こんにちは、李哲です。
アメリカの著名な中医学先生：倪海厦（ニハイシャ）先生1の治療例を翻訳しました。中国語本文のリンク先は、故事篇專講案例給大家聽(漢唐中醫倪海廈撰寫)
なぜ舌癌になるのか？なぜ舌癌の患部は黄色いのか？漢方薬治療だと何時頃で治るのか？など様々な基礎知識が書いてあります。舌癌で手術・抗がん剤しかないと言われた患者さんへ、役に立つ情報になると幸いです。
中医学の先生は、見ただけで舌がんの原因と治療法が分かる
2005年3月29日。
午前、一人のアメリカ男性が友たちの紹介でジョージア州から来ました。78歳。車で700キロ走って、奥さんと娘も一緒に来ました。
カルテにかいたのは、「2004年6月に舌癌だと診断されたけど、西洋医学の治療はなんにも受けてない。」
私は一つだけ話しました。
「舌を見せてください」
パッと舌を見た後、壁のカレンダーを見て診察は終わり。終わりというのは、中医学の「望診」で舌癌の原因、治療法、いつ治るかを含めてすべて分かったことです。
これが正統派の中医学です。
中医学に詳しい先生は、みんなできるはず。なんの不思議なこともありません。
私には何が見えたか、皆さんに紹介します。紹介する目的は、決して自慢するためではない。皆さんに正統のの中医学が、どんなに強いのか。患者が死ななくてもいい病気で、死なせたくないだけです。
心に糞しかない読者は、私がデタラメを言っていると思うでしょう。心に仏様がいる読者は、私の話していることが分かると思います。
男性のひげは、精子を作る過程の老廃物からできている
私は男性患者に話しました。
「あなたは一番最初、中医学の考え方が必要です。じゃないと、あなたを救えない。西洋医学はあらゆる検査をしても、なぜ舌癌になったか分かってないでしょう？」
（男性は頷いた）
私「あなたの舌と周りのリンパ組織を全部切除すると、西洋医学は言ったでしょう？」
（男性は頷いた）
私「中医学は見ただけで分かります。なぜかというと、5000年以上の治療経験があるから。男性の精子がどこから来たのかも分かってないから、西洋医学は治せないのです」
私「小腸と膀胱の間には、”精宮”という場所があります。腹部大動脈を経由して、心臓からの血液は”精宮”に入って精子になります。このとき精子はまだ赤い色。赤い色の精子を体が加工する時、必ず老廃物が出ます。この老廃物が上がって、口の周りに広がってひげになります。だから、女性の月経と違って、男性は日経があるとも言えます。
正常な男性は毎日ひげ剃って、精子を作る過程での老廃物を取ります。正常な男性が分かれば、異常な男性もわかる。なぜあなたが舌癌になったかも分かります。
長い間ひげがないのは、体内の冷えが原因
私「あなたの奥さんと娘は、同じところから来たでしょう。彼女たちは半そで。しかし、あなたはセーターの上にジャケットまで着てる。あなたは寒がりだけど、彼女たちは違います。（奥さんと娘も頷いた）
あなたの体内は冷えすぎです。心臓の火（エネルギー）が足りないから、小腸の火（エネルギー）まで減っている。心臓は『君主』で、もともと病気になりません。心臓の周りの心包経絡が、代わりに病気を受けます。
心包経絡と三焦経絡は表と裏の関係で、つながっている。 精子加工過程での老廃物は心臓に入れないので、上の舌まで届いてます。また、老廃物は皮膚を通し、ひげとして外に出ることができません。あなたはひげそった跡がないから、長い間ひげ剃りやってないでしょう？」（男性は頷いた）
舌がんの原因は心臓が弱すぎ。腫瘍が黄色いのは、「三焦」の属性が黄色だからです
私「あなたの舌を見たら、腫瘍は黄色。黄色は中医学でいう「三焦」（さんしょう）の色であります。三焦（さんしょう）は、気化された栄養物質を運ぶルート。正常な人は、一つのところに溜まることはないです。しかし、あなたの舌に溜まっているので、腫瘍が黄色くなっています。
あなたの舌癌の原因は、心臓が弱すぎ。連鎖反応で体内の温度が下がって、小腸の温度も下がっています。なぜ小腸の温度が下がっているのを知っているか？私たちは温度計を小腸に挿して測る必要もないです。あなたの両足はきっと冷たいでしょう？」（奥さんと娘、二人とも頷いた）
私「心臓に問題があるから、あなたはきっと不眠症でしょう？」
（奥さんと娘、二人とも頷いた）
私「心臓と小腸に問題があるから、きっと西洋医学の検査で貧血だと言われたでしょう？」（奥さんと娘、二人とも頷いた）
