こんにちは、李哲です。
中国河北省石家荘市の女医、張静先生1の症例:三叉神经痛(2025-8-1発表)を翻訳しました。
西洋医学でいわゆる「三叉神経痛」、漢方薬と鍼灸の治療効果はどれだけ良いのか、見てみれば分かります。また、一人の中医師として、患者さんが隠し事をしたとき、どんなに迷惑なのかも分かってほしいです。治療するとき、誠実さを失うと誰も助けることができません。
初診時の症状と治療提案
患者:女性、60代。
来たとき、右側の頭痛。耳のほうがまで痛みが広がり、眉骨も痛くて「シーハーシーハー」とうめき、「夜になるともっとひどくなるから、針灸をお願いします」と言いました。

私「単純な針灸だけではダメです。漢方薬を併用する必要があります。」
彼女「漢方薬は飲みたくないです。飲むと胃が痛くなるから」
私「それは処方箋の配伍が合っていないか、あなたの胃に問題があるからです。漢方薬で胃も一緒に治療できますよ。」
李哲の説明:以下の記事をご覧ください。吐血、下血する胃がんですら漢方薬で治ります。普通の胃の病気を治せないワケがないでしょう?
胃がんによる吐血・下血、食欲不振、寝汗、倦怠感…余命3ヶ月の患者を漢方薬3ヶ月で完治させた症例
彼女は頑固に「飲みたくないです。前回の腰痛が長く続いて、いろいろな理療、焼き電、お灸など試しても良くならなかったけど、先生の鍼一回で治りました。だからこの頭痛も一回の鍼で良くなると思います。」
私「病気ごとに違います。これは単純な針だけでは治りません。」
半日説得しましたが、頑固に中薬を飲まないので、「まずは鍼を数回やってみよう」と言いました。
針灸実施と初期経過
針灸:合谷穴、外関穴、陽輔穴、外丘穴、梁丘穴など、針灸したら痛みがなくなりました。彼女はとても喜んで、痛くないと言いました。
私「夜には痛くなりますよ、まずは観察してみて」
翌日来て、「なぜ夜に痛くなるのか、痛くて眠れなかった」と文句を言いました。
私も説明するのが面倒くさくなり、言うべきことは言ったので黙っていました。

症状悪化と原因究明
3日目、彼女は頭を押さえながら入ってきて質問したのは、「マバタキするだけでも痛いです。なぜまだ痛いですか?」
私も不思議に思いました。
私「針灸で悪化しないはず、外因があるはずです。考えてみて、他の薬を飲んでいないか、夜に不眠などないですか?」
彼女「痛くなければ眠れます。漢方薬の煎じ薬は気血を補うもので、頭に影響しないはず、と私に薬を出してくれた中医師が話しました。」
私「あなたは薬を飲めないんじゃないの?飲めるのに本当のことを言わないから、頭痛が悪化するんです。あの先生に頭痛があるって言わなかったですか? 漢方薬と針灸は治療の違う手段で、違う先生の考え方も違うから、あなたが信じる先生を探して一緒に治療してもらいなさい。私はもう治療しません。」

治療拒否と最終対応
彼女「頭痛がひどいです。薬を出してください。」
私「出せません。漢方薬を飲むと胃が痛くなるって言ってたじゃないですか?あなたのこの病は治せません。」
漢方薬の処方を拒否。
彼女は私についてきて、どこへ行くにもついてきて、ずっとついてきます。
私「ついてきても無駄です。信じる先生のところへ行きなさい。」
彼女「今回は漢方薬を飲みます。」
また少しついてきて、私は話しました。
「次に先生にかかる時は、どの先生でも本当のことを言いなさい、そうしないと神さまでも助けられません。」
7日分の漢方薬を処方。
治療効果と今後の相談
薬を飲んで3日目、また診所に走ってきて、「前々日の深夜12時に少し痛かったけど、昨日から今までとても良いです。この頭痛が治りました。今度は旅行に行くので、旅行から帰ったら大仕事をお願いします。不眠が何年も続いています。この持病を治してほしいです」と言いました。

李哲の感想
張静先生のところに、また変な患者が来ましたね。自己主張ばかり強くて、先生に正直な話をしない。これでは本当に神さまでも救えません。
この先生からも治療を受け、あの先生からも治療を受けたい。西洋薬は止めたくないし、漢方薬も続けたい。このような患者さんが来たら、中医学先生の頭は痛くなります。
上記の患者さんの三叉神経痛はひどい方です。私はまだここまでひどい患者さんは治療したことがありません。軽い方は何人か診ましたが、鍼だけでも有効でした。以下が一つの症例、参考にしてください。
今後ほかの症例があったら、また発表します。
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張静先生は中国・河北省石家庄市の中医師です。『傷寒雑病論』の処方箋で様々な病気を治す若者実力派。本ブログでは彼女の症例を数多く翻訳しました。張静先生の診療所住所・電話番号などは以下の記事をご覧ください。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

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