こんにちは、李哲です。
虫歯治療した数年後、かぶせた歯が激痛に襲われ、鍼で治したのがあったので記事にしました。
今回の治療例で分かったのは、以下の3点。
- 歯の痛み(虫歯もしくは虫歯治療後に起きた痛み)に対して、鍼治療は効果バツグン。
- 歯科の虫歯治療は要らない!歯を抜く必要もなく、歯の痛みを治せるから。
- 鍼治療後、歯の引き締まりが明らかによくなって、噛む力がめちゃくちゃ増えた。
「冗談言うな!虫歯で歯に穴が空いて、死にそうに痛いのに、歯科の虫歯治療はしないでと?」「虫歯は抜かなくて、鍼だけで治るのか?」
いろいろ反対する人もいると思いますが、私の治療した過程と分析を見てから、もう一度議論しましょう。
かぶせた歯が噛むと痛いのを鍼4日で治し、歯の引き締まりが強くなった
次は鍼治療過程と私の分析を書きました。
2日連続鍼をしたけど、効果は微妙
2020-05-04
原因不明の歯の痛みに襲われました。
右奥歯が腫れて痛い、重りがほっぺたにくっついたようで、1秒も離れない痛みはうっとうしいです。歯の痛みで、人がイライラしてしまう。すべての神経が痛みに取られて、人が非常に疲れます。
どんどん歯の痛みが広がって顔半分・頭半分まで痛くなり頭がぼっとし、気を失いそうで寝てしまいます。
5月の連休中なので、どこの歯科医院もやってないので、とりあえず鍼を刺しました。
左の内廷、太谿、足三里(瀉法)
施術後は、ほんの少し変わったような感じ。
2020-05-05
内廷、太谿、
右の歯の痛みは、変わってない。
様子を見て、明日は違うツボのセットに変えるつもり。
すべての痛みに対して、鍼は即効性があります。
2日連続鍼をして、痛みが変わらないとき、ツボが間違ったことを示します。
鍼の即効性が現れた症例は、たくさんあります。以下は一つの例、参考になると幸いです。
ツボを変えてから、歯の痛みはだいぶ我慢できるレベルまで下がった
2020-05-05夜
今日刺したのは左の合谷、頬車、下關。
明らかに効果が上がった感じ。
歯が腫れて、頭までつながる痛みはなくなり、ただの歯の痛みに変わりました。ずっとある痛みではないので、そこまで気にならない。
食事のとき、右奥歯で噛まなければ大丈夫。昨日はご飯を食べるのも痛かったです。
食後には徐々に脈を打つ痛みが戻ったので、寝る前にもう一度頬車と下關を刺しました。
2020-5-6
夜になってから、奥歯がじんじん痛くなってきたので、鍼を刺しました。下關と頬車、置鍼時間は20分。
「顔に鍼して痛そう!」と怖がる方。
あなたは痛みを味わってないから、こう言えるわけです。
24時間続く痛みで思考回路が停止した時、鍼の痛みなんかどうでも良くなります。実際に私が鍼を刺した感覚は、逆に痛みが和らぐので気持ちよかったです。
まあ、鎮痛剤を飲む方もいると思いますが、西洋医学の先生すら鎮痛剤を反対して飲まないことを知ってください。
かぶせた歯が痛いから、鍼治療の効果が遅れている
鍼してから痛みは緩和したけど、 私には疑問がありました。
なぜ2日連続で鍼をしているのに、痛みがもっと減らないで、夜になると痛みが戻るのか?
上記のとおり、鍼治療は即効性があります。
一般的に痛みは減ったら、戻りません。数回の鍼をしても痛みが減らない場合は、2つの可能性があります。
- ツボを間違っている。
- 内部に、ほかの問題がある。
間違ったツボで効果が出ないのは、他の記事でも説明しました。
8年前、虫歯治療でかぶせた歯があることを思い出しました。口を開けて奥歯を確認してみたところ、ちょうどかぶせた歯のあたりがガチガチ噛むと痛かったです。
中の詰め物に炎症が起きて、神経を刺激しているからジワジワと痛みが生じたのか?もしそうだったら、鍼治療しても痛みが戻るのは理解できます。かぶせた歯が痛いので、自然の中に存在しない痛みだからです。
普通の虫歯の痛みだったら、2日連続で鍼をしたら治っているはず。
とりあえず今日は早めに寝て、明日も痛かったら近所の歯医者さんに行ってみよと思います。かぶせた歯の詰め物が、アマルガムでないことを祈ります。
かぶせた歯が噛むと痛いのは完全に治り、噛む力がめちゃくちゃ増えた
2020-05-07
昨日の鍼が効きました。
今朝起きてから奥歯の調子がいい!
顎を前後・上下に動かしても、かぶせた歯は痛くなりません。少しだけ違和感があるくらい。
治ったと思いきや、お昼頃にまたジワジワと痛みが再発。
下關だけ鍼をしたら徐々に痛みが消えて、奥歯が強靭になったようで、強く噛んでも大丈夫でした。
歯医者さんに行こうとしたのは、とりあえず行かずに様子を見ます。
2020-05-08
今朝起きてから、また調子が良くなりました。
ほとんど痛くない。お昼の弁当も、右の奥歯で噛めるようになりました。
1%くらいの痛みがあるけど、ほぼ無視できるレベル。今日は鍼をしていません。
2020-05-09
今日も鍼をしてない。
歯の痛みが全然ないし、右の奥歯でいろいろ噛めるから鍼治療は終了しました。
最大の収穫は、歯の痛みが治っただけではなくて、奥歯がめちゃくちゃ強く噛めること。
歯が引き締まったという感想は、ほかの患者さんからも聞きました。いつか機会があったら、記事にしようと思います。
すべての歯の痛みは鍼で治せる
今回の治療で、私はいろいろ思いました。
1番思ったことは、8年前の虫歯治療は果たして必要だったのか?
当時、もし鍼治療をしていたら、虫歯を抜かなくても歯の痛みが治ったはず。
臨床で見ると、歯の痛みだけではなくて、歯根が腐り歯が落ちそうになっても鍼は治せます。以下の2つの記事、ご参考にしてください。
余談話ですが、親知らずの抜歯後は、痛みに襲われて大変なことになってました。幸いに鍼で痛みを治したこと。その時の治療内容は、以下をご覧ください。(今は後悔しても仕方ないですが、その時に歯を抜かないで鍼治療すればよかったです!)
簡単に歯を抜くのではなくて、先に鍼治療を受けてみて下さい
一般的な歯の痛み・歯茎が痛い・歯がしみるなどは、さらに朝飯前。歯を抜かなくてもすべての痛みを治せます。なら、歯科医院の存在意義は?
喧嘩で歯が折れたときだけ、歯科医院の治療が必要です。
これはケガで、病気ではありません。
ケガで形がダメになったときは西洋医学が役に立ちます。形に問題がないときは、内科の漢方薬・鍼灸を受けるべき。
歯が折れてなくなったら、入れ歯を作るしかないですが、虫歯と歯の痛みで簡単に歯を抜かないで下さい。歯を抜く必要もなく、鍼灸もしくは漢方薬で治せます。
歯科医院に通う前、鍼を3回だけ受けてみて下さい。歯の痛みが取れなかったら、また歯を抜いても良いでしょう?
歯は再生してくれません。
穴が空いた歯でも、形が悪い歯でも、1本でも自分の歯を残したほうが、年をとったときに食べる幸せを感じます。
(おわり)
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