足と顔のむくみ、悲しい気持ちで夜眠れない…たくさんの症状がある患者
こんにちは。李哲です。
今日は一人の女性の治療例。
彼女が持ってきた問診表には、自覚症状がたくさん書いてありました。重要な所だけコピして、引用させていただきます。
- アトピー性皮膚炎(顔、首、肘内側の関節)
- 頭、首と目の疲れ
- むくみ(胃に水分停滞、顔と足がむくみやすい。特に足がひどい。)
- 便秘、お腹の張り
- 生理不順
- 睡眠が浅い
- ※特に毎年4~5月、精神不安定で入眠困難(悲しい気持ちが強すぎて眠れない)

ほかに、10個の質問表で気になったのは、
- 疲れやすい。特に疲れると腰のあたりに重だるさを感じる。
- 生理不順は、気持ちの変化が激しい時に、早くなったり遅くなったりする。
- 体が冷えやすい。特に足が冷える。
アトピー性皮膚炎を治す為に、彼女は瀉血療法を行うクリニックに1年通ったそうです。良くはなっていたけど、貧血症になりそうな心配で止めたそうです。
瀉血療法は、確かにアトピー性皮膚炎には効きます。でも、1年間も瀉血療法なんて…瀉血(刺絡)療法のご紹介は、以下の記事が参考になると思います。
むくみ、生理不順、不眠症、アトピー肌は心臓・肺と関連している
彼女の自覚症状から見ると、心臓.肺などに問題があります。
心臓が弱いと、むくみやすいし両足も冷えやすい。睡眠の質が悪くなる。あと、生理不順にもなります。肺が弱いと、皮膚のトラブルが起きます。
中医学で言うと、「肺主皮毛」。
アトピー性皮膚炎は肺の問題。
一番よく見かける原因は、肺の中に痰が溜まっている。
痰がたまる原因は、またいろいろあります。
長年の心配する気持ちは、体内の水分循環を弱くします。水分が長期間溜まっていると、ネバネバした痰になる。
中医学では「肺主憂」、「憂傷肺」と言います。つまり、肺があるから憂の気持ちが生じる。強いうつ(悲しい気持ちなど)の気持ちは、肺に傷つけます。臓器と感情の関連性は、以下の記事で詳しく説明しました。
彼女は心配の事も多いし、もともと肺も弱いので、更に心配しやすくなっている。悪循環だと言えます。
問題の解決策には、漢方薬もあるし鍼灸もできる。もちろん、レベルが低い足ツボ.整体でも改善できます。心臓と肺の調子を治せば、悪循環の一環が切れるので、悲しい気持ちがいっぱいになりません。
彼女みたいな症状は、病院に行くとおそらく「うつ病」だと言われるでしょう。しかし、薬を飲んで悲しい気持ちは消えるでしょうか?
消えるのはあります。
それは人工的な麻薬:ヘロイン.覚醒剤。
ヘロイン.覚醒剤ではうつ病が治るのではなく、更に深い闇に落ちるでしょう。
西洋医学のいわゆる向精神薬は、ほとんど人工的な麻薬ではないですか?アメリカでは向精神薬が氾濫して、拳銃の無差別殺人事件が多発しています。スタンフォード大の李宗恩博士1が書いた記事をご覧ください。
うつ病と躁うつ病に挟まれ、患者はいつ正常なんだ?
臨床で診たもう一人の女性。
彼女は私に話してました。
「”何もしたくない。元気がない”と病院の先生に言ったら、うつ病だと診断されました。体調が良くなったあと、”ハッピーに買い物行きたい!”と言ったら、今度は躁うつ病だと診断されました]
皆さん考えてください。
彼女はどうすれば正常だと診断しますか?
