「健康」の定義すら分からない西洋医学
こんにちは、李哲です。
今日はあら捜しが得意で、病名を次から次へと作り出し、誰でも患者のレッテルを貼りたがる健康診断について話します。
最初、一つ知ってほしいのがあります。
健康診断は病気があるかないかを判断するもので、あなたの健康状態を判断するものではない。
なぜ健康かどうかが判断できないのか?
西洋医学には、健康に対する定義がないからです。不思議な話だけど、西洋医学には何千種類の病名があるけど、健康に対する定義がありません!
「どんなときが健康ですか?」
病院の先生に聞いてみてください。
あなたの先生は、きっと答えられません。
病院の先生が知っているのは正常値と異常値、異常値なら何々病だけ。どんな状態を健康だというのか、勉強されていません。
ちなみに、医学教科書にはWHOの健康の定義があります。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。引用先:公益社団法人 日本WHO協会
これは何なんですか???
定義が抽象的で曖昧すぎます。
西洋医学の先生は漠然とし、患者も意味がさっぱり分かりません。
中医学の健康に対する具体的な定義
中医学は逆です。
正常な体(健康)の定義がある。
定義があるからこそ、病気であるかないか。また、病気が治療してよくなっているかどうかが判断できます。
ちなみに、中医学の健康な人に対する定義は以下の通り。
健康な方は、必ず6つの自覚症状がある。
満たしてない方は治療が必要。
患者さんの辛い自覚症状がなくなり、上記の6つの健康的な症状が出た時は、完治だと判断します。
6つの自覚症状は、以下の記事でご確認ください。
無意味で害が多い健康診断
正確性に欠けて、誤診が多い
健康診断が無意味だと言うのは、誤診が多いのが一つの理由です。
一つ例を例えます。
1枚のレントゲン写真を3人の先生に見せると、3つの違う病名が出てきます。
あなたは信じられなーい表情をするかも知れないけど、これは臨床でよくある話。アメリカの有名なお医者さん、ロバート・メンデルソンは関連著作で痛烈批判していました。以下は一つ、ぜひ女性たちが見てほしい本です。
西洋医学の健診の不正確さ、デタラメさを私が説明するより、ほかの西洋医学の先生が書いた記事が良いかも知れません。この西洋医学の先生すら、適当に診断する先生たちを「ヤブ医者」だとボロクソ言っています。
医療被爆で癌になる
健診で1番多い画像検査はレントゲン写真です。
他にあるのはCTスキャン、MRIなど。
レントゲンの被爆は、言うまでもない。
CTスキャンは、レントゲンよりも更に強力な被爆装置。なるべくやらない方が賢明です。
西洋医学は良く「医療被爆は少ないから大丈夫」だと言うけど、決して少なくありません。また、毎年恒例の被爆は消えず、積み重ねて年々増加していきます。以下はアメリカの医療データ、参考にしてください。
偽の安心感を与えて、治療のタイミングを逃す
西洋医学の健康診断は、偽の安心感を与えるだけです。アメリカの漢方医は以下の記事で痛烈批判していました。
本当に辛い症状があるのに、検査しても異常なしだと言われるのは珍しくありません。軽い病気だったらいいですが、重い病気、例えば心臓疾患の場合は、治療のタイミングを失って死にます。以下は心電図検査で正常だと診断されたのに、数日後に心筋梗塞で急死した遺憾な例です。
検査で体調不良、死亡
検査するだけで死ぬ?
大笑いされるかも知れませんが事実です。
一般的な血液検査・レントゲン検査ではもちろん死にません。しかし、CTスキャンに使われる静脈注射、造影剤は危険性に溢れたもの。
ニハイシャ先生の診療所では、すでに何人かの死亡者が出ています。関連記事は以下をご覧ください。
死なないけど強烈な副作用を残す検査方法もあります。
代表的なのはバリウム検査。
西洋医学はバリウムを飲ませたあと下剤を飲ませて出しますが、みんな順調に出るとは限らない。私は何人かの患者さんを診ましたが、バリウムが胃腸に残って気持ち悪いと言ってました。解決策としては、足つぼもしくは鍼灸。以下は一つの症例、参考になると幸いです。
今の健康診断で、主力になっていうのが癌検診です。
早期発見・早期治療が西洋医学のキャッチコピー。
早期発見.早期治療が有効なら、癌(悪性新生物)で死ぬ人は減るはずです。しかし、以下の文部科学省の統計データをご覧ください。なぜ癌の死亡者数は、どんどん増えているのか?皆さんは疑問だと思いませんか?
