歯は「消耗品」、毎日削られている
こんにちは。李哲です。
今通っている、鍼灸専門学校の先生から聞いた面白い話をします。
私たちに解剖学を教えるのは、日本の医学大学で教鞭を執っているおじいちゃん先生です。
骨の知識を教えるときに、歯に関して話したのがありました。
西洋医学の観点では、歯は「消耗品」。大人になってから、歯はずっと摩擦で薄くなっている。摩擦の原因は、毎日の食事・歯ぎしりなど。
人間の顎は食べ物を口の中で砕く時、なんと100kgの力もある。皆さんはきっと想像できないでしょう。こんな強い力で噛むから、歯が摩擦で削られないわけがないですね。
市販の歯磨き粉は、みんな研磨剤。磨けば磨くほど歯が削られる!
面白いのは、おじいちゃん先生は歯磨き粉を使わないそうです。何故かというと、市販の歯磨き粉は「研磨剤」だから。
研磨剤と言うのは、文字通りに磨く奴。つまり、磨けば磨くほど薄くなるわけ。
市販の歯磨き粉。香りが良いかも知れませんが、その代価は毎日自分の歯を削っている。何もしなくても、大人の歯は毎日100kgの力で削られているのに、更に「研磨剤」で削るのは…自虐ですか?
私は興味津々で、おじいちゃん先生に聞きました。
「先生は何をつけて磨くんですか?」
おじいちゃん先生の答えは、
「何も付けない。水だけ!」
歯周病を治せる薬はない、だから歯周病を予防するのは嘘!
おじいちゃん先生は、歯周病に関しても話しました。
「歯周病はウィルスが原因である。しかし、いまだにウィルスを殺せる薬はない。誰がその薬を発明したら、きっとノーベル賞を貰えるだろう!」
市販の歯磨き粉は「歯周病予防になる」と言いますが、なにを根拠にしているでしょうか?医大の教授すら歯周病を治せる薬がないというのに、どうやって予防する?
あなたは、車が壊れた時、どこを修理すれば良いのかも知らない人が、「車を50年もたせる方法を伝授します」と言ったら信用しますか?
治療方法を探す時、もっとも確実なのは、あなたを治してくれた先生に尋ねることです。治してもくれてないテレビの話を信じるのは危険!
最良の歯磨き粉は天然塩
中医学のオススメは、天然塩で歯を磨くこと。
何故かというと、塩はしょっぱいから腎臓の栄養になるからです。
歯は腎臓の余分な栄養でできるものです。
中医学の言葉で言うと、「歯為骨之余」。
腎臓が強ければ、年をとっても歯は丈夫です。
死んでもないのに歯がボロボロになるのは、西洋薬の濫用とヘロイン中毒などのおかげ。みんな腎臓を殺すから、老衰の前に歯がダメになるのです。
鍼灸は健康な人が受けても大丈夫。歯の辛い症状がある時は、痛みを治す以外、歯を強化することもできます。これは私自身の治療例で分かったので、証言できます。以下の記事、参考になると幸いです。
天然塩はアルカリ性だから、殺菌効果がある
天然塩を使うもう一つの理由は、塩はアルカリ性だから口腔の殺菌剤にもなれる。
虫歯で痛い時に、塩で磨くと逆に痛みが止まります。天然な砂糖(きび砂糖.黒糖)でうがいをしても、虫歯の痛みが収まります。その訳は、みんなアルカリ性だから。
バイ菌.ウィルスは酸性の環境を好んで、アルカリ性の環境では育ちにくいです。
塩は歯磨き粉になる以外、ほかの効能がたくさんあります。以下は一つの症例。参考にしてください。
塩と違って、甘いお菓子.チョコレートなど食べると、口腔中は酸性の環境になる。つまり、歯周病になりやすくなるのです。
誰かを憎んで歯周病になってほしいなら、甘いお菓子などたくさん上げて下さい。最高級品であればあるほど良い。
そうすると、自然に歯周病になり、歯が痛くて眠れなくなる。歯周病で抗生物質をたくさん使うと、もっと体調不良になり、様々な病気になるのもおかしくないです。
以下は甘いものを食べすぎて、危篤な膵臓がんまで発展した患者の物語。参考になると幸いです。
おわりに
こちらで西洋医学の悪口を言う時多いですが、完全に西洋医学を否定してると思わないで下さい。
私が学校で一番好きなのは、西洋医学の解剖学と生理学です。視野を広げる勉強にはなれるから。でも、内科の病気治療には何の役にも立たない。
外傷・ケガなどの外科は、西洋医学の治療が適している。内科の病気には漢方薬・鍼灸が最適で王道の治療方法。この常識は覚えておきましょう。
以下の関連記事には、歯のトラブルを解決した漢方薬・鍼灸症例があります。歯が折れた以外、歯が痛い・歯がしみるなどはみんな鍼灸で治せるので、ぜひ近くの信頼できる鍼灸院で治してもらって下さい。
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