高血圧症・動悸・頭痛が10日で治った漢方薬症例

この記事は、楊貞(やんじぇん)先生の漢方治療シリーズ10の一つです。
西洋医学で改善しなかった重症例が、中医学の診断と経方でどのように回復したのかをまとめています。
シリーズ全体の一覧はこちら:
👉 楊貞先生の漢方治療例|西洋医学で治らなかった10症例の劇的改善まとめ

こんにちは、李哲です。

頭痛、動悸、血圧180/100。
高血圧と分かっていながら、西洋薬の副作用を知っているため治療を受けずに過ごしていた40歳男性が、漢方治療で10日以内に血圧と動悸が正常化した症例です。

中焦の湿気・陽明病の熱証をどう改善したのか、詳しく紹介します。
前回の症例(慢性気管支炎・心不全が改善した治療例2)はこちらをご覧ください。

ニハイシャ先生1の弟子、楊貞先生の治療例3(中国語原文はこちらを李哲が完全翻訳しました。

目次

高血圧の頭痛・動悸が続く40歳男性

患者さんは40歳の男性、小太り体型。
症状は動悸、頭痛。


病院の検査で分かったのは、2年前から高血圧(160-180/100)。彼は西洋医学の大学卒業。西洋薬の毒性を知っていて、ずっと西洋薬の治療は受けてないです。

西洋薬を避ける理由(李哲の補足)

西洋薬に詳しい人ほど薬を飲みません。
なぜなら、化学薬品の毒素を誰よりも知っているからです。

以下はニハイシャ先生の症例、先生の言いなりにならない患者さんの答えを見て下さい。
🔗舌癌の患者が病院薬を拒否し改善した症例はこちら

中医学の問診内容

体力は普通で、食欲が良い、肉類を食べたがる。
汗をかきやすくて、特に寒がりでも暑がりでもない。
手は暖かいけど、足は冷たい。
喉は渇く、温かい飲み物をほしがる。
大便は1日2~3回。便は硬めでお腹がよく張り、おならはしない。
小便は中~深度の黄色。

舌苔は黄色で分厚くて、湿気がある。
脈診では沈細。

中医学の診断と処方

診断:中焦の湿気、陽明病の熱証。

処方箋:(単位は銭)石膏4両、知母5、炙甘草6(動悸があるので)桂枝3、茯苓5、白朮3、猪苓5、澤瀉5、防已3、◯◯3、◯◯3、川芎3、牡丹皮3、柴胡3、黄芩3、◯◯3、◯◯3、◯◯3、◯◯3(3袋に分けて毎回飲む時に溶かして飲む)。

10日で血圧・動悸が改善し体力も向上

1週間後、患者さんが言うのは「だいぶ改善され、食欲だけまだ大きいです

処方箋は変えず、石膏だけ5両に増加しました。

10日後、血圧は正常値になり、動悸は消失。体力は良くなり、肉類ばかり食べたい気持ちが消えて、体重は下がりつつある。

処方箋で芒硝を削除し、ほかはそのままで飲み続けることにしています。

↓続きの記事↓

食欲不振と過食を漢方が整える仕組み(李哲の補足)

上記の石膏は、体内の熱を収める生薬。過食症は中医学でほとんど胃熱を示します。逆に言うと、食が細いのは胃寒を示す。このときは石膏ではなくて、乾姜・トリカブトなど胃腸を温める生薬を使うのが一般的です。

漢方は食欲不振でも食欲過剰でも治せます。以下は食欲が真逆の2人の患者さんの例、参考になると幸いです。
🔗食欲不振・不眠症のC型肝炎患者と肥満症・過食症の患者の症例

高血圧を改善したほかの症例(内部リンク)

🔗胃酸逆流・高血圧・脂肪肝・胆石症が漢方で劇的改善した症例

🔗血圧220が140まで下がり、極度のうつ病と肥満症・全身が辛いのを改善した漢方薬症例

🔗右半身麻痺、高血圧症の頭痛、めまいは3日の漢方薬で全部治った症例

🔗高血圧が原因の後頭部痛、腰が重だるい、夜間頻尿が1週間で改善した症例

🔗6日分の漢方薬で3ヶ月間も高血圧が安定した症例

この記事は、楊貞(やんじぇん)先生の漢方治療シリーズ10の一つです。
西洋医学で改善しなかった重症例が、中医学の診断と経方でどのように回復したのかをまとめています。
シリーズ全体の一覧はこちら:
👉 楊貞先生の漢方治療例|西洋医学で治らなかった10症例の劇的改善まとめ

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

    ↩︎
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次