▲ 平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況より引用
男性の前立腺がん検診、女性の乳がん検診に関して、アメリカの漢方医:鄭智城1先生は、以下の記事で痛烈批判していました。がん検診で死亡数が減るところか、逆にED・尿シッキンになる男性が多いからです。
病気が見つかっても、何一つ治せない
つらい症状があって健康診断したところ、いろんな病名をもらうかも知れません。次は良くある症状を例にして話します。
胃痛・胸焼けの症状があって、検査したらピロリ菌陽性が出ました。
ピロリ菌は胃炎・胃がんの原因だと言われ(この説は推測)、ピロリ菌の除菌を行いました。菌はなくなったはずだけど、胃痛はまだ治っていません。なぜなら、胃痛の原因はピロリ菌ではないからです。
このような患者さん、私は何人も診ました。
以下は一つの症例、参考になると幸いです。
血尿の例をみてみます。
血尿がある時、西洋医学は精密検査を勧めます。腎臓がん・膀胱癌なのか、ただの炎症なのか、診断してから手術・投薬などの治療をします。
癌の場合、手術すれば治るものか?
残念ながら、そうでもありません。以下は一つの比較例。
皮肉なことですが、1番簡単な風邪から重症の癌まで、西洋医学が治せるのは何一つありません。
「いや、違う!鎮痛解熱剤、ステロイド剤、咳止め薬、胃腸薬、抗がん剤…治せる薬はたくさんあるよ!」と反論する方。あなたは間違っています。西洋薬は治すのではなくて、症状・検査値を抑えて治ったように見せかけるだけです。体内環境はまったく治っていません。
また、治るなら、なぜ30年~40年も薬を飲み続ける患者さんがいるでしょうか?治ったら薬いらないですよね?
あら捜し、もっと多く”患者”を見つけるのが健診の役割
西洋医学のいわゆる正常値は徐々に下がっています。もっとも顕著なのは血圧。高血圧に関して、私の患者さんは言ったことがあります。
「30~40年前は年齢+90が正常値だと言われたけど、今は一律130ですね…」
つまり、30年前は70歳の人が160でも問題なかったこと。しかし、今は130超えると薬を処方されます。まるでこの30年で人間の体が変わったように。
なんで正常値が修正されたのか?
理由は単純です。
基準値を下げると患者人数が増えて、高血圧症の薬が売れるから。
日本人ジャーナリストも深刻な医療問題だと取り上げていました。
健康診断で聞いたこともない病名だと言われたとき、ビックリしないでください。なぜなら、新しい病名を作るのは製薬会社の得意分野。病名があってからこそ、製薬会社の薬が処方されるからです。
PMS(月経前症候群)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、骨粗しょう症、アルツハイマー… …すべて製薬会社が作り出した素晴らしい病名。
本来だったら国民の健康を守るための健康診断制度。それが、新たな災難になっています。〇〇病だとレッテル貼られる人が増えて、薬がバカ売れ。製薬会社がウハウハ、患者さんは苦しみの杭から逃れない。次から次へと診断名をもらって、死ぬまで薬を飲まされる。
海外の医学研究者は、病名を次々と作り出す製薬会社のやり方を暴露しました。以下の本、あなたも一度見たほうがいいです。
不安・恐怖を与える
病気は何一つ治せないくせに、異常値・病気を探して患者さんを脅かすのは得意。
健康診断のせいで、多くの患者は診断名を聞いてから恐怖に陥っています。特に癌だと言われた人は、意気消沈で食欲がなくなり、眠れなくなって、「もうす死ぬんだ!」とビクビクしながら生きています。
中医学理論で言うと、「恐傷腎」。
直訳すると、恐怖は腎臓を傷つける。
在志为恐。恐伤肾,思胜恐。
引用先:『黄帝内経・素問・陰陽応相大論第五篇』
また、中医学の理論でいうと、腎臓には人間の生きる力.寿命を潜んでいます。つまり、恐怖が多いと寿命が縮まります。
恐怖の力は、腎臓にどのくらい害を与えるか、有名な歴史物語があります。
マリー・アントワネット。
16世紀フランス革命の時の王妃、亡命のとき怖くて、一晩で黒髪が真っ白になりました。
中医学で言うと、髪の色は腎臓が管理してる。
腎臓が弱くなったとき、白髪が増える。言い換えると、白髪が増えたことは、腎機能が弱くなったことを示す。
彼女が亡命のとき、どれだけ怖がっていたか皆さんは想像できたでしょう。彼女が味わった恐怖が、今の健診した患者の夢に出るわけです。
病院に行くと脅かしと恐怖、
こんな生活は生きて楽しいですか?
健康で長生きできそうですか?
みんな天寿の前に、途中であの世行きになります!
