こんにちは。李哲です。
アメリカの中医師:鄭智城先生*1の記事を翻訳しました。
中国語本文のリンク先は、blog.sina.cn
(2013-04-04 発表)
タミフルが世界を騙した裏話を暴露。読んだあと、「インフルエンザにはタミフル!」と信じる人たちには青天の霹靂でしょう。しかし、事実は隠ぺいできません。いずれか、公にされます。
データ改ざんする科学業界
最近の詐欺事件は、皆さんが知っている「地球温暖化」。世界で一番素晴らしい気候学者たちのメールのやり取りが暴露されました。
気候学者たちはなんとデータを捏造して、自分たちの予測した結果:人類文明の過度の発展は、地球温暖化を引き起こすことを証明するため、長期的にデータ改ざんしてきたのです。
データだけでは地球温暖化が証明されないけど。
無名だったタミフルが、重症急性呼吸器症候群(SARS)で一躍有名
今回、私が皆さんに話したいのは、もう一つの大規模な医学詐欺です。
タミフル(Tamiflu)。
1999年、スイスの製薬会社:エフ・ホフマン・ラ・ロシュ – Wikipediaが中国の八角を原料でタミフルを作ったけど、最初は誰も注目しなかったです。
ところで、2003年のSARSが爆発してから、タミフルは神の薬になりました。インフルエンザにはタミフル、豚インフルエンザにもタミフル。
アメリカ政府だけでも、15億ドルのタミフルを貯蔵しています。世界各国のタミフル貯蔵量は、おおよそ30億ドル。スイスの製薬会社ロシュは、一気に有名になりました。
「コクラン共同計画」組織によって、タミフルの不正が見つかった
先週イギリスの医学誌(British Medical Journal, BMJ)は聯合調査を報告しました。「インフルエンザ合併症、入院治療、死亡をタミフルで予防できる科学的根拠は一切ない!」
また、報告で示したのは、製薬会社ロシュはわざと世界各国の政府・衛生局を間違った道に誘導している。
この詐欺は偶然見つけました。
私は知らなかったけど、世の中にはコクラン共同計画 – Wikipedia「Cochrane Collaboration」という国際組織があります。国際的に有名な学者たちの聯合で、定期的に宣伝された薬の臨床効果を検査して、宣伝内容と釣り合っているのかをチェックしています。
彼らがタミフルの不正を見つけたのです。製薬会社ロシュが引用した、もっともタミフルの有効性を証明する10個のデータで、2つだけ医学誌に発表しています。不思議なのは、2つの研究結果とも「タミフルは偽薬と変わりがない」と発表。つまり、飲んでも飲まなくても結果は変わらない事です。
そして、コクラン共同計画 の人たちは、原始的なデータを調べ出しました。
タミフルの研究報告した2人は、本当の事を話さないで逃げるだけ
最初、2つの研究報告をした作者と連絡を取ったら、不可解なことが起きました。
一人目の作者が言うのは、「オフィスを引っ越したとき、以前のデータをどこかに忘れた」
あ、そうですか。
じゃ、2人目の作者を探しましょう。
さらに不可解なことが起きました。
2人目の作者が言うのは、「私はこんなデータを見たことがありません。なにか問題があったら、直接ロシュ製薬会社と連絡を取ってください。」
「タミフルはインフルエンザに全く効果がない」論文を公表してない製薬会社ロシュ
コクラン共同計画 は4ヶ月も交渉して、製薬会社ロシュに研究データを公表することを要求しました。しかし、世界各国からオーダーが来て、製薬会社ロシュがたっぷりお金をもらった後、やっと返事があり、たくさんのデータと資料を送られて来たのです。
送られてきた中の2つの研究結果が示したのは、「タミフルはインフルエンザにまったく効果がない」。しかし、製薬会社ロシュは公表したことがありません。
ほかには、もっと膨大な研究がありました。1447人の13~80歳の老若男女を対象に、タミフル関連の研究。問題点は、資料が足りなくて、コクラン共同計画 も膨大な実験で何を研究しようとしているのか、分からない状態。
ロシュ製薬会社の情報操作を暴露した元職員たち
ショッキングなことは、まだあります。
ロシュ製薬会社が雇ったセールス会社の元職員2人が告白し、証明書類を提示しました。彼らは研究報告を書いた雇われ店長です。
彼らが言うのは、「私たちはたくさんの大事な言葉を報告書に入れないといけません。。。これは製薬会社ロシュの市場部門が管理する案件で、私たちは彼らの言うとおりにしないといけません。。。最初に薬を紹介するとき、私たちはインフルエンザの怖さを強調し、最後にはタミフルしか選択肢がないと結論を出しました。」
コクラン共同計画 は最終的に出した結論は、「タミフルはインフルエンザに対する効果は無し」
