しません。こうすると、あとの勉強する先生が簡単に病気を治せるから。
皆さんは徐々に分かると思います。
中医学は良心的が事業で、西洋医学の製薬会社は工業化にして、腹黒くボロ儲けをするだけ。
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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