慢性膵炎からくる背中痛は鍼で治り、くしゃみした時の尿もれも治った。50歳過ぎても、生理を来させようとする西洋医学がすごい!

この記事は約4分で読めます。

慢性膵炎からくる背中の痛み・腰痛は治った

こんにちは、李哲です。
おばさんたちの施術記録を紹介します。

施術日は2018-10-20。
前回の施術記録は以下をご覧ください。

2番目のおばさんが言うのは、「この前に刺した針は以前のと違う、すごい効いた。左腰上と背中の痛みはなくなったよ」

2回の鍼で、慢性膵炎から来る背中の痛みは消失。ただし、小麦類を食べると消化できない・胃がムカムカする・胸焼けはまだあるので、完治はしていません。もう少し続ければ、逆流性食道炎の症状も消えます。

前回おばさんの言葉で、急にひらめき。
一般的な腰痛ではなくて、膵炎の治療をして良かった!

中医学では膵臓が脾臓に属しているので、治療するときは脾兪・章門・公孫などで治せます。

腎兪、脾兪、胃兪、志室、京門、章門に刺した鍼。

腎兪、脾兪、胃兪、志室、京門、章門に刺した鍼。


左腰の上、肋骨の下が痛い。(右側が痛い場合も稀にある)

もしくは左肋骨の下(脾臓のあたり)が痛い。
そして、胃が重くて膨張感がある、胸焼けがする、胃がムカムカ。このような症状が同時にある場合は、慢性膵炎の可能性が高いです。

慢性膵炎はほったらかすと、最終的に膵臓がんになる。

上記の症状が現れたら、すぐ鍼灸治療を受けてください。初期段階なのですぐ治せます。以下は膵炎からすい臓がんになった患者の治療例。参考になると幸いです。

くしゃみした時の尿もれが治った

2人のおばさんはオシャベリするとき、もう一つの改善点がありました。

2番目のおばさんが言うのは、「くしゃみしたとき、尿が漏れるのが消えた」

これは臍下の関元・気海・中極など刺しているので、良くなったと思います。というか、おばさんたち話してない症状がちょこちょこありますね。

「そういえば~○○症状が消えた」という患者さんは、よくいます。以下はその中の1人。

腰痛が少し改善したけど、朝起きた時かかとが痛くなる

3番目のおばさんの報告:
腰痛は少し軽くなった。
便秘は麻子仁丸ましにんがんを飲むと出る感じ。
朝起きたとき、かかとが痛くて歩けない。しばらく壁に手を当てて歩くと、痛みが徐々に消えるそうです。

私はおばさんに話しました。
朝かかとが痛いのは腎虚証が原因です。おばさんの腎臓は本当に良くない」

かかとの痛みと腎機能の関連性は、以下の記事で詳しく説明しました。

腎虚証は病院の検査で分からない

おばさんは私が毎回「腎虚証」だと言うので、少し前にわざわざ病院の尿検査を受けたら「尿タンパクなどもない。腎臓は大丈夫だ」と言われたそうです。

本当に!こんなに腎臓がボロボロになっているのに、腎臓は正常だと言うんですね。西洋医学の検査は信じてはいけません。

中医学でいう「気」、「瘀血」などは精密検査をしても見えないから。尿検査などに異常が出たときは、すでに重症化になっています。

中医学は独自の診断基準があるので、腎虚証だと判断します。西洋医学の診断で決めるものではない。

腰には鍼以外に、命門穴でお灸もしました。

腰には鍼以外に、命門穴でお灸もしました。

西洋医学の診断は、患者さんにニセモノの安心感を与えるだけ。たくさんの患者さんは辛くて病院に行ったのに、検査は正常だと言う。つまり、治すようがない。しかし、症状がある時、中医学ではすでに治療を始めて、つらい自覚症状を治します。どちらの医学が、あなたの役に立つでしょうか?

50歳過ぎても、生理を来させようとする西洋医学

仰向けで針をするとき、お腹になにか貼っていました。おばさんに質問したら、なんと女性ホルモン剤のパッド。生理をこさせるためだそうです。

へそ下に貼った女性ホルモン剤のパッド。

へそ下に貼った女性ホルモン剤のパッド。

 隣の2番めのおばさん(お姉さん)はダメ口で話しました。

「もう50歳過ぎているんだから、生理がなくなるよ。そんな物貼ってどうするの?」

3番目のおばさんの答えは、「生理が来ないとあちこち辛いからだよ。これを貼ると生理が来て体も楽」

更年期障害、閉経後の体調不良は鍼灸で治せます。普通のマッサージ屋さんでも、女性ホルモン剤より効果があって副作用がない。体調不良が治せないから、50歳なっても生理をこさせる西洋医学の発想がすごい!

だったら、すべての女性患者に死ぬまで飲ませたほうがいいでしょう?たくさんの婦人科疾患が治りますよ。

生理痛、生理不順など中医学にとって難しくない。たくさんの症例がありますが、一つだけ紹介します。参考になると幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました