こんにちは、李哲です。
歩く振動だけで激痛が走り、前かがみで動けない——そんな急性腹痛が、鍼治療1回でほぼ消失しました。原因は「食積(食べすぎ)」。中医学ならではの診断と即効性の高いツボ治療で改善した症例を紹介します。
📌 この記事で分かること
1.大食い翌日に起こる急性腹痛の中医学的原因
2.食積(しょくせき)を見抜く腹部叩診のポイント
3.足三里・内廷など、即効性の高いツボの組み合わせ
4.鍼治療が40分で痛みを80%改善した経過
5.病院治療との違いと、鍼が選ばれた理由
歩けないほどの腹痛は食積(大食い)が原因だった
患者の症状と緊急連絡
こんにちは、李哲です。
今日は私の鍼治療例を紹介します。
2019年6月26日、常連患者から緊急連絡が入りました。

症状の詳細:
- パスタ・ソーセージの大食い翌日に激しい腹痛発生。
- 歩行時の振動で痛みが増悪、腰から肩にかけて「空気で腫れた感覚」。
- 風邪はほぼ治癒済みだが、胃腸に負担がかかった状態。
彼女の話を聞いて、私はだいたい分かりました。
なぜなら、ずっと通っている彼女の体質を、良く知っているからです。
中医学的診断|食積(しょくせき)の確定
検査方法と所見:
- 腹部叩診:
- へそからみぞおちまで「鈍い音」→ 食べ物の詰まりを確認。
- へそ下部は正常(空気音)。
- 足三里の圧痛:強い痛みあり。
診断の根拠:
風邪で胃腸が弱っているのに大食いしたため、胃から十二指腸が詰まり、ガスが発生。これが腰や肩の腫れ感につながった。
食積とは、食べすぎで胃腸に未消化物が停滞し、痛みや張りを引き起こす中医学の病態です。

鍼治療の即効性|40分で痛みが80%改善
使用ツボと治療経過
鍼を刺した主なツボ:
| ツボ名 | 効果 |
|---|---|
| 足三里+内廷 | 胃腸機能の活性化 |
| 上巨虚 | 腸の詰まり解消 |
| 内関+公孫(八会穴) | 吐き気・腹部張りの緩和 |
治療中の変化:
- 鍼直後:「お腹が楽になり始めた」
- 15分後:「痛みが大幅に軽減」
- 40分後:「歩行時の痛みほぼ消失」
鍼治療が終わってお茶を飲むとき、彼女が言いました。
「さっきまでは、歩くたびに振動でお腹が痛かったのに、今は歩いても大丈夫です。少し残っている感じだけど、大丈夫そうです。今日頑張って来て良かった!」
治療後の経過と翌日の状態
- 翌朝の連絡:
「夜から普通に食事可能。翌朝も問題なし」 - 根本原因へのアドバイス:「風邪時は腹5~6分目に抑えること。胃腸の回復を優先しましょう」
病院との比較|なぜ鍼治療が選ばれたのか?
鎮痛剤治療のリスク
以下は施術中の患者との会話。
患者「こんな腹痛があって病院に行ったら、どうなるでしょうね?鎮痛剤を点滴?」
私「鎮痛剤を点滴すると、腸が麻痺してよけいに動かなくてなり、詰まった食べ物が大変な事になります。」
患者「近くにいて良かったですよ!」
私「ありがとうございます(笑)」
鍼治療のメリット:
- 即効性(刺した瞬間から効果発揮)
- 自然な胃腸機能回復(薬に依存しない)
即効性というのは、鍼治療して1日後に痛みが減るのではなくて、刺した瞬間から痛みが減り始めます。以下は一つの鍼治療例、参考にしてください。
大食い・早食いが招く急性腹痛の危険性
腹八分目の科学的根拠
胃腸への負担軽減:
「過食は消化酵素の枯渇を招き、未消化物がガス発生の原因に」
過去記事:腹八分目が胃腸を守り急性腹痛を防ぐ理由も参考になると幸いです。
長生きの秘訣:
腹八分目で健康な胃腸を維持する方法(外部リンク)
鍼治療の応用範囲
即効性が期待できる症状例:
- 食積による腹痛
- ストレス性の胃痛
- 吐き気・腹部膨満感
よくある質問(FAQ)
- 鍼治療は痛みがありますか?
-
中国鍼は独特の響きというか、痛みがあります。ただし、我慢できないレベルではありません。
- 効果はどのくらい持続しますか?
-
症例によりますが、生活習慣改善と組み合わせることで再発を防げます。
- 子供の食積にも使えますか?
-
はい。14歳以下の子どもは置鍼時間がないので、数分で治療が終わります。以下は一つの症例、食積が原因の腹痛ではないですが、治すツボは同じです。
🔗中脘への鍼で子供の頭痛が即改善した症例
まとめ
患者さんが信頼してくれて、最初の治療手段として来てくれるのは何より光栄です。私の勉強不足で治せない症例もあったけど、最善を尽くして痛み・苦痛を減らす目標は変わらない。
鍼治療は急性腹痛の即時緩和に加え、胃腸機能の根本改善が可能です。
「薬に頼らず自然治癒力を高めたい」と考える方は、ぜひ鍼治療を選択肢に入れてみてください。

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