こんにちは、李哲です。
中国河北省石家荘市の有能な女医、張静先生の症例、小孩子经常肺炎怎么办?(2025-7-10発表)を翻訳しました。
子どもの病気が繰り返すとき、食べさせすぎをしてないのか?親は要チェックです。
なぜなら、食べ過ぎて胃腸に負担をかけ最後まで完治できず、消えそうな病状がまたぶり返すのです。
来院時の状況:風邪→発熱→肺炎の悪循環が止まらない
患者さんは5歳の男の子。
肺炎を頻発しています。
お母さんによると「ちょっと風邪ひくとすぐ熱が出て、熱が出たらすぐに肺炎になり、点滴と抗生物質を20日以上やって、やっと良くなったと思ったらまた風邪→発熱→肺炎」の繰り返し。

いつも薬を飲んでいる状態が続き、数日しか落ち着かない。本当にこれ以上抗生物質(西薬)を飲ませたくなくて、中医で治療したいと来院。
お母さんは「風邪かな?と思ったらすぐに病院に連れて行く、絶対に手遅れにしたことはない」と言います。それでもなぜこんなに繰り返すのか…?
診察で判明した本当の原因:「お腹を叩くとポンポン鳴る」重度の食積
子どもを寝かせてお腹を軽く叩くと「ポンポン」と大きな音がしました。
私「聞こえました? これ、明らかな食積(食べ物の滞り)です。このままでは数日後にまた熱が出ますよ」
すでに咳が出ていたので聴診器で確認すると、やっぱり肺炎。舌苔を見て、2種類の漢方薬を処方しました。
- ① 食積を治す薬(最優先)
- ② 肺炎を治す薬
重要な指示:
「まず食積の薬を飲んで便が出たら肺炎の薬を始めます。便が出ないうちに肺炎の薬を飲んでも吸収できないので無駄です」

治療の経過:食積が取れた瞬間、熱がスッと下がった
帰宅後、食積の薬を飲んでも最初は変化なし。4時間後にまた飲んでも反応なく、その頃に発熱開始。お母さんは大変焦っていましたが、私は「大丈夫、便が出ればすぐに熱は下がります」と伝え、追加で食積の薬を用意してもらいました。
その夜、ようやく下痢が出てお腹の張りがスッキリ!
翌日から肺炎用の漢方薬を開始。
数日で咳は完全に消失。あと数包残っていました。

残りの薬はどうする?→「冷凍保存で次回肺炎時に即使用可」
子どものおばが来院した際に質問しました。
おば「まだ飲み続けますか?」
私「もう飲まなくても大丈夫です。冷凍しておいて、次に肺炎になったときに使ってください。漢方でしっかり数回治療すると、もうそう簡単には肺炎になりません」
おば「じゃあ全部飲ませます。ところで、副作用はありますか?」
私「副作用はありません。脾胃を整える生薬も入っていますし、咳が止まったばかりなのであと数日巩固しておくとより安心です」
結論:繰り返す肺炎の最大の原因は「親の過剰な愛=食べさせすぎ」
今の子どもは「食べ過ぎ」は多いのに「飢える」子はほとんどいません。
大人は自分が食べ過ぎたとわかれば調整しますが、子どもに対してはダブルスタンダード。
「追いかけてでも食べさせなきゃ」「食べないと可哀想」「一食抜いたら栄養失調になる」と心配しすぎて、愛の名の下に実は子どもを傷つけている親・祖父母が非常に多い。そして本人はそれに気づいていないのです。
この症例のポイントまとめ
- 抗生物質を長期間使っても繰り返す肺炎 → ほぼ100%食積が背景にある
- 食積を先に取らないと、どんな良い薬も吸収されない
- 食積が取れると熱が劇的に下がり、肺炎の治りも驚くほど早い
- 漢方で数回しっかり治療すると、その後肺炎にかかりにくくなる
- 最大の予防法は「食べさせすぎないこと」
李哲の解釈
中医学の発祥地とはいえ、中医学を知らない人が多いのも現実。だから、上記のような無知な親が多いわけ。
風邪が治ったら、「何日も食べてないし、コッテリ系・美味しい魚肉料理を食べさせなきゃ」。そして、子供は病気が再発。エンドレス治療が始まります。
以下は張静先生のもう一つの例。食べ過ぎてお腹が痛い子どもを治した内容。食積の意味も解釈しているので、参考になると幸いです。
抗生物質を常用する人は要注意!
抗生物質で肺炎が治るのか?熱とか下がるかも知れませんが、抗生物質で心臓、胃腸がダメになります。直接な証拠は以下の通り
- 寒がり、手足が冷えやすくなる
- 睡眠の質が悪くなる
- 食欲が減る、食べる量が減る
漢方薬や鍼は副作用がなくて、熱を下げることができます。以下は一つの症例、参考になると幸いです。
食べ過ぎ(食積)による不調は鍼でも改善できる
以下は食べ過ぎが原因で起きたお腹の激痛を鍼で治した例。胃腸障害に対して漢方薬はもちろん効果抜群だけど、鍼も治せることを知ってください。

コメント