こんにちは、李哲です。
中国河北省・石家荘市の漢方医、張静先生1の症例、这种后背痛就是心脏病引起来的( 2023-08-23発表)を翻訳しました。心臓発作の時は、背中が痛い症状が現れるときもあり、漢方薬と鍼しか治せないことを知ってください。
娘がお父さんを連れて治療しに来ました。
お父さんの症状は、背中が非常につらい。 脈は芤脈。ベロは深い溝が印象的でした。
私「以前、心臓が痛くなったことはありますか?」
お父さん「昔はあったけど今はないです。でも、胸がは辛くなったり、息ができなくて力が出ない時があります。特に背中が一番辛いです。」
もし背中が辛くて脈が浮いてる時だったら、治しやすいものです。風邪(ふうじゃ)を出せば治るので。芤脈の場合は、心臓の血が足りなくてSOSを出していること。つまり心臓に問題があることを示す。
お父さんは話しました。
「以前バイパス手術した時は、胸の前が痛かった。でも今回は前が痛くないです。」
私は図面を書きながら、大きい血管と小さい血管が詰まったとき、体のどんなところが痛くなるのかを患者さんに説明しました。
臨床で見てると、心臓発作の人は歯が痛い時があれば。頭の後ろが痛い時もあるし。心臓の前が痛い時もあります。
お父さんは心配はしてたけど、非常に信頼してくれて、鍼治療と漢方薬を始めました。針治療して5回目、お父さんは話しました。「突然軽くなりました。背中がすごい軽いです。」
でも脈はまだ変わってません。私はお父さんに話しました。「あなたの自覚症状は良くなってるけど。心臓はまだ治ってません。漢方薬を飲んで便の色が黒くなって、その後また黄色くなって、脈は変わってくれれば治療が終わりです。」
お父さんの娘は話しました。
「今回は治療を続けます。もう二度とバイパス手術やりたくないです!」
漢方薬を30日飲んでからお父さんは地元へ帰りました。娘がたまに鍼治療をやってます。私も彼女に聞きました。
私「お父さんはどうですか?」
娘「もう地元へ帰りましたよ。体が良くなったので、私もホッとしました。お父さんが言うのは、都会で過ごすのは慣れないそうです。」
(おわり)
張静先生は中国・河北省石家庄市の中医師です。『傷寒雑病論』の処方箋で様々な病気を治す若者実力派。本ブログでは彼女の症例を数多く翻訳しました。張静先生の診療所住所・電話番号などは以下の記事をご覧ください。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)
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