3年間ずっと悩まされていた耳鳴りが、わずか数回の鍼灸でスッキリ完治!
台湾の伝説的鍼灸名人・孫培栄先生1の実際の治療例と、使用したツボ、そして耳鳴りの実証・虚証を見分ける簡単な診断法を紹介します。
目次
耳鳴りが3年も治らない男性、数回の鍼で治った
秦さん、50歲。
山東日照県出身。
住台北市博愛路二零三巷。
耳鳴りに困ったのは3年前から。
耳鳴りはたまに強くなって我慢出来ない。たまに気にならないほど弱いそうです。
1966年12月20日に治療に来ました。
刺したツボは行間、陽補、地五会、風池穴、足三里穴、聴宮。
数回刺して治癒しました。

李哲の感想
耳鳴りにはよく聴宮、聴会、耳門、合谷穴を使います。
私の臨床経験上、一般的に1~2回鍼を受ければ、耳鳴りは減るはず。ただし、完全に治るまでは、回数がかかる場合があります。
行間、陽補など使う理由は、おそらく実証だと判断したからだと思います。
あとで確認できたのは、孫培栄先生の判断基準がありました。鍼灸医にも勉強になる情報ですね。
- 耳を塞いて、耳鳴りが強くなるのは実証。
- 耳を塞いて、耳鳴りが減るのは虚証。
耳鳴りを治した鍼、漢方薬症例
- ↩︎
孫培栄先生は中国山東省临沂県で生まれ。おじさんの銭曽文医師の門下で鍼灸を習い、20代から治療活動を行って、地元でも有名な鍼灸医でした。
1949年以後台湾に移住し、中医師免許取得後にずっと鍼灸治療をし、最終的には台湾の4大鍼灸名人の一人と評価されました。著書としては、『孫培栄鍼灸験案』があります。
弟子は40人くらいで、中で有名な鍼灸医は武仲瑛、周左宇、孫宝琳。周左宇先生は会陰穴:溺れ死んだ人を救えるツボ で書いた有名な人です。
私が尊敬しているニハイシャ先生の師匠が周左宇先生。周左宇先生の師匠が孫培栄先生。先輩関係はこんな感じです。

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