高血圧症・動悸・頭痛が10日で治った漢方薬症例

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こんにちは、李哲です。
ニハイシャ先生1の弟子、楊貞先生の治療例3を翻訳しました。前回の記事は以下をご覧ください。

患者さんは40歳の男性、小太り体型。
症状は動悸、頭痛。


病院の検査で分かったのは、2年前から高血圧(160-180/100)。彼は西洋医学の大学卒業。西洋薬の毒性を知っていて、ずっと西洋薬の治療は受けてないです。

李哲の説明:
西洋薬に詳しい人ほど薬を飲みません。
以下はニハイシャ先生の症例、先生の言いなりにならない患者さんの答えを見て下さい。

舌癌患者、黒い血の塊を吐いてから、舌が軽くなり少しずつ話せるようになった。先生の言いなりにならない、病院の薬を飲まない賢い患者 。

体力は普通で、食欲が良い、肉類を食べたがる。
汗をかきやすくて、特に寒がりでも暑がりでもない。
手は暖かいけど、足は冷たい。
喉は渇く、温かい飲み物をほしがる。
大便は1日2~3回。便は硬めでお腹がよく張り、おならはしない。
小便は中~深度の黄色。

舌苔は黄色で分厚くて、湿気がある。
脈診では沈細。

診断:中焦の湿気、陽明病の熱証。

処方箋:(単位は銭)石膏4両、知母5、炙甘草6(動悸があるので)桂枝3、茯苓5、白朮3、猪苓5、澤瀉5、防已3、◯◯3、◯◯3、川芎3、牡丹皮3、柴胡3、黄芩3、◯◯3、◯◯3、◯◯3、◯◯3(3袋に分けて毎回飲む時に溶かして飲む)。

1週間後、患者さんが言うのは「だいぶ改善され、食欲だけまだ大きいです

処方箋は変えず、石膏だけ5両に増加しました。

10日後、血圧は正常値になり、動悸は消失。体力は良くなり、肉類ばかり食べたい気持ちが消えて、体重は下がりつつある。

処方箋で芒硝を削除し、ほかはそのままで飲み続けることにしています。

以下は次の症例です。

(おわり)

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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