「鍼を刺して横になっているだけなのに、突然わんわん泣き出した…。」
50代の中国人常連さんが、鍼治療中に理由もなく大号泣しました。
「特に辛いことなんてないのに…」と本人は言うけれど、涙は止まらない。
半年の間に、同じように治療中に大泣きした女性がなんと4人。共通していたのは “内臓に溜め込まれた深いストレス” でした。
鍼治療は体だけでなく、心の奥に封じ込めた感情を解放することがあります。
涙は弱さではなく、体と内臓を洗うデトックス反応です。
鍼治療中に突然泣いてしまった女性の実例
こんにちは、李哲です。
2024年、当院で起きたことを話します。
一人50代の女性、中国人の常連さんです。
ある日、彼女に針を刺して寝てもらってる時に、突然チクチクと泣いてる音が聞こえました。カーテンを開けて中に入ったら、手足頭に針を刺した彼女がなぜか泣いているのです。
私「大丈夫ですか?どうしたんですか?」
彼女「大丈夫です。特に辛いこともないのに、なんで泣いてるか自分もよくわかりません。」
私「ちょっと様子を見てみましょう。」
その後、私はカーテンを閉めました。10分くらい経って、彼女の泣き声がどんどん大きくなって、ワンワン泣いていたのです。
何かすごいいじめられたような、屈辱の涙というか、とにかくめっちゃくちゃ泣いてました。仕方ないのでちょっと早めに針を取れました。その後、お茶を飲みながら彼女の話を聞いたのです。
鍼が“内臓に隠れたストレス”を掘り起こす理由
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私「泣くのはデトックス反応(好転反応)の一つだとも言えます。あなたは昔何かすごいストレスがあったのですか?」
彼女「昔初めて日本に来た時はすごい頑張り屋で、どんなに辛い仕事でも勉強もやってきました。そして大手企業に勤めて超ハードな仕事もこなしました。給料は高かったものの、上流社会というか、いわゆる金持ちたちの汚い顔もたくさん見てきました。その時は辛くても何も言わずに頑張って耐えてきたけど、今は仕事しなくても生きてられるし、開放されてますが、おそらくその時の傷だったでしょうね…」
私「たぶんそうだと思います。あなたがその時にいじめられた感情を隠していたけど、鍼治療でその隠したすごい嫌な感情が、今の鍼治療で掘り出されて爆発したと思います。」

半年で4人が号泣した共通点とは?
このエリート中国人女性の例が偶然だと思っていたのは大間違いでした。
その後の半年、鍼治療中にわんわん泣いてしまった女性が3人もいたのです。
泣いた原因は同じ。
何かすごく嫌なこととか、いじめとか、その時にストレス発散できなくて深いところの内臓に隠していたのです。鍼治療を進めることで、五臓六腑はどんどん強くなり、ある日内臓に負のエネルギーを見つけた時は、外に追い出します。それが出た時は大泣き。
大泣きは更年期・うつなど他の病気でも起こる
一般的な嫌なこととかストレスは、こんなに深く内臓に入れません。よっぽど強い、骨にしみるほどの傷とか嫌なことじゃないと、ここまではならない。
臨床では、大きなストレガなくても急に泣き出したりするのは、別の病気です。たとえば更年期障害で泣き虫になったのが治った症例はこちら→更年期障害で泣きやすくなる原因と、漢方14日で改善した症例
原因不明で泣くうつ病症例はこちら→原因不明で涙が止まらない「術後うつ」を漢方で改善した実例と研究解説)
時間では癒えない“深いストレス”が体に残る理由
皆さんは、「時間が過ぎればすべての傷は治る」と思うかも知れませんが、体はそう思ってない。
体は正直なのです。その時の深い傷、不公正、いじめられた辛い思い…ずっと体の深いところに残っています。そして、鍼治療でその”傷”が再び掘り出され、大泣きになる。
鍼治療はたくさんしてきましたけど、大号泣したのを見たのはこの4人だけ。でも、4人だけで充分です。もう年なので、他人の涙を見るのは耐えられない。
ストレスを溜め込まないために今日からできること
強いストレス、骨に染みるほどの嫌なことは、本当に内臓を病気にさせます。
皆さん、なるべくストレス発散してください。友人、家族に話したり、走る・踊る・歌う、旅行・温泉に行ったり、大泣きしたり…なんでもいいのです。
涙は弱者の専用ではありません。
あなたの体と内臓を洗浄する一つの方法です。
どうしてもストレスが減らないときは、鍼灸も助けになるので、ぜひ試してください。


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