こんな矛盾な医学が、正々堂々と治療を行っているのです。
1回目の施術後、睡眠がとても良くなり、悲しい気持ちがなくなった
彼女の治療例に戻ります。
最初の1回めの足ツボ.整体を受けた時、痛すぎたせいか、彼女は笑いと泣きが混ざってました。足つぼで泣かせた人は、まあまあいますね。
2回めに来た時、彼女が教えてくれたのは、
- 1回しか施術を受けてないのに、睡眠はとてもよくなった。
- 胸のモヤモヤする嫌な感じがなくなり、首肩のコリが楽になった。
- 以前の5月は、悲しい気持ちで夜眠れなかったけど、今は悲しい気持ちがない。
睡眠の質を改善するのは、足つぼ整体もできるけど、はり治療例の効果も遜色ないです。以下は一人の施術例、どうぞご参考にしてください。
謎の好転反応:指が腫れる
三回目は痛すぎて、泣いたり笑ったりはしてなかったです。腰痛は施術後帰るとき、「だいぶ楽になった感じです」と言ってました。そして、前回の施術後の変化を教えてくれました。
前回帰ってから、なぜか左指が腫れて痛くなった。毒虫にでも刺されたように、腫れたそうです。
彼女は瀉血療法を受けたことがあるので、自分で針を探して刺して悪い血を出したそうです。30滴くらい出したら全身が涼しくなり、指の腫れもなくなったそうです。
なぜ左指が腫れたか、正直言って私もよく分かりません。本当に毒虫に刺されたかも知れないし、ある反応かも知れない。足ツボ.整体で毒素が出るなら、こんな激しい好転反応は初めてです。でも、治ったのが何より嬉しい。
好転反応の症例は他にもあるので、どうぞご覧ください。
顔のむくみが消えて、捻挫したあとの痛みも治った
2ヶ月後、彼女は施術後の変化をまた教えてくれました。
以前、右足首の捻挫をして、その後ずっと痛みがあったそうです。前回来た時は、痛くて地面を踏むこともできなかった。しかし、足ツボ.整体を受けて家に帰ってから、ねんざ痛は消えてその後ずっと発作はしてないです。
これは、前の記事に書いたことです。ねんざ痛は足ツボ.整体で良くなる。放ったらかすより、ねんざしたところを揉んだ方が治りが早いです。
それ以外の変化だと、
- 悲しい気持ちもなくなりました。
- 今日は首肩が少し重いだけで、昔のような鋭い痛みはない。
- 顔がむくまなくなった。
鍼治療の場合、顔のむくみはもっと早く取れます。以下は一人のはり治療例、参考になると幸いです。
1回目の施術で、手足の湿疹(アトピー肌)が治って、ビックリした
12ヶ月後、彼女は教えてくれました。
「首肩はもう大丈夫。そんなに辛くならないです。」
ただ、仕事が忙しくて睡眠不足がひどい。
そして、一番びっくりしたのが、手足の湿疹(アトピー肌)が治った。これは去年、1回目の施術を受けてからの反応だったそうです。
なぜ1年経ってから教えてくれるか、よく分かりません。
多分忘れたでしょうね。
後々になって「◯◯症状が治った」と教えてくれる患者は多いです。以下は、その中の一人。
16ヶ月目、彼女が教えてくれました。
「首が明らかに細くなった!
右ほっぺの所の皮膚が荒れる以外、とても元気です。」
5~6年前に使ったステロイド剤の副作用で、左の第2,3,4指が色が変わっているのがまだ残っています。
首が細くなる以外に、首が長くなったという女性もいました。施術でキリンみたいに長くなるのか?詳しくは以下の記事をご覧ください。
ステロイド剤では、アトピーが完治できない!
アトピー性皮膚炎でステロイド剤を使う人、まだまだいるでしょう。
私の話を聞いてください。
ステロイド剤では、アトピー性皮膚がよくなりません。ただ症状を押し殺すだけ。見えないように隠すだけです。
治るならなんで、ずっと使わないといけないですか?また、なんでステロイド剤を使わない途端に、もっと酷くなりますか?
ほかの自然療法(漢方薬.鍼灸.マッサージなど)を試してください。きっと良い結果が出ると思います。以下は小さい時からステロイドを使ったけど、けっきょく大人になっても治ってない女性を治した例。
今日まで自覚症状の変化をまとめてみた
19ヶ月目の今、彼女は1ヶ月に1回のペースで来てました。つまり、今日まで19回目の施術。
- 首肩が痛い→頭痛→不眠症になるのは治った。
- 手足の湿疹(アトピー肌)は最初の施術で治り、皮膚も調子良いです。
- 顔もむくまなくなったし、足のむくみもそんなに気にならなくなった。
唯一に、生理の周期は27日で、28日ではない。
これは彼女にも話したですが、気持ちの変化が激しいと内臓に影響が出ます。だから、「余計な心配はしないで、怒らないで」と通っている皆さんに、ずっと話しているのです。
彼女は6個の健康的な症状 が備えるそうなので、”卒業”を考えるところです。
卒業した人たちは特に来なくても良いですが、メンテナンスの為に来るならOKです。ただし、施術の感覚は1ヶ月若しくは2ヶ月に1回にしてます。
(おわり)
李宗恩博士はアメリカ・カリフォルニアの著名な中医師。数々の難病・がん治療で高い臨床効果を出して、中医学の普及のために記事を書か続けて、研修医たちも育てている素晴らしい先生です。李宗恩博士の診療所情報は、以下の記事で説明しているので、どうぞご参考にして下さい。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)
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