胃が痛い!ストレスが原因だったら肝気鬱結を解消する「加味逍遥散」がオススメ。

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こんばんは、李哲です。

先日来院した女性、当院で禁止物はほとんど食べてないのに冷え性でした。もう一つの症状は、ストレスで胃がよく痛くなる。胃痛を緩和するために、消化にいい薬(西洋薬の名前は分かりません)を飲んでいるそうです。

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鎮痛剤を飲むと痛みを感じなくなり、「鎮痛剤はすごい!」と思われるかも知れません。しかし、鎮痛剤の副作用を忘れないでください。最終的に肝障害・肝臓がん・腎不全・人工透析になります。

また、鎮痛剤は心臓をダイレクトに壊すので、不眠症・うつ病・冷え性・全身性エリテマトーデスにもなります。以下はニハイシャ先生1の一つの症例、参考にしてください。

鎮痛剤がダメなら、胃痛はどうしたらいいのか?
足つぼでも治せるけど、彼女は家が遠いのでなかなか来れません。そして、家庭予備として漢方を紹介しました。加味逍遥散(かみしょうようさん)

日本には既製品があるので、ストレスで胃が痛くなったら、鎮痛剤を飲まないでこれを試してください。1日飲んでみて効果がなかったら、また西洋薬にしても良いでしょう?

彼女の場合、胃が痛い原因は胃自身の問題ではない。肝臓がもとで、胃はただの被害者として現れただけです。

  • 怒りたいけど怒れなかった。
  • 文句を言いたかったけど、言えなかった……

こんなときは、肝臓の気がつまります。中医学の専門用語で言うと「肝気鬱結」(かんきうっけつ)。

肝臓は「木」。
胃は「土」。
木は土に勝つので、肝臓は胃に勝つ。
中医学の専門用語では、『木克土』だといいます。

なぜ、B型肝炎・C型肝炎・肝臓がん・肝硬変患者は食欲がない・胃が重い・胃の膨満感・気持ち悪いなど胃の症状が出るのか?『木克土』が原因なのです。

加味逍遥散(かみしょうようさん) はもともと大昔、中国の女性に多いうつ病を治すために設計された漢方薬です。つまった肝臓の気の流れを良くして、うつ・食欲不振・気持ち悪いなどを改善する漢方薬でした。

しかし、今は女性だけではなくて、男性でも同じようにストレスで胃が痛い・食欲がない・気持ち悪いなどの症状があれば飲んで有効です。

漢方以外に鍼治療も効果バツグンなので、一つの選択肢として考えてください。以下は一つの症例、参考になると幸いです。

※注意事項※

1.漢方薬はストレスから来る胃の痛みなど治せるけど、あなたのストレスをなくすことはできません。ストレスをどう解消するかは、あなた次第です。カラオケ、ダンス、ジョギング、ヨガ…運動はとにかくオススメ。うまくストレス解消ができたら、漢方薬も要らないです。

2.漢方薬は病気があるときに飲むもので、日常食べるご飯類ではありません。ストレスが原因での胃痛がなくなったら、もう飲まないでください。

3.すべての方に合うとは限りません。3日飲んで逆につらい諸症状が増えたらすぐ止めて、漢方医に診てもらってください。

上記の女性、足つぼ整体が終わったあと、以下の感想がありました。

「体が軽い!
「手足が暖かくなってポカポカしている!
しかも、ほっぺまでリンゴみたいに赤くなりました(笑)

足つぼ整体を受けると体が暖かくなり、体が軽くなる報告はたくさん聞きました。以下は2つの症例、参考になると幸いです。

(おわり)

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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