こんにちは、李哲です。
倪海厦(ニハイシャ)先生3の記事、2005-9-28の症例を翻訳しました。
関節痛・筋肉痛は鎮痛剤・モルヒネに頼らないで、鍼で治しましょう。また、病院の検査でも分からない慢性虫垂炎は、中医学で簡単に診断・治療ができます。3つのストーリーがあるので、参考になると幸いです。
3回の鍼治療で関節痛がだいぶ良くなった患者と、モルヒネ投与2年後に死亡した患者
9/28/2005。晴れ。
今日、千里以外から関節痛を治しに来た婦人の鍼をするとき、心痛む話を聞きました。
彼女の仲良い隣人は、全身の筋肉痛と関節痛を患い、鎮痛剤が効かなくなって、モルヒネを定期注射する医療機器を体内に埋め込みました。2年後のある朝、隣人がベッドで死んだのを発見。隣人はまだ50歳にもなっていません。
鍼灸治療に来た女性が話したのは、月曜日に治療を受けてから友達とショッピングに行ったそうです。4時間半歩いたけど、痛くはならなかった。今日が4回目の鍼灸治療になります。
長年の頭痛が鍼1回で治った女性
中国鍼は痛みを治すとき、患者さんが痛ければ痛いほど効き目が現われます。ほぼその場で治る。
先週の金曜日に来た一人の女性。長年の頭痛が1回の鍼で、その場で治りました。翌週の月曜日に来た時、痛みは再発していません。
私は彼女に”文句”を言いました。
「痛くないのになんで診療所に来たんですか?本当に…」
ちょうど人紀クラスのDVD撮影があったので、全過程を録画しました。針を刺された時の患者さんの感覚、そして彼女のびっくりして喜んでいる顔も、全部録画されています。
鍼灸はどんな痛みでも治せる
このような治療例は、私にとって日常茶飯事。
鍼灸は世の中で一番良い医学で、どんな痛みでも治せます。最初はただの関節痛、筋肉痛なのに、西洋医学の治療で亡くなるなんて本当に…

関節痛・筋肉痛も治せないかわいそうな西洋医学
彼女の話を聞いて、私は落ち込んでました。
人間の命は、お金で買えられるものではない。
西洋医学は本当にダメダメ!
今日西洋医学のせいでまたうつになったから、夜帰ってギタ引いてストレス発散しないと。

ギター、ニハイシャ先生のストレス発散法
精密検査でも分からない慢性虫垂炎は、中医学にとって朝飯前
昨日と今日あった二人の治療例。
二人とも女性で、右側の下腹部が痛くて長年の便秘です。
一人は15年痛んで、もう一人は6ヶ月痛んでいます。
西洋医学は原因がさっぱり分からなくて、ひたすら鎮痛剤を出すだけ。
私の検査は簡単です。
触診で患者さんの足三里から二寸下、「かん尾穴」 に強烈な痛みがあって、手のひらを見たら大腸の反射区が褐色(かっしょく)。これは慢性虫垂炎。しかも大腸がかなり詰まっています。
それなのに、西洋医学の精密検査では原因不明。
ダメな医学だとしか言えません。
私の処方は、
「大黄牡丹皮湯」 と「薏苡附子敗醤散」 の組み合わせ。

漢方薬として使われるだけではなくて、牡丹(ボタン)の花もきれいですね~
煎じ薬だと宿便は1日飲むだけで出ます。
このような1日飲むだけで治る漢方薬、みんな使うんだったら、患者さんが治らないわけがない。患者さんが15年も痛みに耐える必要がありません。
こんなに治しやすい病気、精密検査でも原因不明だと言われたら、患者さんはどうしたらいいですか?
皆さんは要注意です。
「大黄牡丹皮湯」 はただ急性盲腸炎を治すだけ。
「薏苡附子敗醤散」 がないと、大腸の下に詰まっている宿便は出ません。
附子(トリカブト)がないと、長年の宿便は出ない。
しかし、一般の漢方医は附子を使いません。
彼らは体を冷やす漢方薬を使って、附子は使わない。だから便秘を治せないのです。結局、患者さんは一般の中医師と西洋医学の先生の間でたらい回しされ、最後またここに来ている。
以上の2つの治療例は、みんな治療法と診断方法を撮影してます。あとで台湾に送ってDVDにしてから、また人紀クラスの生徒さんに送ります。
今日は本当にムカツクなあ。
西洋医学の話で、またイライラしてしまった!
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
李宗恩博士はアメリカ・カリフォルニアの著名な中医師。数々の難病・がん治療で高い臨床効果を出して、中医学の普及のために記事を書か続けて、研修医たちも育てている素晴らしい先生です。李宗恩博士の診療所情報は、以下の記事で説明しているので、どうぞご参考にして下さい。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
李宗恩博士はアメリカ・カリフォルニアの著名な中医師。数々の難病・がん治療で高い臨床効果を出して、中医学の普及のために記事を書か続けて、研修医たちも育てている素晴らしい先生です。李宗恩博士の診療所情報は、以下の記事で説明しているので、どうぞご参考にして下さい。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)
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