「汗をかきすぎるのは体質だから」と思っていませんか。
実は、止まらない汗は“心臓の弱り”や“湿気の侵入”という重大なサインのことがあります。
この記事では、中医学の実例から汗かきの本当の原因を解説します。
📍 この記事で分かること
1.汗が止まらない原因を中医学の視点で解説
2.多汗症と心臓の不調の関係
3.湿邪(しつじゃ)が発汗異常を引き起こす仕組み
4.改善のために意識したい生活習慣
※中国河北省石家荘市の有能な女医、張静先生1の症例、心脏病都是怎么得到的?2(2024-02-05発表)を李哲が完全翻訳しました。
汗が止まらない・だるい女性の症例(多汗症の一例)
今年の夏、一人の中年女性が治療に来ました。
症状は、すごい汗かき。一日何回も着替えしないといけません。汗が出すぎて、力もなくなりました。動かなければいいんだけど。少しでも動くと汗が吹き出る。
私「冬のほうが楽ですか?」
彼女「少し楽だけど、汗は出ます。いろんな所で治療しただけど治りません。こちらに来て、鍼灸をちょっと試して見ようと思いました。」
🔎合わせて読みたい:汗かきを治したら水虫が激変!中医学が教える衝撃の理由
多汗症と心臓の関係|見逃されやすい初期サイン
私「鍼灸だけでは治りませんよ。漢方薬の併用が必要です。」
彼女「漢方薬を飲みたくないです。」
彼女を連れて来た隣人が話しました。
「試してみたら?漢方薬と鍼灸はもともと併用するものだよ。私の長年の膝痛もたちまち治ったし、あなたの汗かきもすぐ治るよ。そうでしょう?張先生?」
私「いや、違います。あなたの膝の痛みは、経絡に問題があるので治療が簡単。彼女の汗かきはすぐ治りません。時間が経つと心臓が弱くなります。もしくは、心臓に問題があるから異常の汗かきになったとも言えます。」
彼女「私の心臓は大丈夫ですよ。胸が苦しいとか、息が吸えないことはないです。ただし、すごいだるい。きっと汗が出すぎてだるいでしょう。私の心臓は絶対問題ありません。検査してくれた病院の先生も、心臓に問題がないと言ってました。」
最後、彼女は多分こんな思いをしたでしょう。もう来たし、じゃあ鍼灸一回やって効果をみよう。
私「鍼灸は一回だけで治りません。最低でも3回が必要です。」
彼女「3回やっても治らなかったらどうしますか?」
私「そのときは、ほかの診療所に行ってみてください。こちらで鍼灸1回の料金は30元、多くはないけどお金ですよ。気にするなら最初から鍼灸しないで、お金の無駄遣いになるから。」
二ヶ月後、彼女は突然心臓がバクバクして、緊急入院治療しました。今回は本当に心臓病だと確定されました。
治療がうまくいかない人の特徴(信頼関係の重要性)
彼女はウィチャットで私に質問しました。
「汗かきと心臓が本当に関係あるんですか?病院で漢方薬も飲んでいますけど、心臓の動きがまだ不安定です。私の処方箋を見てくれますか?」そして、写真を送ってくれました。
私「人を雇うなら疑わないでください。疑う人は雇わないで!病気治療ではさらにそうです。 100%あなたを主治医を信じてください!」
多汗のもう一つの原因|湿気(湿邪)による発汗異常
今日たまたま、一人の若い男が来ました。彼が言うのは、「汗かき、すごいです。以前は電話しても大丈夫だったのに、今は電話するとスマホ本体がびしょ濡れ。夜寝る時は両足がつけられません。湿っぽくて気持ち悪いです。この病気は何が原因でしょう?」
私「昨日一つの記事を書いたけど、訂正してなかったので発表してないです。今日発表するから、あなたも見てみて。」
彼の病気の原因は?
湿気にやられたからです。
湿気が先に腎臓を傷つき、その後、腎臓の邪気が心臓に入って、汗かきになっているのです。
注:ある人は全身から出る汗かき、もしくは体の一部分だけです。例えば胸、背中、太ももの内側、ふくらはぎ、首など。人によって違います。
以下は傷寒雑病論の原文引用。
何以知中湿得之?然:当喜汗出不可止。何以言之?肾主液,自入为唾,入肝为泣,入心为汗,入脾为涎,入肺为涕,故知肾邪入心,为汗出不可止也。其病身热,小腹痛,足胫寒而逆,其脉沉濡而大。此五邪之法也。
出典先:『傷寒雑病論』3
李哲の解釈|中医学的考察
治療効果を左右する患者側の姿勢
患者さんが先生を疑う場合、先生の処方も的はずれしやすいです。不信感満々の患者さんの目を見て、先生も全力で治療したがるでしょうか?一般的な先生は、もう嫌になると思います。
逆にいうと、患者さんが先生を信じる場合は、治療効果はとても良いです。以下はもう一人の漢方医の症例、参考になると幸いです。
🔗急性難聴が1週間で半分治ってきた。「信じる者は救われる」言葉は正しい。
汗かきの原因、湿気対策には運動がオススメ
上記、張静先生は湿気が病気の原因だと書いてました。
それでは、湿気対策にはどうすれば良いのか?
素人としてできるのは、運動して汗を出す一択のみ。
運動しても湿気が多いときは、漢方薬とか鍼治療が必要です。お風呂に入るだけでも汗をかくから、運動しなくてもいいのでは?と思う人へ、以下の記事でだめな理由を説明しました。参考になると幸いです。
🔗運動とお風呂の汗は違う。運動して汗をかくのがオススメ
汗の異常を改善した症例まとめ(内部リンク)
👉️ 発熱、汗が止まらないのは「桂枝加附子湯」2日で治った症例
👉️ 夕方熱が上がる大汗を漢方『桂枝湯』12日分で治った症例
👉️ 乳がん術後、イライラと汗が止まらないのは鍼で著しく改善した症例
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張静先生は中国・河北省石家庄市の中医師です。『傷寒雑病論』の処方箋で様々な病気を治す若者実力派。本ブログでは張静先生の症例を数多く翻訳しました。以下は2025年、張静先生の診療所で研修した見聞録、参考になると幸いです
🔗中国河北省の女医・張静先生の診療所で研修したら、目からウロコの「チャイナスピード」に震撼した話 - ↩︎
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
- 傷寒雑病論の解説は、傷寒雑病論の詳細:歴史的偉大さと衝撃的な影響をご覧下さい。 ↩︎

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