急性膵炎後、食べるとお腹が張る、便秘ぎみは小承気湯+千金苇茎汤+鍼で治った。

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こんにちは、李哲です。
中国河南省石家荘市の女医、張静中医師1の症例急性胰腺炎的的康复治疗(2024年08月27日発表)を翻訳しました。暴飲暴食で急性膵炎になったあとの子どもを治した内容、参考になると幸いです。


患者さんは男の子、19歳。

海外留学して、毎日自炊生活をしていました。でも、ご飯作るのは好きではない。 また欧米の食事が慣れてないから、1回作って何食も食べるような感じでした。今回は夏休みで帰国、彼のお母さんは迎えに行って、最初にやったのが料理屋さんに連れて行ったこと。めちゃくちゃボリューム満タンの料理を4つも注文しました。

お母さんはダイエット中だから食べない。息子さんは食べるのが好きだし、また食べたくてしょうがない。浪費するのも駄目だと思って頑張って全部食べたら、お腹が痛くなっりました。痛すぎて頭で汗をかいて、お母さんは慌てて病院へ搬送。

診断名は急性膵炎

1週間入院した後いろんな検査をして、病院の先生は退院をおすすめしました。でも男の子は「自分がまだ完全に治ってない」と言っています。病院の先生が言うのは「全ての指標が正常になってます。もし何か不調がありましたら、養生で様子を見てください。」

李哲の説明:
患者さんが辛いというのに西洋医学は治ったと言っています。どちらが正しいでしょうか?答えは明らかに西洋医学が間違っています。なぜなら、現在の西洋医学の検査機器では、体の全部が分からないからです。

病気の原因が分かるところか、検査自体が患者さんにとって百害あって一利なし。
以下の記事で詳しく説明したので、参考になると幸いです。

健康診断は全く無意味!誤診が多くて、病名を作り出して患者数を増やす。健診は患者を恐怖と不安にさせるだけ!

彼はしばらく養生したけど、お腹の不調はずっとあるような感じでした 。具体的にいうと、少し食べるとお腹が張ってよく便秘になる。彼の話で言うとお腹が詰まってる。また彼は時々咳をしてました。

私「咳するのは喉が痒いからですか?もしくは 喉に違和感があるから?」
彼「お腹が詰まって、咳をすると気が通るような気がします。」

私はお腹の検査をしてからお腹に鍼をしました。処方した漢方薬は小承気湯しょうじょうきとう千金苇茎汤せんきんいけいとう。その後 鍼を2回やって、3回目の時彼が言うのは「もう治ったと思います。」

私「治ったというのはどんな感じですか?」
彼「お腹の詰まりがなくなって、以前と同じようにたくさん食べてもお腹が張りません。良くなったかどうかは自分で分かります。」

李哲の説明:
治ったかどうかは、患者さん自分で分かります。西洋医学の検査結果なんか要らない。しかし、臨床では真逆のことが起きています。患者さんが辛いというのに西洋医学は正常だと診断。患者さんが辛くもないのに、西洋医学は〇〇病だと診断して薬を飲ませる。

以下の症例をご覧ください。中医学先生はしょっちゅう西洋医学の笑い話を見ています。

体がだるくて死にそうなのに、病院の検査では正常。漢方薬飲んでから、全身に力が溢れ出した男性。

私「今回なぜ病気になったか分かりますか?」
彼「食べ過ぎたのが原因です 。もう二度とこんな風に食べません。」

確かに、彼の急性膵炎は食べ過ぎが原因です!

李哲の説明:
食べ過ぎると急性膵炎になるだけではなくて、虫垂炎にもなるし、食靠れにもなります。腹八分目が健康な胃腸を作る。栄養過剰よりも、足りないほうが長生き! でも書きましたが、腹八分目が最高な食べ方。

どうしても食べ過ぎて苦しくなったら、漢方医に診てもらうか、もしくは鍼灸医を探すことです。以下は私の経験談。参考になると幸いです。

食べすぎてお腹パンパンだったのに、鍼を刺したら30分後にはお腹が平になった

(おわり)

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