【中医学理論】白血病の症状と内臓との関連性・根本的な原因・治療方法を紹介します

この記事は約5分で読めます。

こんにちは、李哲です。
患者さんとの会話がきっかけで、この記事を書きました。

なぜ白血球が高くなるのか?
白血病はどうすれば治るのか?
様々な面で中医学の考え方を述べました。

白血病は不治の病ではないことを知ってもらえると嬉しいです。

白血病の症状と五臓六腑との関連性

白血病の自覚症状は五臓六腑とどんな関連性があるのかを説明します。

代表的な症状は、貧血、出血、感染、肝臓や脾臓(ひぞう)の腫れ、発熱、骨痛などです。

引用元:白血病 基礎知識:[国立がん研究センター 小児がん情報サービス]

息切れ、動悸、倦怠感、顔面蒼白などの貧血症状や発熱や出血症状をみます。これらの症状は急性骨髄性白血病の方が急性リンパ性白血病よりも著明です。

引用元:急性白血病 |白血病|治療・研究|JALSG

以下は白血病の症状と五臓六腑との関連性を記述します。

寝汗:心臓の血が足りない。

息切れ、動悸、倦怠感、顔面蒼白:主に心臓が弱っている。

極度の疲労感:主に脾臓と腎臓が弱っている。

骨痛:腎臓の問題。

左側肋骨より下の疼痛または膨満感:脾臓の問題。

体重減少:筋肉は脾臓がコントロールするので、脾臓に問題が起きている。そして、体重は心臓とも関係深いので、心臓が弱い事が分かります。

良くある症状から判断すると、白血病は脾臓・腎臓・心臓との関連性が高い。

白血病の諸症状は漢方薬・鍼灸で治せる

症状と五臓六腑との関連性を説明するのは、その理由があります。中医学は症状を根拠にして治療しますから。

症状が治れば治ったと判断できるでしょう?
症状がないのに、白血病だと判断できますか?

以下、白血病の関連症状を治した症例を貼ります。
白血病の症例ではないけど、現れる同じ症状を治した症例です。

▼脾腫、倦怠感などを治した漢方薬症例

左肋骨下が痛い・めまい・倦怠感が治り、5ヶ月止まった生理も再び来た漢方薬治療例
...

▼息切れ、動悸などを治した鍼灸症例

呼吸困難は1回で治り、動悸・不安感も改善:嗅覚障害(蓄膿症)(1)
...

▼寝汗を治した鍼灸症例

寝汗の原因は「心陰虚」。寝汗がすごい男性、鍼一回で治った例で説明します。
...

白血病の根本的な原因は、心臓が弱くなったこと

以前翻訳したニハイシャ先生の記事、白血病は4週間で治ると書いています。

記事中で白血病の原因に触れているけど、簡単すぎて分かりにくいので、私の言葉で説明したいと思います。

心臓は陰陽五行論で「君主」に相当し、いろんな役割がある一番大事な臓器です。その一つの役割が、乳房に溜まっている母乳(栄養物質)を子宮に送って、生理の血を作る。男性の場合は、精子(栄養物質)の作りに参加し、精子が上に逆流しないように上から圧をかけます。

心臓が弱くなった時、栄養物質が逆流してしまい、背中の脊柱管(経絡でいうと督脈)に入って骨髄細胞を刺激します。その結果、白血球が異常に増える。

これが白血病の原因です。

根本的な原因は心臓が弱くなったこと。
骨髄細胞(中医学でいう背中の督脈)の異常、白血球が異様に高いのは、現れた一つのサインに過ぎません。

小児白血病と急性白血病の原因は病院の薬・ワクチン

小児白血病は中医学の数千年の歴史に、記録されてない病気です。言い換えると、小児白血病は現代の西洋医学が作り出した病気。ワクチンが一番の”貢献者”。

つまり、ワクチン接種さえしなければ、小児白血病にはならないことです。

急性白血病は急性肝炎・急性灰白髄炎などと同じです。何かの薬を飲みすぎて、体が突然変異して炎症を起こしたのです。普段から病院の薬を飲まない人は、絶対に急性肝炎・急性白血病にならない。

西洋医学は薬の副作用で起きた症状に対して、また新しい病名をつけます。そして、関連の薬を売る。患者さんが薬の副作用で死ぬ日まで。

中医学の治療方法、白血病が治ったと判断する方法

白血病の原因は心臓の力が弱くて、栄養が脊柱管(経絡でいう督脈)に入ったのが原因だと述べました。そうすると治療法も明確です。

心臓を強化して、脊柱管(経絡でいう督脈)に入っている余分な栄養を掃除すること。

心臓の強化には、漢方薬もしくは鍼灸。どちらでもできます。

中医学では心臓の役割が分かっているので、心臓が弱くなったときの自覚症状が分かります。その自覚症状が良くなれば、心臓が強くなっていると判断できる。

ツボは白血病の診断と治療にも使います。具体的にいうと、霊台穴(外1.5寸は督兪)を押して、圧痛があったら治ってないのを示す。圧痛がなくなったら、白血病が治ったことを示します。体を傷つける骨髄抽出検査も要りません。

鍼治療の場合、督兪と霊台と心兪は主力のツボ。ほかには公孫、内関、神門、巨闕、関元など心臓のツボはたくさんあります。

以下はニハイシャ先生の白血病治療例、参考になると幸いです。

西洋医学or中医学、選ぶのは皆さんの自由

中医学は患者さんの自覚症状を大事にして、治療効果は自覚症状の変化で判断します。患者さんも治療効果を実感できて、納得できます。

西洋医学は患者さんの自覚症状よりも、血液検査・CT画像診断などに頼る。西洋医学の先生は良くなっているのが分かるけど、患者さんは良くなっているかどうか自分で判断できません。

抗がん剤で白血病が治るなら、なぜ骨髄移植が必要なのか?

抗がん剤で白血病が治るなら、なぜ骨髄移植が必要なのか?

治療方法は抗がん剤と骨髄移植が有名です。骨髄移植手術をすると、一時的に白血球は良い数値になるかも知れない。しかし、根本的な心臓は解決されていません。患者さんが骨髄移植後に服用する免疫抑制剤などは、後々で大きな問題を引き起こします。

漢方薬・鍼灸治療のメリットは副作用がほぼないこと。そして、様々な症状を治せることです。

どちらを選択するかは、皆さんのご自由です。

(おわり)

コメント

  1. li-hari より:

    id:MT6538
    M(エム)さん
    ブコメありがとうございます。
    M(エム)さんみたいな考え方を持っている人が増えれば良いですね。
    体は自分のものなので、調子が良いかどうかは、自分しか分からないです。

  2. mamotaku より:

    分かりやすく書いていただき、ありがとうございます。
    私の住んでいるところには、漢方医、鍼灸院がないため、自分でなんとかしないとなりません。
    ツボを書いてあるので、大変助かります。
    できれば、喘息の治療例があり、

  3. li-hari より:

    id:mamotaku
    コメントありがとうございます。
    役に立つ記事で大変光栄です。
    喘息に良いツボは、以下の記事をご覧ください。
    https://li-hari.hatenablog.com/entry/sugoude-sennmonngairai1
    治療例は1つしか書いてないですが、これも参考になれば幸いです。
    https://li-hari.hatenablog.com/entry/zinnnouhou1

タイトルとURLをコピーしました