乳がん予防のための乳房切除は効果なし?体内環境が乳がんの真の原因

目次

はじめに

こんにちは、李哲です。
本記事では、乳がん予防に関する誤解と、中医学の視点から見た乳がんの原因と治療法について解説します。

特に、2013年に話題となった「アンジェリーナ・ジョリーが乳がん予防のために乳房を切除した」ニュースを例に、乳房切除が乳がん予防に効果がない理由を明らかにします。

乳がんに悩む方や予防を考える方に向けて、中医学の知見を基に、体内環境の改善が重要であることをお伝えします。

1. 西洋医学の乳がん原因論と治療法の限界

西洋医学の誤った仮説

西洋医学では、乳がんの原因についてさまざまな仮説が立てられています。しかし、これらの理論が正しいのであれば、乳がんの死亡率は低下しているはずです。

実際のデータはどうでしょうか?以下の図をご覧ください。

日本女性の乳がん年齢調整罹患率と死亡率の推移を示すグラフ(2008年罹患データ、2012年死亡データ)
図1:日本女性における乳がんの年齢調整罹患率・死亡率の推移(出典:東京女子医科大学附属足立医療センター 乳腺診療部、2008年がん罹患データ、2012年がん死亡データ)

このデータから、早期発見・早期治療を推進しても、乳がんの死亡率が顕著に下がっていないことがわかります。西洋医学の理論には限界があるのです。

治療法の課題

西洋医学の乳がん治療(手術、抗がん剤、放射線治療)は、患者の生活の質(QOL)を大きく損なうことがあります。

手術による傷の痛みや抗がん剤の副作用は、患者にとって大きな負担です。医師は「仕方のない選択」と説明するかもしれませんが、患者自身の体で起きる苦痛を軽視しがちです。

: 有名人が最先端の治療を受けたにもかかわらず、短期間で亡くなるケースが多々あります。一般人が受ける治療で、果たして完治が期待できるでしょうか?

関連記事:樹木希林さんの死去ニュースを見て思ったこと、抗がん剤を受けないほうが長生きする。

中医学の診断と治療

中医学では、乳がんの診断にマンモグラフィや生検は必要ありません。簡単な問診だけで、乳がんか乳腺炎かを判断できます。

さらに、中医学は乳がんの原因を明確に把握しているため、根本的な治療が可能です。詳細は、ニハイシャ先生の乳がん論文シリーズをご覧ください。

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2. 乳房を切除しても乳がんは防げない

子宮がんの例から学ぶ

西洋医学の臨床データによると、子宮を摘出しても子宮がんが発生するケースが報告されています。

これは、がん細胞が「子宮でしか育たない細胞」であるにもかかわらず、子宮がない体内で増殖した事例です。この事実から、臓器を切除してもがんの根本原因は解決しないことがわかります。

もう一つの例。
アメリカ西洋医学の婦人科名医は、子宮全摘術を受けた女性に「子宮内膜症」をいう診断をしています。子宮がないのに子宮内膜症?詳細を以下をご覧ください。

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がん細胞が育つ体内環境

乳房を切除しても、乳がんが発生する理由は、がん細胞が育つ体内環境が変わっていないためです。たとえば、乳房がなくても母乳は分泌され、胸周辺に溜まります。また、ホルモン分泌や血液の流れ、老廃物の蓄積といった体内環境は、臓器の有無に関係なく影響を及ぼします。

中医学の視点: がんの原因は臓器そのものではなく、体内環境(ホルモン、血液循環、毒素の蓄積など)にあります。

中医学では、この環境を整えることで、がん細胞が自然に消滅すると考えます。例えるなら、「キッチンを清潔にすればゴキブリがいなくなる」のと同じです。

一方、西洋医学は「ゴキブリ(がん細胞)を殺す薬」に注力し、汚れたキッチン(体内環境)の改善を軽視しています。

関連記事:中医学とは?西洋医学と比べて中医学のメリット、デメリットを説明。

極端な予防法の疑問

もし臓器の切除ががん予防に有効なら、以下のような対策はどうでしょうか?

  • 前立腺がん予防のために男性の生殖器をすべて切除する?
  • 舌がん予防のために舌を切除する?

こうした極端な発想は、がんの根本原因を無視した誤ったアプローチです。詳細は以下の記事で解説しています。

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3. 中医学による乳がん治療と予防

中医学の強み

中医学は、体の全体的なバランスを整えることで、がん細胞やウイルスが生きられない環境を作ります。

漢方薬や鍼灸を用いた治療は、乳がんの根本原因にアプローチし、完治を目指します。ただし、誠実で十分な知識を持つ中医師を選ぶことが重要です。

関連記事:東洋医学と西洋医学の対決:乳がんは手術・抗がん剤よりも漢方薬の方が、生活のクオリティーが高く長生きできる!

おすすめの診療所

台湾、中国、アメリカには優れた漢方医や鍼灸医が多くいます。特に、ニハイシャ先生の弟子たちが運営する台湾の診療所は信頼できる選択肢です。

ニハイシャ先生の台湾診療所

予防のための第一歩

乳がんを予防したい方は、体内環境の改善が鍵です。以下の記事で、効果的な予防法を詳しく解説しています。

がん予防の最も有効な方法

4.まとめ

乳がん予防のために乳房を切除しても、がん細胞が育つ体内環境が変わらない限り、乳がんのリスクはなくなりません。

西洋医学の限界を理解し、中医学の全体的なアプローチを取り入れることで、乳がんの根本原因にアプローチできます。

追記:
ある乳がんになった女性から、乳房再建手術に関して聞いたことがあります。お尻の肉を切って、乳房再建に使うらしいです。病院の先生が自慢そうに言うには、「今度はシリコン製じゃなくて本物だよ!」

私は一つ質問があります。 
乳房は形は、それで元通りになるかも知れない。しかし、お尻の少なくなった肉はどうしますか? 

(おわり)

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