腕を上げると肩が痛い女性、鍼治療で瞬間的に解消した症例

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こんにちは、李哲です。
今回は、「腕を上げると肩が痛い」という70代女性の患者さんの鍼治療症例を紹介します。肩の痛みに悩む方にとって、鍼の即効性を実感できる事例です。

腕を上げると肩が痛い:70代女性の症例

2025年5月1日、患者さんは70代の女性。
主訴は「腕を上げると肩が痛い」という症状で、原因は不明。痛みは肩の外側と前側に集中していました。

問診後、以下のツボに鍼を施術しました:

  • 右側:肺経の太淵(兪穴)、大腸経の三間(兪穴)
  • 左側:合谷、列缺(2つとも瀉法)
  • その他:関連する症状を考慮した追加のツボ

仰向けで30分の置鍼後、漢方茶を飲みながら患者さんに確認。「肩の痛みはどうですか?」と聞くと、「少し良くなったけど、まだ痛い」とのこと。

え?痛みが消えてない?おかしい!
私の経験では、このような肩の痛みは通常、鍼で即座に改善します。効果が不十分だったため、ツボの選択が適切でなかったと判断しました。

鍼治療で肩の痛みを瞬間的に解消

患者さんが帰る前に漢方茶を飲んでました。このままで帰らせるのは申し訳ないと思い、彼女に話しました。「左手に鍼をやってみるけど良いですか?」彼女は左手を出してくれました。

左手の二間に鍼を刺し、悲鳴と強い響きが来たとき瀉法を実施。数秒で施術を終え、確認すると「肩が上がる!」と喜びの声。

さらに、肩の前側のつっぱり感が残っていたため、肺経の魚際に鍼を施し、瀉法を実施。悲鳴とともに患者さんは「肩の前側の痛みが消えた!」と驚いていました。

追加施術はわずか5分で終了。

鍼治療の教訓:ツボの選択が鍵

治ったのは良かったけど、さっきの30分の置鍼は何だっただろう?と私は痛感。

今回の症例で、ツボの選択と施術の精度の重要性を再認識しました。30分の置鍼が効果を上げなかったのに対し、適切なツボへの短時間の施術で劇的な改善が見られたのです。

鍼灸は奥が深く、日々の勉強と反省が欠かせません。達人への道はまだ遠いですが、患者さんの笑顔が励みです。

鍼治療の即効性と他の症例

「鍼をした瞬間に方の痛みが治る?!ありえない!」と、西洋医学では信じがたいかもしれませんが、鍼治療では「刺した瞬間に痛みが消える」ことが日常的です。以下は同様の即効性を示した症例です:

注意点

鍼は即効性に優れていますが、すべての痛みが1回で解消するわけではありません。症状や体質により複数回の施術が必要な場合もあります。

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おわりに

「腕を上げると肩が痛い」という症状は、鍼治療で迅速に改善する可能性があります。肩の痛みでお悩みの方は、ぜひ鍼灸を試してみてください。

ご質問やご相談は、こちらからお気軽にどうぞ!

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