「歩き出すと心臓が苦しくなる…
でも家の中では平気。
なぜ私は心臓病になったのか?」
ある女性の質問から始まった、中医・張静先生の衝撃の答え。
原因は「暴飲暴食」や「ストレス」ではなく、
**「休まないこと」と「風邪(ふうじゃ)」**だった——。
傷寒雑病論に記された古い智慧が、現代の心臓病を鮮やかに解き明かします。
歩き出すと心臓が辛くなる女性
一人のお姉さんが私に質問しました。
「私は何で心臓疾患になったでしょうか?何で私は歩き出すと心臓が辛くなりますか?何でほかの人は心臓が絞られるような痛みがあるけど、私は一度もないでしょうか?」

知恵!
いい質問です。
私もよくわからなかったので、意識的に本を見ながら答えを探しました。予想外に本当に見つかりました。その古文を見た時、私はこれが答えだと確信しました 。今まで治療した全ての心臓病の解釈ができます。
私が見つかった分類によって、一つずつ説明します。原因がわかれば、私たちはその病気の予防ができます。また、治療する時にも非常に役に立ちます。
患者さんの特徴:一刻も休まない
私はこの知恵があるお姉さんを観察しました。
お姉さんの1番の問題は、ほぼ歩けないことです。歩き出す心臓がつらくなる。不思議なのは、家の中では大丈夫。これは何ででしょうか?
診療所に来た時、針を刺した時だけ彼女はちゃんと寝ています。他の時は彼女がいろんな片付けをします。例えば診療所のベッドのシーツがごちゃごちゃになったら直す。枕の位置がずれたらを直す。ペットに針の箱が落ちたら拾ってゴミ箱に捨てる。 床に何か物が落ちたら掃除をしてくれる。私が止めなかったら、彼女は多分床掃除までやります。
とにかく目に入ったところは、全部掃除するような感じ。一言で言うと、一刻も休んでいません。
毎回こんな感じなので、私は彼女に聞きました。
「疲れないですか?すべての暇を作って私の代わりに掃除をやっていますよ?」
彼女「いや、それほど疲れてないです。どうせ暇だし、やることないし」
私「あなた、家でもこんな感じですか?」
彼女「そうです。でも最近ご主人は私に家事をやらせません。」
暴飲暴食と労倦で脾臓が弱くなり、その後は心臓に移る
私「これからはなるべく、無理やりでもいいので休む必要があります。休んでないのが、あなたの心臓病になった原因。病気の原因は飲食と労倦。
1番目の原因は、暴飲暴食で脾臓が損傷した時です。脾臓の邪気が心臓に入ります、脾臓は手足を司るので、運動量が増えた時は心臓が耐えられません。このような時は、厳格に飲食量を控える必要があります。腹十分目はダメです!」
彼女「私は暴飲暴食をずっとやってないです」
私「OK、そしたら2番目の要因になります。労倦!あなたを何回も観察したんだけど、毎回診療所に来た時、一刻も休んでいません。たくさんの些細なことをやっていました。疲れはしないかも知れませんが、手足がずっと止まらない。長年こんな感じだったら、脾臓は損傷します。 同様に脾臓の邪気が心臓に入り、心臓病になります。」
彼女「なんで家で家事をするのは問題ないけど、外に出てスーパーに行く時歩くとダメなんでしょうか?」
私「部屋中は狭いし、片付けもやったりやらなかったりです。買い物に行く時は歩き続けないといけない。持続すると脾臓の邪気が動いて心臓に影響します。」
彼女「今後どうしたらいいですか?」
私「たくさん休んで、リラックス、リラックス。あとは漢方薬と針で治します」
鍼をする時は脾臓の経絡のツボが必要です。何度も試してみたけど、毎回的中しています。これは鍼灸の非常に面白い考え方です。
李哲の説明:
脾臓の経絡をいうと、公孫が代表的なツボです。八脈交会穴の一つで、「公孫内関胃心胸」で有名です。胃と心臓の不調であれば、公孫内関でほとんど解決できます。以下は公孫だけで治した症例、参考になると幸いです。
🔗朝から気持ち悪い、吐き気がするのを鍼20分で治した例
心臓疾患は風邪(ふうじゃ)が原因でもある
数日後、ある男性が来ました。彼は何も話してないけど、私はパッと顔を見て話しました。「あなたは胸が苦しくて息が吸えない、背中がだるくて仕方ないでしょう? あなたの心臓は問題あります」
男性「なんで知っていますか?私を脅かしてます?」
私「あなたを脅かす気持ちはないです。もし私が言い間違えたら他のところに行ってください」
