こんにちは、李哲です。
鍼の即効性が現れた簡単な症例を紹介します。
2022/11/22
40代の女性、常連さん。
主訴は、右腕の筋肉が痛い。
肘から手首にかけて外側と内側、両方痛くて回せない。
彼女が痛いと示した部位から分析すると、大腸経と小腸経。関連の手三里・腕骨・外関を刺して瀉法を行いました。痛みは減ったけど、ゼロになってない。着替えして漢方茶を飲むとき、彼女は手首と肘が気になって触っていました。

このまま帰らせるのが申し訳ないので、彼女にもう一度質問しました。
「痛いところを指してください。鈍い痛みですか?鋭い痛みですか?」
確認したあと、彼女が右手でお茶を飲むとき、左手の二間穴に鍼を刺して少し回しながら、彼女に話しました。「右腕を動かしてみてください。肘あたりと手首の痛みはどうですか?」
右腕を動かしてみた彼女はビックリしていました。
「外側の痛みはほとんど消えました!小指側も少しは痛いけど、だいぶ良いです。何年間の鍼治療に通って度々驚いたけど、今回も鍼の凄さを実感しました!」
二間穴に鍼を刺して回したのは、わずか数秒。これで彼女をずっと悩ませた腕の筋肉が痛いのが消えました。最初から二間穴を使ったら、ほかのツボは要らないのではないか?と反省もあります。
ツボは奥深いです。
鍼灸師としてもっと勉強しないとダメですね…
ちなみに、彼女は3週間に1回のペースで鍼治療に来ています。3週間も空いてあるので治療というかメンテナンスです。持病を緩和させる、今ある辛い症状を改善もしくは治す感覚です。子宮筋腫・長年の便秘などは一回で治せないけど、痛みに関してはほとんど1回で完治もしくは著しく軽減できます。
右腕の筋肉が痛いシンプルな症状、二間穴一つで治した症例なので短く書きました。鍼の即効性を分かってもらえると嬉しいです。どこかが痛くなったら、近所の鍼灸院で治してもらってください。鎮痛剤を飲むより効果的で副作用がありません。
(おわり)
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