物語①診断名を聞いて失神した患者
健診で脅かされた患者たちの物語を見てください。
みんな当院の患者です。
診断結果を聞いて2回も失神した患者
一人の女性、大きな子宮筋腫があります。彼女は最初の健診で引っかかりました。そして、10cm以上も大きいと言われた瞬間、彼女は失神して気を失いました。
気を失ったのは、1回だけではありません。彼女は病院の検査で、2回も失神。
「手術しないと不正出血で危ない」と言われたけど、彼女は自然療法を探し、足ツボ.整体などを始めたのです。彼女の詳しい施術記録は、以下の記事に書いてあります。
「手術しないと絶対悪化する」と脅かす病院の先生
1ヶ月半くらい経って、彼女は有名な大学病院で再検査を受けました。病院の先生は、前の画像と今回の画像を見て不思議な顔をしてました。
そして、彼女に話したのは、「ちょっとは小さくなったね。でも、手術しないと来年は絶対大きくなるよ!」
これ、脅かしですよね?手術以外にも解決方法があるのに、先生は手術しないと危ないという。紹介しようともしない。(ほかの療法は、わざと知らないふりをしてるだろう)
自然療法で小さくなったのは、いけないことですか?
患者の子宮筋腫が「勝手に」小さくなったのは、大学病院の先生にとって、そんなに嬉しくないことでしょうか?
自分が治せないくせに、ほかの療法はみんなデタラメ、こんな先生は最低のBullshit!
物語②乳がんの疑いがあると言われ、数日も眠れなかった女性
当院の一人の女性患者。
彼女は会社の健診で、乳がんの検査項目で引っかかりました。一緒に引っかかったのは、会社の同僚数人。2回目の検査しても、みんな写真では影があって、乳がんの疑いがあると言われました。
3回目。
違う大きい病院で検査して良性だといわれた時、みんな抱き合って「良かった!良かった!」と泣いたそうです。
彼女たちが検査結果を待つ数日間、恐怖と不安で眠れなかったこと、先生は知らないでしょう?健康診断は健康になるためですよね?
こんなに眠れないほど心配したら、健康になれますか?
乳がんはマンモグラフィーなどの画像診断がなくても、問診だけで分かります。条件は中医学の先生に検査してもらうこと。なぜなら、中医学しか乳がんの原因を知らないからです。乳がんの本当の原因は、ニハイシャ先生2論文をご覧ください。
ゴロゴロ理論が変わる西洋医学は信用できない
西洋医学の理論がどれだけ変わるのか、以下で例をあげます。
1.盲腸(虫垂)は必要がないから、取っても良いと言われたけど、盲腸(虫垂)はコレステロールを調整する大事な作用がある事が判明できました。ほかには、免疫システムとしても働きます。
この「虫垂」という臓器は、長いあいだ役割がはっきりせず、「進化の過程で機能が失われた、ムダなもの」と思われてきました。ところが最近の研究で、虫垂にはたくさんの免疫細胞が住んでおり、健康と深くかかわる「腸内フローラ」が良い状態に保たれるよう働いている可能性があることがわかってきました。
2.コレステロールは研究結果は、以前と真逆の結論が出ている。悪玉菌を減らしすぎるのも良くないと言われます。
悪玉菌には悪いイメージがありますが、私たちの身体に大切な働きをしてくれる必要不可欠な存在です。 その働きは、肉類などのタンパク質を分解して、便として処理排泄するという動物にとってなくてはならないものです。
3.乳酸菌、ヨーグルトは体に良いと言うけど、今はまた真逆の研究結果が出ています。詳細は以下の記事をご覧ください。
こんなにゴロゴロ変わる医学理論、科学的だと威張る西洋医学の診断、あなたは信じられますか?
ちなみに、ここ数千年間、中医学理論はまったく変わっていません。なぜなら、人間の体は変わってないし、中医学理論は科学的で正しいからです。
健康診断より、自分の体の声を聞くべき
検査値であなたが正常だと診断する医学は、信用してはいけません。辛いかどうかは、あなた自身が一番分かります。
- 最近ご飯が美味しくない。
- 最近悪夢を見ることが多い。
- 最近手足が以前より冷えやすくて、寝付けられなくなった。
このようなつらい症状、病院の機械で分かりますか?
人間であれば、必ず自覚症状があります。システムに問題が出たとき、体は必ずSOS信号を出して、自覚症状としてお知らせしてくれます。
健康診断でOKだと言われても、自覚症状があることは、治療が必要であることを示します。漢方なり鍼灸なり足つぼなり、辛い自覚症状を治してくれるところを探すべき。
自覚症状がすべて治ったけど、健康診断で「〇〇病の可能性有」と言われた時は、アッハッハと耳から流せばいいです。
つらい症状を治してもくれてない医学は、診断する資格もありません。
(おわり)
鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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