男性「いいえ、そんなことないです。誤解しないでください。私は確かに心臓を治すために来ました。ところで先生はどうやって分かったんですか?私はずっと自分の体がいいと思いましたよ。薬もあまり飲まないのに、何で心臓病になったでしょうか?」
彼の知恵がある方です。正しい質問を提出しました。
弁膜損傷の顔は非常に分かりやすい。だから私は見ただけでわかったのです。彼は私が言ってる名詞が分からないので、簡単にあなたの顔は赤いからだと説明しました。
男性「そうです。以前はこんなに赤くなかったです。なぜかわからないけど、このように赤くなりました。皮膚科に行って治療したけど効果ありません。心臓が原因だったんですね…なんで私はこんな病気になったんですかね?」
私「風に当たったのが原因です。」
風邪(ふうじゃ)に当たったときの症状は様々
ある人たちは「私は風邪(ふうじゃ)に当たっていませんよ。」と言います。だからもう1回解釈するしかないです。
ある人は風邪(ふうじゃ)に当たった後は、鼻が詰まったり鼻水が出たり頭痛が出ます。薬で治るので自分が風邪(ふうじゃ)に当たったと認めます。
李哲の説明:
風邪の鼻詰まりは非常に治しやすい症状。1回で治るのがほとんどです。漢方薬はもちろん、鍼も効果抜群です。以下は一つの症例、参考になると幸いです。
🔗風邪の鼻詰まりを一瞬で解消した鍼灸症例
ある人たちは、くしゃみをすることで治ります。一般的にくしゃみで治った人は、自分が風邪(ふうじゃ)に当たったと認めません。
ある人たちは鼻炎になって、もし脈が浮いてたら私は患者さんに話します。
私「原因は風邪(ふうじゃ)です。ずっと治ってなくて、時間が長くなると鼻炎になっているのです。」
患者「私が検査した時はもう鼻炎ですよ」
8割の人は自分が風邪(ふうじゃ)に当たったと認めません。
李哲の説明:
鼻炎だと西洋医学は一般的に抗アレルギー薬を出します。臨床で見ると効果はそれほど高くない。漢方薬、鍼の治療効果はいかなるものか?簡単に言うと、西洋薬より遥かに高いです。以下は一つの症例、参考にして下さい。
🔗不整脈とアレルギー性鼻炎、3週間の漢方薬で脈拍が安定してきて、鼻水が垂れるのも治った
風邪(ふうじゃ)が長年治ってないとき、最終的に心臓に移る
実際に風邪(ふうじゃ)が引き起こす症状の範囲は非常に広いです。専門的な中医師じゃないと部分的な症状しか見えません。
患者さんがよく認めてるのは鼻がつまって頭が痛い、匂いと嗅覚が味覚はよくわからない。これは風邪(ふうじゃ)に当たった時の一部分の症状。
風邪(ふうじゃ)に当たった後は肝臓に入り、長年除去できなかった場合、肝臓の邪気がもっと深く心臓に入ると顔が赤くなります。全部の顔が赤くなるのではなくて、色の差異があるのです。よく観察すればわかるはず。
原因は分かったとして、 直接に風邪(ふうじゃ)を除去する薬が必要だとは限らない。すでに肝臓を傷つけ、心臓にまで入ってるので、必ずその人によって処方する必要があります。鍼灸はこの時、非常に役に立ちます。
傷寒雑病論の古文引用
張静先生が話したヒントは以下の古文の中にあります。古文が読めない人が多いと思うので、畳んで置きました。興味がある方は開いて見てください。
傷寒雑病論の原文
假令心病,何以知中风得之?
然:其色当赤。何以言之?肝主色,自入为青,入心为赤,入脾
为黄,入肺为白,入肾为黑。肝为心邪,故知当赤色。其病身热,胁
下满痛,其脉浮大而弦。
何以知饮食劳倦得之?
然:当喜苦味也。何以言之?脾主味,入肝为酸,人心为苦,入
肺为辛,入肾为咸,自入为甘。故知脾邪入心,为喜苦味也。其病身
热而体重,嗜卧,四肢不收,其脉浮大而缓。
※中国河南省石家荘市の女医、張静中医師2の症例、心脏病都是怎么得到的?(1)(2024年01月31日 発表)を李哲が完全翻訳しました。
- ↩︎
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
- ↩︎
張静先生は中国・河北省石家庄市の中医師です。『傷寒雑病論』の処方箋で様々な病気を治す若者実力派。本ブログでは彼女の症例を数多く翻訳しました。張静先生の診療所住所・電話番号などは以下の記事をご覧ください。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

コメント