手がこわばる。特に朝起きた時、握ることができなくて困ったおじさん
こんにちは、李哲です。
簡単な鍼治療例を紹介します。
患者さんは私のオジサン、主訴は手がこわばる。特に寝起きは、握ることができなくて困っている。
ほかにある症状は、
- 左腰の長年の痛み。痛いのは一箇所
- 痛風
- ふくらはぎがこわばって、めちゃくちゃ硬い
- 首こり、肩こり
- 最近何もやる気がない
- いつも「疲れたー」「疲れたー」と言い、横になれば2秒で寝ちゃう
… …
体のトラブルがとても多い人です。
それもそうでしょう。
運動しない。
コーラ.ピザ.清涼飲料水.コーヒー.スーパーのお弁当…こちらで禁止している食べ物は全部食べている。
そのおかげで、近年はどんどん体重オーバー。
手がこわばる症状は、鍼1本で足りる
オジサンは主訴が多いけど、今日は関節リウマチの治療効果だけ述べます。
手のこわばり、特に寝起きの時がひどいのは、西洋医学でいう関節リウマチの早期症状です。血液検査に出なくても、関節の痛みがなくても、自覚症状としては「リウマチ」とも言えます。
西洋医学では良い治療法がありません。痛みがあったら、肝臓がんを引き起こす鎮痛剤を処方するだけ。手術しても体内環境が変わらないので、また関節の痛みが生じます。だから、西洋医学に詳しい先生は鎮痛剤を飲まないのです。以下の症例に書いた先生、30年も関節痛を患ったのに鎮痛剤を飲んでいません。
鍼灸治療の場合、ツボは3寸の鍼で合谷穴から後渓穴をつなげる。これで十分。もちろん、ほかにも良いツボがありますが、基本的に3寸の鍼1本で足ります。
オジサンに刺したのは、他に腎兪.大腸兪など腰痛の為のツボ。滋養強壮の為の関元.中極などがあります。
関元、中極に関して、オジサンはまたほかの感想がありました。以下の記事で説明しているので、どうぞご参考に。
1回目。合谷穴から後渓につなげて少し回したら、オジサンは「手のひらで雷が鳴っている!」と叫んでました。腎兪とか大腸兪に比べたら、もちろん響きは強烈なはずです。
1回の鍼で、手がこわばる症状は1週間も良い状態だった
2017年6月1日。
1週間後、2回目の鍼です。
不思議なこと、オジサンは自ら話しかけました。
「手のツボも刺して!」
私「本当に?(笑)」
オジサン「なぜか分からないけど、今週は朝の手のこわばりがよい。多分鍼が効いたでしょう。だから、今日は我慢して見る。」
2回目に刺したら、「やっぱり電気がビリビリビリした!」と叫んでました(笑)
血の巡りがよくなって、腕の血管が見えてきた
刺し終わってオシャベリする時、オジサンは急に新しい発見があったのように、私に腕の内側を見せてくれました。
「ほら、腕の内側の血管が浮いてきた!以前は血管も浮いてこなくて、血液検査する時、看護師が大変だった」
私はオジサンに話しました。
「血の巡りが良くなっているから、血管が浮いてきたんだよ」
15分か20分くらい経ったら、浮いてきた血管はまた隠れて見えなくなりました。血の巡りが一時的に良くなっただけで、まだまだ老廃物の掃除が必要です。回数を増やせば手のこわばりもなくなるし、薄い血管が浮いてくると思います。
鍼の響きに大変苦手なオジサンですが、1回で効き目があったので我慢して鍼を続く事にしました。
今までの経験では、手指関節痛は1回でも効き目が分かり、何回か刺し続けていけば痛みは消えます。以下はもう一人の鍼治療例、参考になると幸いです。
朝の手のこわばりは、オジサンの体調不良の1つで、氷山の一角にすぎない。ほかにもいろいろ不調があるけど、今後様子を見て記事にするつもり。
以下は2回目のとき、スマホで撮った画像です。比較画像がなくてすみません。文字で説明しているので、参考になると幸いです。
▼施術画像
▼鍼を取ったあと、前腕の内側の画像。
普段は血管が隠れて見えないけど、鍼したあとは青い血管が浮いて来ました。
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