私「今日漢方を出して、体内の寒気を追い出すので、朝までぐっすり寝られるようになり、家族と同じ半袖が着れるようになります。」
舌がんが治る時期は、節分の「立夏」
私「手足が暖かくなって、毎日髭剃りが必要になり、朝までぐっすり寝れるようになったら完治、漢方を止めても良い時です。」
私「治るのはだいたい今年の５月５日。この日は、中国の陰暦でいうと”立夏”。”立夏”は自然の力で心臓が一番強くなる時期。漢方の力と自然の力で、あなたは”立夏”に治るはず。」
中医学というのは、「外から見て中を判断する」最高の哲学です。（皆さん、これはシャーロック・ホームズに似てないですか？）
脈診だけでは、病気治療ができない
上記の治療例は、ある人たちに話すと結果がおかしくなります。
「なんだよ、この中医学先生！私がまだ話もしてないのに、診察が終わりだと？！西洋医学の最先端医療機器でも原因が分からないのに、脈も見ないで全て分かったって？この先生の処方箋、きっと効かないから飲まない！」
あなたは間違っています。
正統の中医学は望（見る）．聞（臭いをかぐ、声を聞く）．問（質問する）、この３つで診断する先生こそ、本当に病気を治す先生。脈だけで診断する医師は、いろんな病気を治せません。患者が自覚症状さえ教えてくれれば、正統派の中医学先生は患者を見なくても治せます。
西洋医学の治療を受けてないから、足がまだ温かいですよ！
一番困るのは、たくさんの西洋医学の名詞。コレステロールとか、高血圧とか、血糖値とか．．．全然治療にはならないムダ話！
奥さんは私の話を聞いて、「私の足は温かいです」と言ってました。
私「奥さんは専属の家庭専門医がいますか？」
奥さん「いいえ、いません。私は西洋医学を信じてません」
私「だから、まだ温かいですよ」
最初から最後までの診察、彼女たちはずっと頭を頷いただけ。帰りに彼女はちょっと話しただけで、疑問が残らず笑顔でジョージア州に帰りました。
★上記の舌癌患者さんの続きの治療経過は、以下をご覧ください。
６週間で舌がん腫瘍が半分になり、食べ物を飲み込む事ができた女性
１時間後に、もう一人の患者が来ました。同じ舌がん。最初来た時、舌がんの腫瘍は大きすぎて、右首まで腫れ上がってました。西洋医学の検査で分かったのは、腫瘍が首の後ろまで伸びて、頚椎を包んでいる。舌も大きすぎて、食べ物を飲み込む事ができません。
西洋医学の先生は、彼女の舌と頚椎周囲の腫瘍を全部切除することをすすめました。彼女は、もちろん反対で手術をやってない。そしてこちらまで来たのです。
今日で７週目の診察。
漢方の治療で、６週目経っています
診察室に入った時、彼女は大笑いしてました。
漢方薬治療後の変化は、以下の通り。
腫瘍は半分くらい小さくなって、しかも移動ができる。以前は硬すぎてたけど、今は大分柔らなくなっています。食べ物を飲み込む事が出来るだけではなくて、冗談まで言うことができます。
彼女は綺麗な人ではないけど、大笑いした時は美人でした。なぜかというと、内心から出てる笑顔だから。
彼女が治る時期も、上で話した男性と同じで、５月５日くらいです。
毎回、患者の笑顔を見ると、私もとても嬉しいです。医師の仕事をして良かったと思います。地獄の入口から、患者を引っ張ってくることができて。
すべての病気。西洋医学が治療してなければ、中医学にとっては治療がとても簡単です。
おしゃべり女（男）は気をつけて。
私がこの一生一番嫌わっているのが、おしゃべりをして波風を立てる婦人（男）。
作り話を拡散して天下の混乱を望む。こんなあなたが舌がんになったら、私は絶対救援の手を出さない。あなたの舌が全部切れら、一生話せないように。天下も静かになり、どれだけ良いのか！
★上記の舌がんの女性、その後の治療経過は以下の記事をご覧ください。
（おわり）
倪海厦（ニハイシャ）先生（1954—2012）はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE（最後の希望）だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦（ニハイシャ）先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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