腹水の肝硬変患者は49日で完治し、食欲がとても良くなってきた。むち打ちで首と背中が痛いのは、鍼を刺した瞬間から痛みが減り始めた

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こんにちは、李哲です。
著名な中医師、倪海夏(ニハイシャ)先生1の症例、2006-3-29治療日記を翻訳しました。

肝硬変の腹水、全身性エリテマトーデスなどは漢方薬で治せるので、副作用だらけの西洋薬に頼らないでください。漢方薬治療を希望する方は、台湾の中医学診療所がオススメ、電話番号・住所などは以下の記事に書いてあります。

腹水の肝硬変患者は49日で完治し、食欲がとても良くなって、尿の色も薄い黄色になった

03/29/2006、晴れ。
先週、肝硬変で腹水になった患者さん、今日また診察に来ました。

顔色は正常になって、食欲はとても良い。睡眠の質が良くなり、尿の色は薄い黄色になりました。腹水は完全に消えて、体力も回復。

彼が言うのには、「お腹まわりの円盤型の硬いコリは、先生が処方た”桂姜棗草黄辛附湯けいきょうそうそうおうしんぶとう桂甘姜棗麻黄附子細辛湯”を飲んでから、全て消えました」

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桂枝(けいし)の画像

今日喜んで再診にきた時、ほかの症状を話してました。

上腹部、左から右にかけて痛い。
40年前に胆嚢摘出術で切った所です。他に気持ち悪い症状があったので、半夏瀉心湯はんげしゃしんとうを処方し最後の処方箋となりました。

彼の肝硬変腹水治療にかかった日数は49日。彼のオフィスの人たちは、みんな漢方薬の治療効果に驚いています。今後同じ病気になったら、彼らも中医学治療を受けて病院には行かないでしょう。

3日の漢方薬で全身性エリテマトーデスの関節痛、不眠症がよくなり、手足が暖かくなって生理痛も治ったた

先週来た26歳の女子学生さん、今日また再診にきました。彼女が言うのは、「3日の漢方薬しか飲んでないです。その後、旅行に行ったので飲めなかったです。」

体調の変化について、彼女はまた言いました。
「関節痛はだいぶよくなって、睡眠の質が良くなり、大便も良く出ます。体力はだいぶ回復し、手足も暖かくなりました。今週生理が来たけど、生理痛もないので、気持ちまで晴れています。」

全身性エリテマトーデスの関節痛・生理痛が良くなって、気持ちまで晴れてきた女性

私は彼女に話しました。
「怖がらないでください。全身性エリテマトーデスは、中医学治療で治ります。全身性エリテマトーデスは、あなたの命を奪う事はできない。あなたは生活を楽しんでるだけでいいです。何か具合悪くなったら私に話して。時間さえくれれば、私は治せます。」

李哲の説明:
全身性エリテマトーデスは西洋医学で「不治の病」ですが、中医学治療では迅速に改善します。以下はニハイシャ先生の症例、参考になると幸いです。

全身性エリテマトーデスの蝶形紅斑は減り始め、関節痛は大幅に改善、不眠症が治った女性。恐怖症が良くなり、今度はニキビを気になり始めた女の子。

同じ全身性エリテマトーデスでも、症状が違うと処方箋が違う

黒人女性、1954年生まれ。1994年、病院の検査で全身性エリテマトーデス(SLE)だと診断され、今までずっとステロイド剤で抑えてました。望診から分かりますが、患者の顔は満月様になっています。

ほかの症状は、

  • 不眠症
  • 全身の筋肉が痛い
  • 両足は氷みたいに冷たくて痺れてる
  • 胸は痛い
  • とても喉が渇くから、ずっと水を飲みたい
  • 2000年から生理が止まっている

李哲の説明:
ステロイド剤の副作用、一番多いのは顔が丸々と腫れて浮腫むこと。西洋医学の言葉では、「満月様顔貌」(ムーンフェイス)。以下の症例に出ている女性も、ステロイド剤にやれれて酷い目に遭いました。

多発性筋炎・皮膚筋炎は、13回の足つぼ整体と漢方薬で完治。同時にアトピー性皮膚炎の痒みは70%減って、皮膚の潤いが増えた(1/3)

私の診断は、

  1. 心臓の血が足りない
  2. 体内が冷えすぎ
  3. 湿気と寒気は、筋肉とリンパ系に広がっている 

彼女の処方箋は、上で話した全身性エリテマトーデスの方と違います。なぜなら、症状が違うからです。

女子学生の自覚症状は、関節痛がメインの自覚症状。しかし、黒人女性は全身の筋肉痛がメイン。だから、処方箋が違うのです。

処方箋を出した時、私は自分が何をしてるか分かります。黒人女性は必ずすぐ治るはず。来週彼女がきた時、また話します。

李哲の説明:
同じ西洋医学の病気でも、中医学で治すときは処方箋が違う。ニハイシャ先生はもう一つの記事でも説明しました。参考にしてください。

同病異治:同じライム病でも漢方薬治療が違うのは訳がある。ライム病は風邪を引いたのが原因。

むち打ちで首と背中が痛いのは、鍼を刺した瞬間から痛みが減り始めた

白人男性、31歳。
1999年、交通事故のむち打ちで首と背中を痛め、今までたくさんの整骨院で治療を受けたけど治っていません。

彼の自覚症状は、

  • 年中熱がり
  • 喉は渇く
  • 体力はとてもない

症状をパッと見ただけで、処方箋は出来上がっています。そして鍼灸のツボは後谿、申脈、肩井、足三里。鍼を刺した瞬間に、彼は大笑いしてました。首と背中の痛みが減り始めたから。

これが鍼の本来の効果です。鍼灸師でこのような効果を出した時、自慢する必要がありません。なぜなら、鍼灸はもともと即効性に優れて、すぐ効果が出るのは当たり前だからです。

この患者さん。6年も病気に悩まされ、経方派の私に出会ってから状況が変わりました。

このような治療例、私の診療所では珍しい事ではありません。

李哲の説明:
鍼の即効性は、痛み、冷え性など様々な治療で現れます。以下は精神疾患を治した症例。患者さんが言うのは「鍼を刺した瞬間から心が落ち着くようになりました」

非定型精神病の不眠症・落ち着きがないのを鍼4回で治し、ついでに手足のむくみ・足がフワフワするのも改善した例

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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