
こんにちは、李哲です。
本場の中国鍼を活用し、多くの方の痛みを解消してきました。今回は、右腕の痛みが再発した症例と、鍼1回で改善した事例を紹介します。腕の痛みでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
以前、パソコン作業で生じた腕の痛みを鍼で改善した事例を以下の記事で紹介しました。手首回すと痛いのは、鍼1回でほぼ治った(整形外科よりも鍼の方が確実に痛みを治せる)
今回はその続編として、再発した右腕の痛みをどのように治療したのか、詳しくお伝えします。
右腕の痛みが再発した症例:鍼1回で劇的改善
症例日付: 2021年2月3日
患者: 40代女性
この女性は、2週間前に右腕の痛みで来院。初回の鍼治療で痛みが大幅に軽減したものの、帰宅後に痛みが再発してしまいました。期待していた完治には至らず、原因を詳しく探ることに。
治療の詳細
患者から痛みの状態をヒアリングし、今回は以下のツボに鍼を施しました:
- 曲池(反対側)
- 外関(補法)
15分後、患者に痛みの変化を確認したところ、「まだ痛い、ほとんど変わっていない」との回答。
そこで、ツボはそのままに、瀉法に切り替えて鍼を操作。再度、痛みの状態を尋ねると、
「え?ほとんど痛くない!鍼って本当にすごい!」と驚きの声が。
さらに15分の置針後、鍼を抜いた時点で痛みは完全に消失。万が一再発した場合も、同じ手法で対応可能です。
関連症例:右腕の痛みが鍼1回で治った【一例】
なぜ鍼で右腕の痛みが改善するのか?実証と虚証の違い
右腕の痛みには、実証と虚証の2つの状態があります。
- 実証: 急性の痛みで、1つのツボで治療が可能なシンプルな状態。
- 虚証: 時間が経過し、実証が虚証に変化した複雑な状態。虚実が混在するため、治療には経験と技術が必要。
この症例では、初回治療後に痛みが再発したことから、虚実が混ざった状態と判断。補法から瀉法に切り替えることで、複雑な痛みを効果的に解消しました。
過去の記事でも、鍼が痛みや不定愁訴に有効な理由を詳しく解説しています。
鍼が痛みを治すメカニズム
早期の鍼治療が重要!鎮痛剤のリスクを回避
腕の痛みやぎっくり腰などの急性症状は、初期の実証段階で治療すれば、1~2回の鍼で簡単に改善します。しかし、時間が経つと虚証が混ざり、治療が複雑化。
さらに、鎮痛剤の長期使用は肝障害や腎障害のリスクを高めます。鍼治療は副作用がなく、早期に痛みを根本から改善できる選択肢です。
関連症例:西洋薬で腎不全になった患者
鍼治療の他の成功事例
右腕の痛み以外にも、鍼で改善した症例を紹介します。
まとめ:右腕の痛みは鍼で早期解決
右腕の痛みが再発しても、鍼治療なら1回で改善可能です。実証・虚証を見極め、補法・瀉法を適切に組み合わせることで、複雑な痛みにも対応。
「腕が痛い」「右腕の痛みが治らない」とお悩みの方は、ぜひ鍼治療を試してみてください。早期治療で、鎮痛剤のリスクを回避し、健康な生活を取り戻しましょう。
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