異病同治:B型肝炎、糖尿病、慢性結腸炎を同じ「柴胡桂枝乾姜湯」で治す中医学

「半日で60〜70人も診察できる漢方医って、本当にいるの?」
実はいるんです。
しかも、1人あたり1分もかからないスピードで。

鍵は「口が渇く」「下痢する」「気分が晴れない」という、たった3つの症状。この3つが揃えば、柴胡桂枝乾姜湯を迷わず出してOK——B型肝炎も、慢性結腸炎も、糖尿病も、同じ漢方です。

なぜそんなことが可能なのか?
経験豊富な先生の神業診察を、3つのリアル症例で紐解きます。

下痢で苦しむ男性のイラスト:トイレに座り汗をかき口を震わせる様子(柴胡桂枝乾姜湯の適応症状をイメージ)
下痢が頻発し、口が渇いて冷や汗…この症状が揃うと、経験豊富な先生は即「柴胡桂枝乾姜湯」を指示!半日70人診察の秘密がここに。
目次

中医学の診察が異常に速い本当の理由

私の先生は生前の時、半日で60~70人の患者さんを診察してました。

どうやって70人も診れるのか?
先生は経験が豊富なので、あまり病名と弁証もしないで症状を見るだけでした。これは経験があるからできるもの。私が覚えているのは、先生の隣には3人の弟子がいて、先生が指示した処方を書いてました。

症例1:B型肝炎の患者さん「喉が渇く+下痢」→即 柴胡桂枝乾姜湯

一人の患者さんが来て言うのは、「先生、私はB型肝炎です」

関連記事:急性肝不全(劇症肝炎)の患者、大柴胡湯を飲んで嘔吐と下痢・食欲不振が治り、肝機能数値も正常になった例

先生「喉は渇きますか?」
患者さん「渇きます

先生「大便はどうですか?」
患者さん「よく下痢します。食べ物が合わないとすぐ下痢になります」

先生「肝臓のあたりは痛いですか?」
患者さん「たまに痛くなります

先生はすぐ指示しました。

柴胡桂枝乾姜湯さいこけいしかんきょうとう

見てください。
この対話は1分も要らないでしょう?
だから半日で70人も診察できるのです。

李哲の説明:
喉が渇くのは様々な病気で見かける症状です。
トータルケアの中医学が、どのように解決するのか、以下の記事が一つの参考になるので、どうぞご覧ください。

🔗喉が痛い・乾く、お腹が空くと動悸がして冷や汗をかく、毎日だるい、心臓のドキドキを治した漢方薬症例

症例2:20年続く慢性結腸炎「舌が乾く+気分が晴れない」→肝気鬱結を疑う

二人目の患者さんが先生に言いました。
「先生、私は20年前から慢性結腸炎です」

ベロを見せてもらったら、とても乾いている。

先生「喉・口は乾きますか?」
患者さん「渇きます」

先生「よく下痢しますか?」
患者さん「します、します」

脈診したら、沈弦。

先生「気分が晴れないですか?」
患者さん「そうです。よく暗くなります」

これで肝気鬱結であることが分かりますね。

OK!柴胡桂枝乾姜湯さいこけいしかんきょうとう

李哲の説明:
つらい症状で苦しむ患者さんは、気分が晴れない方が多いです。特に癌患者は病院の診断の脅かしで更にうつ病になりやすい。
中医学の癌治療はどうなのか?ニハイシャ先生1の以下の症例を見れば一目瞭然です。

🔗脳腫瘍の強烈な頭痛、嘔吐、便秘が治り、食欲が戻ってきて気持ちまで晴れたおばあちゃん

症例3:糖尿病なのに「冷たいもの→下痢」「死ぬまで薬…」→同じ漢方が出た訳

3人目の患者さんが隣ですぐ言いました。
「先生、私は糖尿病です」

先生「喉は渇きますか?」
患者さん「渇きます

先生「便通はどうですか?」
患者さん「ちょっとでも冷たいものを食べると下痢します

これは脾臓の陽気が足りない証拠。

先生「気分はどうですか?」
患者さん「楽しくないです。糖尿病は死ぬまで薬を飲まないといけないと言われたので、楽しくなるわけがないですよ!

OK!柴胡桂枝乾姜湯さいこけいしかんきょうとう

李哲の説明:
糖尿病は死ぬまで薬を飲まないといけないと言うのは、西洋医学は糖尿病を治せないからです。もっと簡単にいうと、なぜ糖尿病になるかも分からないから。中医学では糖尿病をどう解釈するのか、以下の鄭智城先生2の記事が参考になると思います。

🔗糖尿病の真実:西洋医学の研究は小学生レベル、中医学で腎臓を補い根本治療

なぜ3人とも同じ柴胡桂枝乾姜湯?共通する3大症状とは

なぜ同じ処方箋を使うのかと?
3つの主な症状が全部揃っているからです。

  • 口・喉が渇く
  • 下痢
  • 肝気鬱結(うつ病)

先生はこのように症状だけ見るときもあるし、病気の原因を探って処方する時もあります。治療効果が良くて、診察のスピードがめちゃくちゃ早い。

中医学は「待ち時間3時間・診察3分」とは別次元。治る時期まで見通せる

以下は李哲の説明です。

病院に行くと待ち時間3時間、診察3分だけど、中医学の診察とは比べ物になりません。中医学は診断が早いだけではなくて、いつ治るのかも分かります。なぜなら、病気の原因を知って、治療過程がどうなるか最初から知っているからです。

以下、ニハイシャ先生の症例が代表的なので、ぜひご覧ください。

※中国・北京中医薬大学の教授:郝万山先生3の講義中の物語(症例)、郝万山经方36首故事1 を李哲が完全翻訳しました。

関連記事(糖尿病シリーズ)

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🔗漢方1週間で23年間の糖尿病、足の痛み消失!胆管がん・ステージ4腺がんも改善した倪海厦治療例

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

    ↩︎
  2. 鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。

    ↩︎
  3. 郝万山(かく ばんざん、Hao Wanshan)は、中国の著名な中医学(漢方医学)の専門家で、特に『傷寒論』の研究と臨床応用で知られています。もっと詳しい紹介は以下をご覧ください。

    郝万山先生の生涯と功績:中医学『傷寒論』の第一人者 | 漢方医学の巨匠

    ↩︎
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コメント

コメント一覧 (1件)

  • id:ichisin
    亀仙人 さん
    ブコメありがとうございます。

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