慢性膵炎からくる背中痛は鍼で治り、くしゃみした時の尿もれも治った。50歳過ぎても、生理を来させようとする西洋医学がすごい!

こんにちは、李哲です。

慢性膵炎による背中の激痛が、わずか2回の鍼灸で大幅に改善。さらに、長年悩んでいた尿漏れにも変化が現れました。

今回は50代女性2名の症例をもとに、背中痛、かかと痛、尿漏れといった不調を中医学の視点から解説します。

📍 この記事で分かること

1.慢性膵炎と背中・腰の痛みの関係
2.尿漏れが起こる中医学的な原因
3.朝のかかと痛と腎虚の考え方
4.鍼灸治療後に現れた体の変化
5.検査で異常がなくても不調が続く理由

目次

慢性膵炎による背中・腰の痛みが鍼灸で改善した症例

使用したツボと治療の考え方

施術日は2018-10-20。
前回の施術記録は以下をご覧ください。

🔗慢性膵炎による左腰痛と胃の不調が改善した前回の症例

2番目のおばさんが言うのは、「この前に刺した針は以前のと違う、すごい効いた。左腰上と背中の痛みはなくなったよ」

2回の鍼で、慢性膵炎から来る背中の痛みは消失。ただし、小麦類を食べると消化できない・胃がムカムカする・胸焼けはまだあるので、完治はしていません。もう少し続ければ、逆流性食道炎の症状も消えます。

前回おばさんの言葉で、急にひらめき。
一般的な腰痛ではなくて、膵炎の治療をして良かった!

中医学では膵臓が脾臓に属しているので、慢性膵炎の背中痛に使用したツボには脾兪・章門・公孫などがあります。

以下はおばさんへの施術画像。刺したツボは、脾兪、胃兪、腎兪、志室、京門。鍼の周辺が赤くなったのは、中国鍼特有の「得気」現象です。

慢性膵炎による背中痛と左腰痛に対する鍼治療。腎兪・脾兪・胃兪・志室・京門・章門への施術
慢性膵炎による背中痛に対する鍼灸施術

慢性膵炎による背中痛と腰痛の特徴

左腰の上、肋骨の下が痛い。(右側が痛い場合も稀にある)
もしくは左肋骨の下(脾臓のあたり)が痛い。
そして、胃が重くて膨張感がある、胸焼けがする、胃がムカムカ。このような症状が同時にある場合は、慢性膵炎の可能性が高いです。

慢性膵炎はほったらかすと、最終的に膵臓がんになる。

上記の症状が現れたら、すぐ鍼灸治療を受けてください。初期段階なのですぐ治せます。以下は膵炎からすい臓がんになった患者の治療例。参考になると幸いです。

🔗膵炎から膵臓がんへ進行した症例についてはこちら

くしゃみや咳による尿漏れが改善した理由

2人のおばさんはオシャベリするとき、もう一つの改善点がありました。

2番目のおばさんが言うのは、「くしゃみしたとき、尿が漏れるのが消えた」

これは臍下の関元・気海・中極など刺しているので、良くなったと思います。というか、おばさんたち話してない症状がちょこちょこありますね。

「そういえば~○○症状が消えた」という患者さんは、よくいます。以下はその中の1人。

🔗持病治療のついでに口臭が消えた鍼灸症例

朝起きたときのかかと痛は腎虚のサイン?

3番目のおばさんの報告:
腰痛は少し軽くなった。
便秘は麻子仁丸ましにんがんを飲むと出る感じ。
朝起きたとき、かかとが痛くて歩けない。しばらく壁に手を当てて歩くと、痛みが徐々に消えるそうです。

私はおばさんに話しました。
「朝かかとが痛いのは腎虚証が原因です。おばさんの腎臓は本当に良くない」

かかとの痛みと腎機能の関連性は、以下の記事で詳しく説明しました。

🔗朝のかかと痛と腎虚の関係を詳しく解説した症例

検査で異常なしでも不調が続く理由を中医学で考える

おばさんは私が毎回「腎虚証」だと言うので、少し前にわざわざ病院の尿検査を受けたら「尿タンパクなどもない。腎臓は大丈夫だ」と言われたそうです。

本当に!こんなに腎臓がボロボロになっているのに、腎臓は正常だと言うんですね。西洋医学の検査は信じてはいけません。

中医学でいう「気」、「瘀血」などは精密検査をしても見えないから。尿検査などに異常が出たときは、すでに重症化になっています。

中医学は独自の診断基準があるので、腎虚証だと判断します。西洋医学の診断で決めるものではない。

以下は、腎虚による腰痛とかかと痛の施術画像です。

腎虚による腰痛とかかと痛に対する鍼灸施術。命門へのお灸と腰部の鍼治療
腎虚による腰痛改善を目的とした施術

西洋医学の診断は、患者さんにニセモノの安心感を与えるだけ。たくさんの患者さんは辛くて病院に行ったのに、検査は正常だと言う。つまり、治すようがない。しかし、症状がある時、中医学ではすでに治療を始めて、つらい自覚症状を治します。どちらの医学が、あなたの役に立つでしょうか?

更年期と女性ホルモン治療について感じたこと

仰向けで針をするとき、お腹になにか貼っていました。おばさんに質問したら、なんと女性ホルモン剤のパッド。生理をこさせるためだそうです。

以下は、腹部への鍼治療と更年期の悩みのための施術画像です。

腹部への鍼治療の様子。天枢・中脘・下脘への施術
腹部のツボを用いた鍼灸施術

隣の2番めのおばさん(お姉さん)はダメ口で話しました。
「もう50歳過ぎているんだから、生理がなくなるよ。そんな物貼ってどうするの?」

3番目のおばさんの答えは、「生理が来ないとあちこち辛いからだよ。これを貼ると生理が来て体も楽」

更年期障害、閉経後の体調不良は鍼灸で治せます。普通のマッサージ屋さんでも、女性ホルモン剤より効果があって副作用がない。体調不良が治せないから、50歳なっても生理をこさせる西洋医学の発想がすごい!

だったら、すべての女性患者に死ぬまで飲ませたほうがいいでしょう?たくさんの婦人科疾患が治りますよ。

生理痛、生理不順など中医学にとって難しくない。たくさんの症例がありますが、一つだけ紹介します。参考になると幸いです。

🔗激しい生理痛を足つぼ1回で改善した症例

背中の痛みを改善した症例集

👉️左の背中痛を鍼1回で改善した症例(30代女性)

👉️朝起きると背中真ん中が痛いのを改善した症例(89歳の女性)

👉️みぞおちの激痛・吐き気・背中の苦しさを伴う急性胆嚢炎の症例

👉️寒がり、腰背中が痛い、鼻詰まり、喉も痛みと違和感を葛根湯加辛夷川芎で改善した症例

👉️風邪後の背中痛が2日間のツボ按摩で改善した症例

👉️背中の痛みと息苦しさがあった心臓病の症例

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