アメリカのFDAとイギリスの医薬品質管理局の結論も同じです。
FDAは製薬会社ロシュに命令しました。
商品には注釈が必要:タミフルはインフルエンザに積極的な効果がない。
一人のFDA職員が言うのは、「臨床で検証すると、タミフルと偽薬は変わりがありません。」
FDAが否定しても、CDCはタミフルの効果を支持している歪んだ世界
荒唐無稽なのは、アメリカ疾病予防管理センター – Wikipediaは完全に違う世界にいます。タミフルの効果には全く疑問がなく、ロシュ製薬会社の誇大宣伝をそのまま信じ込んでいます。タミフルにはそんな効果がないと、FDAが証明しても。
もっと荒唐無稽なのは、FDAであろうとアメリカ疾病予防管理センターであろうと、タミフルの実験を要求してない。実験は、半分の人たちはタミフルを服用し、半分の人たちは偽薬を服用して、タミフルの効果を判断するやり方です。
CDCの代理人が発言したのは、「タミフルの効果はすでに証明されました。もう一度実験する必要がありません。」効果が証明されたというデータは、改ざんした研究データをもとにしているのです。これが大きな問題。
ロシュ製薬会社がイギリス医学誌の聯合調査に対するコメントは、「私たちはデータを隠ぺいしてない。」ロシュ製薬会社は、「タミフルは確実に有効である!」と反論しないで、「データを隠ぺいしてない」と言うだけでした。
皆さん、英語原文を読みたい方は、以下のリンクをご覧ください。
李哲の感想
タミフルが世界各国を騙して、一気に31億ドルも儲かりましたね。31億ドルは、日本の企業「イオン」もしくは「無印良品」会社をまるごと買い取ってもお釣りが来ます。
日本では今でもインフルエンザになったらタミフルを処方するでしょう。「タミフルを飲んで嘘みたいによくなった」と言う人もいます。
本当ですか?
なぜ、ほかの人は治ったところか、ベランダから飛び降り自殺しようとしますか?
あなた一人が治って、99人が治ってないとき、タミフルは効果があると判定できますか?
あなたはプラセボ効果を知っています?
そんなあなたには、水を飲ませるだけでも効果が出ますよ。
インフルエンザを含む風邪を治すのには、人間の免疫力が一番大事です。よく食べてよく寝て免疫力を高めれば、1週間くらいで自然に治る。
薬漬けで免疫力が弱い人こそ、インフルエンザの合併症が出て重症化します。普段から薬を飲まない人は、めったに重症化になりません。
中医学の代表的な治療法:鍼灸と漢方薬は免疫力を強化するやり方です。だから、中医学の治療は副作用がなくて、免疫力が強化されるので、どんどん風邪を引かなくなります。
西洋薬は逆。
抗生物質・抗ウィルス薬で治せば治すほど、風邪を引きやすくなる!
なぜ子供の風邪を病院の薬で治すと、風邪を引く回数が年々増加しているのか?その理由がわかったでしょう。
繰り返しますが、病気を治す王道の法は免疫力を高めること。人間の免疫力はもともとすべての病気を治せる力があります。治せないのは、免疫力が弱っているから。
よく医学誌に乗っている論文だから、信ぴょう性が高いと思い込む人がいます。残念ながら、論文で出した結論は、数年後に打倒されるのが西洋医学の特徴。
西洋医学は発展したと言うけど、実際に発展したのはテクノロジーだけです。テクノロジーは技術で、科学理論ではありません。
日本のノーベル賞をもらった学者すら、サイエンス誌の9割は嘘だと言ってました。
また、医学誌に乗ったからと言って、それが本当だとは限らない。日本のSTAP細胞騒動、まだ覚えていますよね?ほかにも高血圧の薬:ディオバン事件 – Wikipediaがあります。
医師、研究員が製薬会社の有利な方向に向かって、論文を書くのは公になったことです。こんな論文を信じ込むあなたは、大丈夫でしょうか?
世の中に、コクラン共同計画 みたいな製薬会社と利益関係がない組織があって良かったです。本当の事を伝えているから。ところで、日本ではいまだに処方されて、全世界の8割のタミフルを消費しているデータもあるそうです。
嘆くしかない現実です。
以下はタミフルを無効性と害をコクラン共同計画組織が暴露したニュースと論文。読んだあとに、タミフルを使うかどうかをもう一度考えてください。
コクランレビューで、タミフルの効果は限定的で有害性があると指摘、使用指針の見直しを求めBMJ(英国医師会雑誌)と共同声明を発表
*1:鄭智城先生の紹介は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外) をご覧ください。
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