繰り返す口内炎、胃酸逆流、口の苦み、昼間の強い眠気。 西洋医学では原因が分からず改善しなかった48歳男性が、漢方治療で1週間以内に口内炎が完治し、諸症状が大きく改善した症例です。
肝の損傷・湿熱・少陰症をどのように整えたのか、詳しく紹介します。前回の記事は以下をご覧んください。
中医学の第一人者:ニハイシャ先生1の弟子、楊貞(やんじぇん)先生の治療例4(中国語原文はこちら)を李哲が完全翻訳しました。
口内炎、胃酸逆流、口の中が苦い男性
男性患者、48歳、体型は中。
症状は、よく口内炎ができる。
大便は毎回あるけど、出きった感じがしない。大便は最初は太くてあとは細い。
口の中は苦くて、胃酸逆流があり、喉は渇いて温かい飲み物をほしがる。
食欲は普通、味覚はあり。
睡眠は良いけど、昼にも眠たい。
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中医学の診断と処方
脈診では沈細。
舌苔は黄色で厚くて乾いている。
両側の目の下には黒青いところがあって、眼診では肝臓の損傷が分かります(よく夜更かしをするから)。
診断:
●少陰症
●胃腸の湿熱
●肝臓が損傷
処方箋(単位は銭)
麻黄3、加工したトリカブト5、細辛2、柴胡3、黄芩3、川芎3、◯◯5、甘草3、◯◯2、黄連2、芍薬3、アギョウ(3袋に分けて飲む)、茯苓5、白朮3。
肝の損傷が「口の苦み」「目の下の黒青」に現れる理由(李哲の補足)
中医学理論で、口の中が苦いときは肝胆の問題です。また、肝胆は青色に属しているので、目の下に青色が現れたときは、肝胆のトラブルを示します。黒は腎臓に属している。つまり、この患者さんは肝胆にも腎臓にも問題があります。
腎臓に問題があるときは、よく「少陰症(しょういんしょう)」と言います。
1週間で口内炎が完治
1週間飲んでから、諸症状が著しく改善して口内炎は完治。処方箋を変えず、飲み続けることにしています。
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倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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