こんにちは、李哲です。
昨日面白い番組を見ました、TBS「世界のみんなに聞いてみた」。印象に残るのは、インドネシアのクロック療法。風邪を引いた時、コインとオイルで首.肩.背中をこする。そして、風邪の「邪気」を追い出すやり方。
テレビに映ったお婆ちゃんの話では、風邪の邪気は首から入るから、首と肩を擦って「邪気」を追い出す。
私は見た瞬間、「懐かしいな~」と感慨しました。これは中国の「刮痧(カッサー)」と全く同じ。以下の記事では簡単に刮痧(カッサー)療法を説明しました。参考になると幸いです。
昔の中国の田舎では、お婆ちゃんたちがよく刮痧をやってました。当時の田舎は生薬も少なかったし、漢方医も少なかったから、経済的で効果があるのは「刮痧」療法。インドネシアには華僑がたくさん住んでいるから、いつかインドネシアに伝わったでしょう。

一番ビックリしたのは、なぜそのお婆ちゃんは風邪の原因を知っているか?
風邪の原因は、確かに「邪気」が首の後ろから入ったから。中医学では「風邪」と言います。首と肩の経絡が詰まっているので、風邪をひくと首の後ろと肩がこって痛いわけです。ひどい時は、体全身が痛い。
「邪気」が首の後ろから入ったのを信じない方は、実験してみれば本当かどうかが分かります。扇風機あるいは冷房の風に首の後を当ててみて。20分もかからないうちに背中がゾクゾクと寒気がして、くしゃみ、頭まで痛くなります。
実験したあとに、判断したほうが正しいでしょう?残念なのは番組中で現役医師のコメント:「まったくの迷信!」
もう笑うしかなかったです。
親愛なる先生よ。
西洋医学では風邪を治したことがありますか?
タミフルはインフルエンザの特効薬だと言われているけど、実際は全くの嘘!アメリカの漢方医が暴露した記事があるので、どうぞご参考にしてください。
抗生物質で治したのも、見たことがありません!
抗生物質が対応してるのは、微生物.バイ菌など。
ウィルスが原因の風邪には、まったく効きません!
西洋医学は、風邪の原因はウィルスだと言うくせに、風邪のときに抗生物質を出す。これは治療ではなくて、ただ患者を慰めるだけ。
西洋医学の風邪薬は、ただの安慰剤、プラセボ効果です。プラセボ効果のメカニズムは一人の漢方医が説明しているので、以下の記事参考になると幸いです。
患者が治ったのは、結局心が安心できて、たくさん休んで自力(自己免疫力)で治したでしょう?
自分では治したこともないくせに、ほかの療法は迷信だというその堂々さ。「もうこの頭脳は、救えないな…」と思いました。
番組で中国の治し方を紹介したとき、生姜とコーラを煮るのがあったけど、これは伝統の治療法ではありません。
常識で考え下さい。
コーラはいつ発売したものですか?
これを紹介する中国人も…
私が代わりに恥ずかしくなりました。
自分の国の伝統文化を知らないなら、テレビに出るな!恥をかくだけ。(不思議なのは、恥をかいても自分が格好いいと思い込む現代人がいる)

中国伝統の治療法は、漢方・鍼灸で治します。皆さんがよく知っている「葛根湯」、「麻黄湯」など、みんな風邪を治す漢方です。
葛根湯が風邪を治せる仕組みは、以下の記事で説明しました。参考になると幸いです。
漢方薬の効き目はどのくらい早いか?
煎じて飲むと、30分くらいで咳とか熱が下がります。朝飲むと昼間に治る時が多い。
なぜこんなに断言できるのか?私は家族.友人を治したとことがあるからです。しかも一人だけではありません。これは過去記事で説明しています。
治したとことがある人の話しを信じるか。
治したとことすらない先生の話しを信じるか。
自分で判断してください。
追記:
なんか皇室の娘が軽い肺炎になったらしいですね。漢方医に見てもらえば2~3日で治るのに…あんな立派な皇室に、有能な漢方医が一人もいないでしょうか?とてもビックリです!中国政府には少なくて何人かいます。高官は専属の中医師がいなくても、よく有名な漢方医を呼んできて治療するのです。
アイ…西洋医学だけ威張って、ほかの療法はデタラメだと言うところ。もう彼女の幸運を祈るしかないです。今の新型コロナ肺炎も全く同じ状況です。有効な漢方薬治療法があっても普及しない、報道しない。患者さんたち、自分で自分を救うしかありません。
(おわり)
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