喉に出来物ができて、違和感ある女性、抗生物質も治せなかったけど鍼1回で治った例

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こんにちは、李哲です。
台湾の鍼灸名人、孫培栄先生1の治療例を翻訳しました。『孫培栄鍼灸医案』より引用した症例です。

炎症が起きたら抗生物質ばかり考えないで、鍼治療も優れている事を知ってください。

喉に出来物ができて、違和感ある女性、抗生物質も治せなかったけど鍼1回で治った例

劉さん、女性、53歳。
住所は台北市雲和街。

喉にカラミザクラみたいな物ができて、違和感ある。
病院で「慢性咽頭炎」と診断され、抗生物質治療を続けたけど無効。

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1967年4月14日に治療に来ました。
刺したのは合谷穴、商陽、少商、関衝など鍼した以外、刺絡して完治しました。

李哲の感想

合谷穴はとても良く使うツボです。
喉の炎症、歯の炎症、顔の炎症(皮膚炎、ニキビ)など、とにかく熱証であれば使える。そして、効果が良いです。三稜鍼での刺絡療法は、更に熱を下げる事ができますね。

孫培栄先生の治療例を見ると、よく刺絡療法があります。すばやく毒を出して、解熱効果があるから。漢方薬の解毒剤よりも素早く効きます。(漢方薬は煎じるのにも時間がかかるので、刺絡療法のほうが早い)

刺絡療法の紹介は、以下の記事を参考にしてください。

(おわり)

  1. 孫培栄先生は台湾4大鍼灸名人の一人です。出身は山東省臨沂県。おじさんの銭曽文医師の門下で鍼灸を習い、最終的に台湾でもっとも有名な鍼灸医になりました。孫培栄先生は最期まで40人くらいの弟子を教えました。中で有名な弟子は周左宇、孫宝林、武仲瑛。

    著書としては、『孫培栄鍼灸験案』があります。私も勉強していて、中の治療例を翻訳してアップしたりもします。

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